「米朝決裂は日本の陰謀」という残念な責任転嫁

「米朝交渉決裂は日本が黒幕」説の疑問

ニューズウィーク2019年5月21日号に、米朝交渉決裂は日本せいだ説に疑義を呈する論説が掲載されていました。

米国のせいにもできず、北朝鮮のせいにもできず、さりとて文在寅大統領のせいにももちろんする気もなく、じゃあ責任転嫁しても差し支えない日本のせいにしよう!というところでしょうか。

残念な人たちです。

寄稿している木村正史氏もこう述べています。

・・・北朝鮮の非核化プロジェクトを成功させるために、韓国政府はアメリカの野党・民主党系を含めた米国の外交エスタブリッシュメント、さらに日本も同プロジェクトの「受益者」になり得ることを強調し、支持を獲得するような努力を怠るべきではなかった。容易なことではないが、そのような努力をしない限り韓国のもくろみが実現されないことも明らかであった。

『週刊ニューズウィーク日本版 2019年5月21日号』P18

おっしゃる通りです。

その「支持を獲得する努力」が非常に難しいからトランプ一点張りで苦労から逃げ、失敗したら「日本のせい」でさらに逃げる。

もうどうしようもないですね。

だいたい日本に米朝首脳会談を決裂させるほどの力はありませんしね。

こうやって他人のせいにしているようでは、韓国が朝鮮半島情勢をコントロールすることなど夢のまた夢でしょう。