じわり広がる北朝鮮人権問題への言及

北朝鮮が人権問題に触れられることを嫌がっています。

良い傾向です。この傾向が広がれば人権問題を無視することができなくなります。

別に南北・米朝の対話ムードをぶち壊したいから言っているわけではありません。

いつかぶち当たる超重要な問題なわけです。

非核化と同じで、もし人権改善をやる気がなければ制裁解除もあり得ません。それを北朝鮮側に伝えておく必要があります。

太陽政策論者は「先易後難(簡単なことから、難しいことは後回し)」(『太陽政策―朝鮮半島の平和への道』P25)などと言いますが、難しいことを後回しにしたら交渉決裂が後回しになるだけで、その間に北朝鮮のサラミ戦術にやられて、経済制裁の解除など北朝鮮にとっての重要なことを奪われるだけです。

特に国連制裁などは一度解除したら中露の拒否権で二度と同じ強度の制裁は実現できなくなります。

難しい問題こそ先に争点化しておくべきです。それで交渉が破綻するのであれば、どちらにせよいつか破綻します。どうせ破綻するなら早い方が時間と労力も節約できますし、期待が裏切られてがっかりする精神的ダメージも小さくなります。

ということで、EUと日本が中心になって提出された「北朝鮮人権決議案」に対する北朝鮮の反応を見てみましょう。

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社会主義を捨てる気はまったくない北朝鮮

北朝鮮いわく、比べるまでもなく社会主義は資本主義より優れているそうです。

苦難の行軍を経て、実態は資本主義かしているという意見もありますが、仕方なく認めているだけで、北朝鮮当局が目指す社会体制は社会主義体制です。

社会主義に幻想を抱いている人は、別にいいじゃないかと言うかもしれませんが、配給制と結果平等主義(いくら働いても結果は同じ)が蔓延したら社会は停滞します。

それが冷戦を経て経験した、社会主義・共産主義という制度の欠陥なわけです。

が、それを捨てる気はさらさらないと北朝鮮は宣言しています。

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昔と変わらない北朝鮮「うんちゃら突撃隊が計画以上のほにゃららを達成した」

朝鮮中央通信で『朝鮮で増産突撃運動によって成果を収める』という記事がありました。

なんちゃら突撃隊がめっちゃ頑張って、計画以上の成果を出した!という宣伝扇動。相変わらずですね~と遠い目になります。

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ポンペオ長官訪朝の成果

ポンペオ長官の訪朝で豊渓里(プンゲリ)核実験場に査察を入れることが決定したようです。

う~ん、なるほど、その手があったか。

悪く考えれば時間稼ぎに使われている!となりますが、良く考えれば残留する核物質の種類や量でどの程度の核を持っているかが分かるかもしれません。

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対北朝鮮外交の定例行事 制裁強化と中露外交

最近、対北朝鮮外交がルーチンワーク化してきた感があります。

南北首脳会談前もそうでしたが、だいたい北朝鮮との交渉が始まる前には制裁強化や制裁の実行が発表されます。

今回はトルコ企業が北朝鮮との取引にかかわったと制裁対象に指定。

こんなのが続けばそりゃ北朝鮮も文句言うわな。(自業自得なので同情はしない)

北朝鮮は北朝鮮で、米朝交渉前の定例行事と化した中国訪問。今回はロシアも含めた三か国会談です。金正恩とプーチンの首脳会談も近そうです。

米国は米国で日本を訪問して「非核化まで制裁維持で一致」という声明を出すことでしょう。

このポンペオ訪朝で意味が分からない記事を出しているのがハンギョレ新聞です。

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