ベナTVの中央日報統一文化研究所イ・ヨンジョン所長の動画に日本語字幕がついていたので紹介します。
いちいち頷かされる内容のオンパレードで、非常にお勧めのネット番組です。
中央日報に平壌オデッセイというコラムを連載中。
参考までにイ・ヨンジョン所長の記事一覧のリンクを張っておきます。(https://news.joins.com/reporter/1232)(韓国語)
この番組で「ですよね~」と思ったのは、13分ごろの内容。
- 金正恩委員長の約束を聞いて、文大統領がトランプ大統領に非公式に伝えた。まるで金委員長の保証人になったかのよう。
- もしそれが嘘だった場合にどうするのか?
- 嘘がバレたときに、アメリカが攻撃しようとしてもそれを容認し、賛成する覚悟があるのか?
- その覚悟がないのであれば、保証人になるような真似をするべきではない。
- それは無責任だ。
おっしゃる通りです。
仲介役として保証人になるということは、約束を破った方に対して、懲罰を加えて責任を取らせるということになります。
理想を言えば、韓国が攻撃して非核化すると嘘をついたことの責任を取らせるべきですが、そんなこともできないでしょう。
少なくとも米国の攻撃を止めず、むしろその行為は正しいことだと国際社会に訴え、擁護する姿勢を示さなくてはいけません。
その覚悟もないのに「金正恩委員長の非核化の意思は揺るぎない」などと発言するべきではないでしょう。
金大中もそうでしたが、この北に対する「軽さ」が本当に心配です。
嘘常習犯の側に立って、「今度は本当だ。信じようじゃないか!」と周りを説得するために東奔西走する。
大丈夫か?
正気を疑うわ。
案の定というか、米国から結構強めの締め付けが始まったようです(参考記事:「韓国、もう単独行動はするな」 米国務長官、面と向かって不満表出)
軍事的な緊張緩和は進んだんですから、この辺でいったん止めて、北朝鮮の意味のある非核化措置が実行されるまで、現状維持で良さそうに思えます。
冒頭の中央日報統一文化研究所イ・ヨンジョン所長のような人が、国政に影響力を発揮してくれれば良いのですが、その真逆のような人が国家運営しているのが現状です。
本当にシャレにならんですよ。
親北・反日・反米の韓国という側面ばかりが強調されがちですが、北朝鮮に対してシビアに見ているまともな韓国専門家もいるんだぞということを冒頭の番組を見て知っていただければと思います。