瓦解を始める中国の一帯一路

今月の『フォーリン・アフェアーズ・リポート 2018年7月号』で、「一帯一路戦略の挫折」という寄稿が掲載されていました。

冒頭の要約は以下の通り。

中国はグローバルな開発金融部門で支配的な地位をすでに確立している。だがこれは、欧米の開発融資機関が、融資を基に進められるプロジェクトが経済・社会・環境に与えるダメージについての厳格な安全基準の受け入れを相手国に求める一方で、中国が外交的影響力を拡大しようと、その間隙を縫って開発融資を増大させた結果に過ぎない。しかも、中国が融資したプロジェクトの多くは、まともな結果を残せてない。すでに一帯一路構想に基づく最大規模の融資の受け手であるアジア諸国の多くは、戦略的にインド、日本、アメリカと再び手を組む路線へシフトしつつある。・・・

一帯一路戦略の挫折―― 拡大する融資と影響力の不均衡

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『韓国民主化から北朝鮮民主化へ』中国が拷問大国ということをお忘れなく

とにかく反安倍・反自民・反政権の人たちの困ったところは、やたらと独裁だと日本政府や政治家を批判するわりに、他国の独裁には異様に甘い、もしくは無視する姿勢でしょう。この辺は韓国も同じ病気を抱えています。

この病気のせいで、独裁国家の軍拡に対抗して、「仕方なく」こちらも軍事増強しましょうという至極当然の対応にさえ反対します。

現状認識と優先順位を決定する思考回路に著しい欠陥があるようです。

この辺がいわゆる”リベラル勢力”が日本でなかなか広がらない理由ではないかと思えます。どう考えても必要なことなのに、ポイントのズレた理由で反対されては、「この人たちは大丈夫か?」と不安になるのは当然。

政権を担える、健全なリベラル系の”責任”野党が生まれることを願うものとして、中国のヤバさを紹介しておきます。

つい最近のことで、中国が他国の人間に対して拷問をしている(そして今のやめてない)事例が『韓国民主化から北朝鮮民主化へ―ある韓国人革命家の告白』にあります。

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尖閣問題は台湾問題

尖閣諸島の領有権争いは台湾問題と深いつながりがあります。

あまりこういう視点は語られませんが、中国に対して尖閣諸島の領土問題に妥協が不可能な最大な要因でもあります。

あまり大きな声で言おうとはしませんが、中国は「尖閣は台湾の一部であり、台湾は中国である。ゆえに尖閣諸島は中国の領土である」と言っています。

こんなこと言われては、日本は尖閣諸島は中国の領土だと認めるわけにはいきません。認めたが最後、台湾は中国だと認めれるわけですから。

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『最後の「天朝」』北朝鮮と手を切ろうという学派

中国と北朝鮮は「血で結ばれた同盟」というステレオタイプの理解を神話だと一刀両断している本『最後の「天朝」――毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮(上)』『最後の「天朝」――毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮(下)』。

自由な言論がない中国でこういう意見が堂々と出ているということは、さすがの中国も北朝鮮の面倒を見切れないと悲鳴をあげている良い証拠と言えます。 “『最後の「天朝」』北朝鮮と手を切ろうという学派” の続きを読む

中国が危険な理由

中国はなぜ危険か?

理由は簡単。

外国より、内部の政敵の方が何十倍も恐ろしいからです。

この理由にピンと来ないかもしれませんが、具体的に考えてみると納得できます。

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