3Dプリンター銃 正規品が売れなくなるから禁止になる(余談:バックの日本語垂れ幕に笑った)

3Dプリンター銃がアメリカで公開されました。

まぁすぐに訴訟が起きて差し止められましたが、アメリカの「銃の所持は市民の権利である」意識はいまだもって理解できません(笑)

基本的に相互不信・政府不信で己の身は己で守るという文化がかつての西部劇のような時代から脈々と受け継がれているのでしょう。

あんなけ銃による被害が出てるんだからさっさと禁止すりゃいいのになぜやめない???と日本人なら思ってしまいますが、断固やめない。

この辺の感覚は日本人には理解できん。

ほんと不思議。

それはそれとして、この製造番号もない、誰が買ったかも所持してるかも分からない3Dプリンター銃はさすがに禁止されるだろうと思います。

 

理由は、製造番号もないという匿名性に加え、銃会社が困るからです。

正規品が売れなくなったら銃会社の売上が落ちます。

トランプ大統領の支持基盤である全米ライフル協会もさすがにこの件では反対してます。

公式声明では「3Dプリンターで作ったかどうかはともかく、そもそも検知不能なプラスチック銃は30年前から製造も所持も販売も出荷も全面的に禁止されている」という文脈で反対意見を表明。(ソース:NRA Statement on 3-D Printers and Plastic Firearms

なるほど、そりゃそうだ。

ややこしいのは争点が「表現の自由」をめぐって争われている点でしょう。

ネットで公開するのは「表現の自由だ!」という主張ですね。

作った瞬間、犯罪になるのに製造データの公開は「表現の自由」だから合法。

意味が分からん(笑)

一部の使用者は「とにかく銃を持つ選択肢が増えるのは良いことだ!」なんていうかもしれませんが、全米ライフル協会だって使用者だけでなく、製造者もいます。

製造者側からすれば製造を独占できる既得権が侵害されるわけですから嫌がるでしょう。

全米ライフル協会の意見もなかなか面白い。

プラスチック銃は暴発の危険あるよ、そんな不確かなもの欲しいか?とか、禁止して騒ぐと逆に広まるからほっとけ的な意見。

言われてみりゃそうかもしれませんね。

もし解禁されるとしたら、3Dプリンター銃にも製造番号を付与するよう法改正すべきとか、3Dプリンター製造を免許制にすべきとか、そういう方向なら解禁もありえません。

ただ、そうなると全米ライフル協会が言う通りになるかもしれません。

ハンドメイドでプラスチックみたいな柔い素材で作った銃なんて危なくて使えませんよ、うちで作った丈夫かつ信頼性のある銃を買いなさい!という主張。まぁそりゃそうです。

どちらにせよ、禁止になる可能性の方がたかそうです。

犯罪組織に渡る可能性もありますが、犯罪者だっていつ暴発するか分からない銃より密売で入手する銃の方がいいでしょう。3Dプリンターだって素材だってタダじゃないですし。

テロリストなんて武器の入手経路がふんだんにあるわけですし、好き好んでプラスチック銃なんて使いません。

むしろ影響があるのは、ぼちぼち経済発展していて(=3Dプリンター産業が発展する素地があり)、銃の所持が徹底して禁止されている国でしょう。

つまり、日本やEU、カナダ、韓国、台湾、ASEAN諸国などなどです。

中国やロシアもかなりヤバいでしょう。

逆に米国は銃が簡単に持てますから市場原理に従ってプラスチック銃は追い出されます。

全米ライフル協会の主張も、市場原理にしたがえばプラスチック銃なんて流通しない、という主張です。

おっしゃる通りだと思います。

うんうん、正しい。

・・・

あのですね、米国はいいよ、それでも。

もうちょっと他国の迷惑を考えていただけませんかね?と言いたい。

ほんと勘弁してほしい。

次のネックは銃弾の入手でしょうから、それも3Dプリンターとかで作れるようになったら結構ヤバい。

中国みたいに製造業が発達していて、民衆の不満がたまってる国なんて不安で仕方ないでしょう。

ウイグルやチベット、内モンゴルでプラスチック銃で武装した反政府組織が誕生してしまうかもしれません。

一度データが流出してしまえば、あとから規制しても手遅れ。

まさか中国の内乱を煽るトランプ大統領の深謀遠慮か!?

・・・

ま、それはさすがにないか。

どちらにせよ、また新たなトランプ批判ネタが投下されました。

しばらく大炎上してくれることでしょう。

もめるネタが多すぎて、ロシア疑惑とか不倫の口封じとかその他もろもろの批判ネタが注目されなくなりそうですね。

ここまでスキャンダル?だらけなのに共和党支持者からの支持率が8割以上ですから凄まじい。

ま、どちらにせよさすがに公開は禁止でしょう。

世界の迷惑なので早く確定させてほしいものです。

それはそれとして、笑ったのはバックに日本語で祝福の垂れ幕があること。

バックに「祝 入営 館原芳夫君」の垂れ幕が(笑)

誰やこいつ。

思わずお茶吹きだしそうになったわ。

こういう目立ち方は本当に勘弁してほしい。

右奥の髭面のアジア人が芳夫君なのかもしれませんね。

変な人がいるもんです。