なぜか直近の歴史には注目しない保守とリベラル

保守界隈で歴史を見直そう!運動が活発です。

まぁ昔からこういう流れはあったようですが、「拉致被害者奪還!!」と叫ぶ方々が戦前の歴史ばかりに注目して、60年代後半から80年代までの歴史に注目しないのが謎です。

拉致ってその頃に起きたのに不思議なもんです。まぁ北がネット上でせっせと扇動している愛国路線のレールを走らされていると言えます。北が隠したい歴史には注目させず、日韓がもめる争点で世論を扇動しているわけですね。

日韓断交が北の戦略目標です。

北朝鮮や中国からしたら、戦前の歴史で論争してくれるほうがとってもありがたい。

何せ己の最悪な自国民虐殺が注目されなくなりますから。

戦前のことで歴史論争で負けても中国や北朝鮮は大してダメージを受けません。

近頃の保守はしょせん歴史論争で闘っている気になっているだけで、相手の有利な戦場に出向いて不利な戦いをわざわざやっている残念な人だとしか思えません。

南京事件と通州事件なんてその典型例。そんな暇あるなら毛沢東の大躍進と文化大革命でも勉強して、中国人のために中国共産党と歴史論争してあげる方がよほど建設的です。その方が中国ははるかに嫌がります。

日韓併合時代の是非を口角泡飛ばして論争する暇があるなら、北朝鮮の収容所で在日朝鮮人や日本人、韓国国軍捕虜が最悪な方法で殺されていったことをどう思うか日韓の歴史論争の争点にした方がよほど拉致被害者奪還に寄与します。

それができない時点で、中国と北朝鮮に戦略レベルで負けているといえます。

例えるなら占領しても意味がないところで無駄な消耗戦をしているわけです。戦域設定という作戦レベルで負けているようでは、いくら現場の戦場で勝利して、戦術レベルの勝利を積み上げても負けてしまいます。

もうちょっとそういう視点を持ってほしいものです。

苦言はこの辺にして、今では産経=反韓、朝日=親韓というのが世間の常識になっています。しかし、30年前くらいまでまったく逆だったことを韓国ウォッチャーの黒田さんが著書の中で書かれていました。

昔っから朝日が親韓だったかのような印象を持っている人が多いですが、朝日は昔っから一貫して親北朝鮮です。

 

過去が効用を持つ国々

このところ韓国で産経新聞批判が目立つ。歴史教科書をめぐる論調や対北朝鮮姿勢が気に食わないというのだ。マスコミを中心に「極右」とか「歴史歪曲を主導」といった非難が飛び交っている。支局への抗議や脅迫もある。

ところで相手の位置は自分の位置によって変わる。相手はじっとしていても自分の位置が変われば相手は右に見えたり真ん中に見えたり左に見えたりする。

近年の韓国マスコミの産経新聞批判がこれである。自分たちが左に振れてしまったせいか産経新聞が限りなく右に見えるらしい。

韓国マスコミあるいは韓国社会は、一九七〇年代までは産経新聞を日本マスコミの「良心派」として高く評価した。これに対し朝日新聞は「反韓的」と非難されたが現在は「良心的」として好まれている。

産経新聞は朴正煕政権下の経済発展、国造りを高く評価したのに対し、朝日新聞は朴政権を軍事政権として韓国の発展ぶりを評価しなかったからだ。

しかし最近は、朝日新聞は歴史認識でいわば「贖罪史観」に立って韓国の立場に身を寄せているため「良心的」となり、時に韓国とは異なる歴史認識に立つ産経新聞が非難されている。

また韓国社会は以前は反共・安保意識が強く北朝鮮の独裁体制には強い拒否感があったため、産経新聞の北朝鮮批判報道を大いに支持し、逆に北朝鮮に甘く韓国に厳しい朝日新聞を「反韓的」と批判した。

ところが最近は韓国社会が南北和解ムードで北朝鮮に甘くなったため、産経新聞と朝日新聞に対する評価が逆になった。

つまり産経新聞は昔から韓国の経済発展と安保努力を高く評価し、北朝鮮の独裁体制には強い疑問と批判を提起してきた。そして日本国内でも歴史認識を含め「保守正論」紙としての論調を展開するなど一貫した姿勢を維持してきた。

しかし韓国社会の変化によって韓国マスコミの産経新聞評価が変わり、今や「反韓的」と非難している。そして自分たちの主張に合う相手だけがいつも「良心的」となる。

韓国社会は政権の交代で歴史に対する見方が変わる。

現代史においても、一九八〇年代の全斗煥政権や盧泰愚政権に対し任期中は韓国社会や韓国マスコミはあれだけ支持し協力しながら、政権交代によって「民主化」の名の下に過去否定が始まると、まったく評価を変え、否定、非難となってしまった。

同じことが北朝鮮についてもいえる。たとえば金正日総書記に対し、それまで批判一辺倒だった韓国マスコミが、二〇〇〇年の南北首脳会談以来、評価を変え、批判はタブーになってしまった。

北朝鮮の内情でも、いわゆる進歩的な日本マスコミで昔、よく紹介された『朝鮮画報』的な「明るく元気で美しい北朝鮮」が、韓国マスコミでは今もてはやされている。

日本マスコミは昔、韓国マスコミから「北朝鮮の実態を伝えていない」とよく批判されたが、今度は自分たちが「それが北の姿」と盛んに報道している。

朝鮮戦争五十周年の二〇〇〇年、金大中大統領は記念演説で戦争責任について「スターリンの陰謀」とし、北朝鮮の責任を免罪している。そのうち「金日成主席は民族の偉大な指導者だった」となりかねない。

韓国では時代あるいは政治状況によって歴史認識が変わるのだ。

それに韓国も北朝鮮もあるいは中国も、半世紀以上前の日本との過去の歴史を「民族的な元気づけ」に使っている。昔話が現実的、政治的、外交的な効用を持っているからだ。日本の周辺はそういう状況なのだ。したがってお互い「歴史認識」を一致させるなどということはなかなか難しい。

(二〇〇一年四月)

韓国は不思議な隣人』 P12-15

この指摘が2001年です。

せっせと韓国批判をしている保守言論人はどれだけこういう変化を把握しているのでしょうか?

こういう構図を知っていれば、ネット上の嫌韓ネトウヨが誰か分かろうというもの。

昔っから韓国叩きしていたのは北朝鮮と朝鮮総連で、李承晩や朴正煕といった反共・保守が大嫌いです。

嫌韓ネトウヨの皆さんって、保導連盟事件などの李承晩の弾圧や、朴正煕時代のベトナム戦争なんかを取り上げて韓国批判するのが大好きです。

これって朝鮮総連が、戦後一貫してず~~~っとやってきたことです。

竹島問題で狂ったように騒ぐネトウヨさんたちが、何十年も日本全国津々浦々の沿岸で、北朝鮮の工作員が密入国を繰り返していたことには沈黙する。

不思議ですね。

まぁなんのことはない、左翼使ってやれなくなったから、右翼使ってネット上で同じことやっているだけです。

嫌韓ネトウヨアカウント=従北工作員アカウントです。

それに気づかず踊らされているのが在特会や日本第一党でしょう。

北朝鮮は、日本と聞くと感情的になる韓国人を韓国で大量生産しました。

日本でも同じことをやっています。

韓国とか在日とか聞くと感情的になる馬鹿な日本人を日本でせっせと生産中のようです。

北の手のひらで踊っているようでは拉致被害者奪還など夢のまた夢でしょう。

いい加減、こういうネット上で分断を扇動する北の情報工作に気づくべきだろうと思います。

関連投稿: