貿易戦争に勝者なしは嘘

「貿易戦争に勝者なし」という主張が散見されますが、これは嘘です。

「誰も得をしない」ということであればその通りですが、勝ち負けはあります。

こっちはマイナス10でも、相手にマイナス100を与えれたら勝ち。こういう思考回路です。

迷惑極まりないし、非生産的な考え方ですが、こういうのはよくあります。

 

安値競争によるシェア争いなどはその典型例でしょう。競争相手が耐え切れなくなって会社が倒産したりすれば、シェアを独占して暴利を貪る。よくあるパターンです。

4/4のNewsモーニングで放送されてましたが、貿易摩擦で最も損をするのはアメリカではありません。

中国やアジア諸国にダメージが大きい。だからガンガン通商圧迫しかけてくるわけです。相手の腕へし折れるなら、一発ビンタくらってもこっちの勝ち、みたいな感覚です。

目的は露骨で、「中間選挙に勝つために何か手土産もってこい。そうすりゃ攻撃やめてやる」ってことでしょう。

いや~、タチが悪い(笑)

中間選挙に惨敗してレームダック化したら、歴史に名を残すダメ大統領になりかねませんからトランプも必死です。

今のところ、米中貿易摩擦も双方が落としどころを見つけるだろうというのが識者の予想のようです。

これも今のところであって今後どうなるかは分かりませんが。

日本も訪米で拉致と北朝鮮問題だけでなく、通商問題も出てくるでしょう。

まぁ米国がTPP入ったらこうなるんじゃない?という条件で交渉すればよいと思います。

通商圧迫をやめる代わりに、農作物や牛肉、シェールガスを買うことになるんじゃないでしょうか?それは別に悪いことではないですし、問題ないと思います。

日本の農家を守れとか言い出す人がいるかもしれませんが、地球半周して持ってこないといけない不利な条件(輸送費分コスト高)なのに、米国の農作物と競争して勝てない方が問題でしょう。

全方位に関税爆弾ぶち込みまくるのはどうかと思いますが、こと中国に関しては米国以上に保護主義的なんですから文句を言われて当然です。

FacebookもTwitterもGoogleも全部追い出す。中国は他国の資産を好きに買えるのに、他国は中国の土地や企業を買うときにえらう制限を加えられる。

こんな不平等を他国に強要してるのに、中国は自由貿易を擁護するとか豪語するんですから笑えます。

まぁ中国がバカでなければ、シェールガス買ったり、半導体買ったり、航空機買ったり、農作物買ったりしてうまく落としどころを見つけるでしょう。

もし本当に米国と正面からぶつかるようなことになれば、中国はおしまいでしょう。そうならないことを祈ってますが。

世界経済は絶好調ですから、バブルにならないようこういう政治的な揉め事で株価が調整されるからちょうど良いかもしれません。

誰がより大きくダメージを受けるか、というとっても後ろ向きな貿易戦争。

米国の中間選挙が終わるまで不毛な罵りあいが続きそうです。