米朝会談が破綻したら米朝双方が文在寅大統領に責任転嫁するかも

ボルトン大統領補佐官が、金正恩が1年以内に非核化の意思を示していたと明らかにしたとのこと。

最近、外交交渉の内容を暴露するのが流行っているのでしょうか?

これを見て「北朝鮮は非核化する意思があるって言ってるじゃないか!制裁解除してあげればいいんだよ!!」なんて言う人がいますが、私には破綻しそうだから今から言い訳をしているようにしか見えません。

つまり「相手が非核化するって言ったからこっちは首脳会談して交渉開始したんだよ。騙されたとか失敗したとか言ってあんまり責めないで~」という言い訳です。

特にやべぇな~と思ったのが「”文在寅大統領から”金正恩は1年以内に非核化する意思があると聞いた」というフレーズ。

 

嫌な予感しかしない。

北朝鮮が「そんなこと言ってない」と突っぱねたら、米朝会談をさせるために文大統領は嘘をついたのか!?みたいな話になりかねない。

厳密には、文大統領が「1年以内に非核化を成し遂げよう」と呼びかけ、金正恩が「はい」と応じた、というやりとりを受けて「”文在寅大統領から”金正恩は1年以内に非核化する意思があると聞いた」となったわけです。

微妙ですよね~~~~。

このやりとりで「北朝鮮は1年以内に非核化する意志を明らかにした」とは言いづらい。

北朝鮮側の発言なんて「はい」だけですから。さらにはまた聞きの伝聞情報です。

このやりとりを公開した意図としては、米国が非核化に向けた動きをとるよう北朝鮮に圧力をかけるためと解釈できますが、もし破綻したら文在寅大統領に騙されたと責任転嫁できそうにも思えます。

北朝鮮側が、「1年以内に非核化するなんて言ってない。我々は終始一貫して”時間をかけて”信頼醸成をしながら段階的非核化と制裁解除を呼び掛けてきた」と言い出したら韓国は米朝から嘘つき呼ばわりされることになります。

ここで文大統領が「騙したのは北朝鮮側だ!確かに1年以内に非核化しようと呼びかけてYesと言ったぞ!!そんな態度なら対話やめて斬首作戦実行だぁー!!」とブチ切れてくれたら頼もしいのですが、まず間違いなく右往左往すること間違いなし。

平和が大事、平和が大事と北朝鮮のご機嫌取りに終始することでしょう。

右往左往ならともかく、今までも遠回しに米国の強硬姿勢が問題、米国側が妥協すべしというメッセージ(というか懇願)を色んな場で匂わせていましたから、隠していた反米感情を炸裂させて中朝側に猛ダッシュするかもしれません。

盧武鉉大統領の失敗を見て学んだんでしょうが、なるべく反米と受け取られる行動や発言を隠していました。しかし、文政権の本音は「交渉が進まないのは米国が悪い、米国が譲歩して先に経済制裁解除すべき」でしょう。

終戦宣言でも出したら抑えが効かなくなって、北朝鮮側に突っ走りそうで心配です。「終戦宣言も出たし、非核化は米朝間で進めてください。南北は勝手に文化交流、経済協力をします。お互い別々で進めましょう」とか言い出しそうです。

というか、文政権がやりたいことはそれでしょう。

そうなってもうまく利益が出れば良いですが、北に金と資材を巻き上げられて、なんら利益を得られなかったら最悪です。ただでさえ経済が弱まっているのに、北朝鮮にまで搾取されたら韓国経済崩壊に拍車がかかるだけ。

文政権の支持率が下がり(だとしてもまだまだ高い)、さらには支持理由が「南北対話の再開」以外なくなってきている状態。

文在寅大統領が、「経済制裁の失敗」という不支持理由の改善のためではなく、唯一の支持理由である「南北関係改善」を死守するために、どんどん南北外交へのめり込んでいきそうです。

結果は韓国経済崩壊と、赤化統一。

赤化統一まではまだまだ無理でも、「赤化混乱」くらいは起きえます。

社会主義的政策を乱発して韓国を再起不能にまで叩きのめす。これが赤化混乱です。

赤化統一がありえるとしたらそのあと。

さすがに韓国が滅ぶことはないと思っていましたが、このままいったらマジで滅びるんじゃないかと不安になってきました。

文大統領は「南北に平和を定着させて、共存共栄を成し遂げ、民族史に歴史を残すんだ!!」と、ウキウキして平壌に行くつもりなんでしょうが、、、。

もうね、不安しかありませんよ。

なんであんな凶悪極まりない独裁国家にのめり込むのかまったく理解できない。

とにかく「非核化なくして制裁解除なし」と「韓米の緊密な連携」を忘れないでほしいと祈るばかりです。