2019.05.16の日経プラス10で、米中交渉の4つのシナリオが示されていました。
まぁこの手の経済エコノミスト予想はだいたい当たりません。
なんらかの合意が結ばれるだろう、とういのがこの手の経済エコノミストの予想でした。
私もそうなれば良いとは思っていましたが、結局は経済合理性より安全保障の方が優先された結果が米朝決裂です。
米国だけの話ではなく、中国側も体制維持という安全保障のためには経済的な失血は容認する姿勢。
耐える中国といじめる米国という構図が数年は続きそうです。
つまりは、予想される4つのシナリオのうち、①か②の可能性が高くなるわけです。

はっきり言って④の完全合意の確率は2%くらいで、③の一部合意は10%くらいが妥当な確率だと思えますね。
そして米国株価もドル円も、①や②になったからといって、この予想通りになるとは思えません。
FRBの金融緩和という構想支援があれば米国株は上がるでしょうし、それに合わせて日銀が金融緩和に踏み切れば一方的なドル高にはならず、円安ドル高・日本株UPになります。
結局この予想は、日本や米国政府が何もしなければこうなるというだけで、あまり意味がないです。
結局、株価は中央銀行の方針が大きく影響するわけです。
投資の合言葉は「中央銀行には逆らうな」ですから。
この手の予想はあまりあてにならないと思います。