中国の排外主義は伝統

ちょっと古いですが、『週刊現代 2016年 12/24 号 [雑誌]』に、中国が自分の首を自らしめだした記事がありました。

外国人をA,B,Cにランク分けして、ランク外は国外退去処分だそうです。

このほど筆者は北京と上海を一週間回ってきたが、現地の日本人駐在員たちの口からは、「A、B、C」というアルファベットが鳴り止まなかった。

それもそのはず、この11月に外国人の管理を担当する国家外国専家局の「外国人来華工作許可工作小グループ」が、世界に例を見ない制度を突然、発表したからだ。

それは、来年4月1日から、中国に居住するすべての外国人を、Aランク(ハイレベル人材)、Bランク(専門人材)、Cランク(一般人員)に3分類するというものだ。

週刊現代 2016年 12/24 号 [雑誌]』 P60

投資の果実は得られたら用済みってことのようです。

このあたりは昔から一緒。

 

個人的に中国理解の必読書と思っている『暗黒大陸 中国の真実』にも似たようなことが書いてありました。

要点は、これ。

  • ただの広大な原っぱだった上海を世界有数の都市に開発したのは外国人。
  • 安全な上海に中国人は退去して押し寄せる。
  • 租界の外には外国勢力を追い出せ!という攘夷派(=ならず者)がいる。
  • 排外主義に火が付くと、ならず者に扇動された中国人が外国人は出ていけの大合唱が始まる。
  • ただあし、出ていくとしても、上海の資産はおいていけ。

昔から変わらないですね。今も一緒です。

ある程度投資をもらって成果が出たら、投資の果実は置いて中国から出ていけってことです。

結局は自分の首をしめるだけなのに、自国の不満を外にそらしてごまかそうとする手法は今も昔も変わらない中国の伝統なのでしょう。

人間だれしもそういう面はあるでしょうが、中国の問題がカオス過ぎて誰も正面から取り組む気がおきないのでしょうね。

外にそらしている方が楽ですから。中国もだいぶきな臭くなってきました。

北朝鮮の核心――そのロジックと国際社会の課題』で、アンドレイ・ランコフ氏が北朝鮮の今後のシナリオで、中国で起きたなんらかの混乱が北朝鮮に波及し、その余波で北が崩壊するというシナリオを提示していましたが、その可能性が順調に高まっているように思えます。

危険な香りがただよってきました、、、。