朝鮮学校問題がなぜ解決できないのか?

なぜ朝鮮学校問題が解決しないのか、分かりやすいように説明します。

朝鮮学校を盲腸で苦しむ子供とします。

手術しようとすると、

「あいつは盲腸だ!殺せー!!」

と、ありえない主張で手術室に乱入してくる右翼が絶好のタイミングで登場し、手術を邪魔します。

盲腸を直してほしいのであって、殺されたいわけではないですから「子供を守れ!」と、みんなで戦います。

右翼を駆逐したら、今度は今まで味方面していた連中が

「お腹が痛いのね?あぁ、なんてかわいそうなの!さぁ、祖国の懐に抱かれましょう!!」

と抱きしめて、よしよしとなぐさめてくれます。

しかし、盲腸の手術はしてくれません。

さらには「苦しんでいるのだから早く盲腸の手術をしましょう」というまともな人達に対して、

「おまえは隠れ右翼だ!ネトウヨだ!!差別だ!!レイシストだー!!」

と、暴言と暴力で手術室から追い出します。そうやって手術すれば健康になる子供が、腹痛に苦しみながら、どんどん衰弱していっているのが今の朝鮮学校の構図です。

この辺の構図は韓国も似ています。北朝鮮の人権問題に言及すると左派陣営から「極右バカ」呼ばわりされるそうです。韓国デイリーNKの2015/7/17の記事に書いてありました。

「分かるわ~、それ」と大変共感してしまいました。

こういう連中を「従北左翼」と言います。韓国で狂気じみた反日・反米言論をまき散らしているのは基本的この人達です。韓国も大変です。

私もネットで朝鮮学校問題についてヘイトスピーチ撲滅に取り組んでいる人達に協力を求めたところ「オールドタイプネトウヨ」と罵倒されました。日本でも韓国に負けず劣らず従北左翼は大量に存在しています。この人達の語る差別や人権とはいったいなんなのか、本当に考えさせられます。

ただ、だからといって保守言論人が正しいとは限りません。特に拉致問題に長年取り組んできたことを自慢するわりには、中国コミンテルンを猛プッシュして北朝鮮コミンテルンを過小評価する保守言論人は本当に危険だと思います。私はこういう輩を従北偽装右翼と呼んでいます。

そもそも北朝鮮被害者ランキングTOP3は、在日、韓国、日本の3者です。本当に拉致被害者を奪還したいなら真っ先に味方にすべきは韓国と在日のはずです。今の状態を例えるなら、同じ誘拐犯にそれぞれ子供がさらわれたのに、3つの家庭がゴミの出し方が気に入らないとか、夜泣きがうるさいとか、お前のひい爺さんが70年前うちの畳に染みをつけたとか、そんな理由で言い争っているようなものです。

常識的に考えれば、そんな愚かな言い争いをしているより誘拐された子供を取り返すべく、一致団結しなければいけないはずです。そういう連携を邪魔するのが、愛国馬鹿と外道左翼の不毛な歴史論争と言えます。

また北朝鮮は3者を分断するために、その不毛な歴史論争を大いに煽っているわけです。日本、韓国、在日の三者は、そのような言論に振り回されないことが大事だと思います。

学校を襲撃する右翼も最悪ですが、今の朝鮮学校を擁護している人達も残酷です。早く手術すれば子供は健康になるのです。それなのに頑なに手術しようとしません。

「苦しんで、苦しんで、苦しみ抜いて死ね!」

と言っているのと変わりません。やっていることは北朝鮮の強制収容所と同じでしょう。

本当に朝鮮学校の民族教育を守って、未来に残したいのであれば教育内容の是正を強く訴えなければおかしいはずです。どうせそんな教育をしても信じないとか、昔と比べれば良くなっているなど詭弁以外の何物でもありません。子供を使って在日一世の魂を踏みにじらせる、そんな残酷な教育をしている限り、この学校に未来はないはずです。学校の存続を願う人達はそのことに気づいてほしいと思います。

子供を毎年平壌へ強制連行して常軌を逸した公演をやらせる。

過去、強制連行で日本に連れてこられた人達の子孫が、この暴挙に喜々として協力しているわけです。(※ソルマジ公演についてはこちら

仮に、望んでやっているのだから強制連行ではない、というのであれば洗脳教育が成功している証拠となるわけですから、その方がもっと大問題です。

朝鮮学校の子供を守るために右翼と街頭で暴力事件を起こす暇があるなら、迎春公演のために出国しようとする子供を飛行場で体を張って止めるべきではないでしょうか?

子供を使って平土(ピョンド)にされた在日一世の魂を踏みにじらせる。この迎春公演に激怒しない者に、朝高ラグビーを誇りに思う資格はないはずです。

本当に喜劇以外の何物でもありません。子供の学ぶ権利を守れと叫ぶ人たちが、子供の学ぶ権利を蹂躙することに加担しているわけです。どうしてそんな残酷な真似ができるのか本当に理解できません。

朝鮮学校を潰そうとしているのは日本社会ではありません。在日一世の魂を踏みにじる、ありえない歴史教育と常軌を逸した迎春公演を見てしまったら、補助金を支給することなど不可能です。

子供の両親を経済的に苦しめ、学校を潰そうとしているのは、朝鮮学校の先生であり、朝鮮総連であり、北朝鮮労働党であり、三代続く金独裁者一族です。

朝鮮学校(というより朝鮮総連か?)は、自分がやっている残虐行為を日本社会に責任転嫁する行為を今すぐやめるべきでしょう。

最後に、私は脱北者を日韓の宝だと思っています。この人たちがいたからこそ韓国が左翼政権時代に北に飲み込まれずに耐えることができたし、総連による民団乗っ取りも阻止できたのではないでしょうか?

朝鮮学校の教育問題も高政美さんはじめ、脱北者の人たちとそれを支援してきた人たちの尽力があったからこそ、朝鮮学校の歴史教科書や迎春公演が注目されるようになってきたわけです。

ちなみに朝鮮学校側は、名指しでこの団体を非難してきます。本当にありえない連中です。

 また、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」という団体は、当初は脱北者支援を中心に活動していましたが、二〇一〇年以降「朝鮮学校バッシング」に力を注ぐようになりました。高校無償化からの朝鮮学校除外、さらには地方自治体による朝鮮学校補助金のカットを求め、東京、大阪、神奈川、千葉、埼玉、広島などの都府県で現実化しています。
 二〇一二年末の総選挙の結果、自民党・公明党による第二次安倍晋三政権が登場すると、早速、「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外を断行しました。
 「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」「朝鮮人首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」などのヘイトスピーチが、東京・新大久保や大阪・鶴橋などの街頭で吹き荒れるようになったのも同じ頃です。それらは主に「在日特権を許さない市民の会(在特会)」という団体によるものです。

朝鮮学校物語  あなたのとなりの「もうひとつの学校」』 P32

おぉぉぉ、、、この辺の印象操作が本当に最悪です。「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」は、学校バッシングをやりだした、安倍は無償化に反対した、その後にすぐ在特会を持ち出してきます。まるで在特会やヘイトスピーチは「守る会」や「安倍」のせいだ、と言わんばかりです。

こいつらはこういう印象操作を平気でやります。それもかわいい子供を表紙に使った本でこういう外道なことをやってくるわけです。おかげさまで「守る会」はヘイト団体だというデマが流通してますよ。いいようにやってくれますよね。本当にいまいましい。

そもそも「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」は1993年に設立された団体ですが、朝鮮総連が主導して北送した在日同胞9万3千人のためにコツコツ活動してきた団体です。それこそクサレ朝鮮総連の尻ぬぐいをしている団体です。

1995年に姜哲煥(カン・チョルファン)と安赫(アン・ヒョク)両氏を迎えて、日本で最初の講演会を企画した団体でもあります。

感動の坩堝の八日間_表紙

この『感動と坩堝の八日間』から、曺幸(チョヘン)さんという在日の方の声を紹介しましょう。

曺幸(チョヘン)さんのあいさつ

感動と坩堝の八日間_チョヘンさん

 この運動を始めて、こんなに大勢の方々が集まって下さったのは、今回が初めてです。私がこの運動に身を投じたのは、両親が亡くなって行く中で、向こうに渡った子供、孫が血の涙を流して死んで行く姿を見て、残った自分が本当にやらなくてはならないと二年考えて、やるからには実名を出してやろうと始めました。そして実名で一昨年始めた時には、生きているのだと、きっと生きて見つけられるのだと信じてやって来たのですが、残念ながら五月にアムネスティーの方から、子供三人、兄嫁さん、兄、皆銃殺されたという連絡が入りました。
 絶望のあまり、一箇月余り床につきっぱなしでした。でも、これではいけない、私の民族はこれで終わりにしてはいけないんだと、世界にこの恥を残してはいけない。それには日本の皆様、ジャーナリスト、在日同胞、一致団結して、今こそ一つになって人間愛を盛り上げなれればいけない。私は兄の真相究明を命ある限り、絶対にやっていこうと思います。
 どうぞ今回いらした皆様、彼らは今、愛する私の息子です。彼ら二人の苦しい苦しい経験を通じて、私の家族や帰国者十万の家族が今どうなっているのか、その真実を聞いて欲しいと思います。 1962年2月、寒い新潟港から旅立つ時に、兄さんが母に『おかあさ一ん』という絶叫を残し、父は(兄を北へ)渡したくなくて西の空を涙を浮かべ見つめていました。私は母を支えているのがやっとでした。それから長い年月、兄さんに会える事、秀子さんに会える事、子供達三人に会える事。どんなにどんなに、夢見て生きて来たか知りません。
 どうか皆さん今日この日を境に、生命と人権がどれ程大切なのか、人間の自由がどんなに大事なのか、政治とか国とか差別とか、そういうものを乗り越えた総ての人々の、平和の為にお力を貸して下さい。そして二人の話を聞いて下さい。
 愛する私の、亡くなった兄の子供達の身代わりに、あの国から来てくれたのです。二人の息子の為に、こんなにたくさん集まって頂き有り難うございます。真相究明の為にも、彼らの真実の声を聞いてあげて下さい。

『感動と坩堝の八日間』 P5-6

「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」というのはこういう団体です。こういう団体を裏でヘイト団体だとレッテル張りしてきます。自分たちがやってきたありえない悪行の数々の尻拭いをしてきた団体に対して、こういうことを平気でできる神経が理解できません。

曺幸さんは、姜哲煥と安赫両氏を息子だと言っています。銃殺された死んだ兄の子どもたちのかわりに来てくれたのだと言っています。特に姜哲煥さんは、在日同胞が北の独裁者にどういう目にあわされたか多くの証言をもたらしてくれました。本人がそもそも在日二世ですから、在日同胞の苦痛に満ちた遺言をたくさん受け継いで、日本の在日へとその遺言を渡してくれたのです。

姜哲煥と安赫が脱北に成功した時期、在日社会に衝撃が走りました。なにせありえないほど残酷に在日同胞が虐殺された証言がもたらされたからです。韓国で出版された本を読んでみんな衝撃を受けたと言っています。

ちょうどこの時期に起きているのが「チマチョゴリ切り裂き事件」です。まぁWikiなのでなんとも言えませが、金武義というフリーライターが独自に調べて「総連の政治的キャンペーンではないか?」と疑問を呈していることが気になるところです。すでに死去されているのですが、金武義さんのWikiページに「大阪経済法科大学の呉清達・副学長(当時。なお同大学には複数の副学長がいる)を調査中に、自室アパートで死去、数日後に発見された。」とあるのが気になるところですね。ものすごく怪しいですよね。

まぁそれにしてもこうやって朝鮮学校のために活動している団体を右翼よばわりして、盲腸に苦しむ子供を助けようとする人たちを手術室から追い出すわけです。かわいい子供を表紙にした本で、こういうプロパガンダを平気でやってのける。

本当に人間のクズっているんだな、と愕然とさせられます。

何十年にもわたり、北の暴君に強奪された民族教育を取り返そうとした人たちを弾圧し、そういう声をことごとく圧殺してきたのが朝鮮総連と北朝鮮労働党です。

朝鮮学校の歴史など、そういう人たちの屍が積みあがった歴史と言えるえしょう。こういう無念の声は徹底的に歴史の闇に葬ろうとしてきます。北朝鮮の強制収容所で残酷に殺された人たちの声を消し去ろうとする北のやり口そのままです。本当に腹立たしい限りです。

朝鮮学校の復活を望む、総連の良心の声もあります。

私たちの手にほんとうの民族教育を取り戻そう!
 もし、総聯中央が心ある先輩たちの提言を真摯に受け止め、改善・改革に取り組んでいたならば、今日のような事態にはならなかったことでしょう。
 今まで出されてきた、民族教育の改善を要求する声は、総じて、ウリ学校から金日成・金正日崇拝のための教育を廃止し、真の民族教育を取り戻したいとするものでした。しかし、総聯中央はこれらの要望に対し聞く耳を持ちませんでした。多くの先輩諸氏は、「なんでもないさ、ウリ教育が変質したんだよ。学校の教室から乙支文徳将軍や李舜臣将軍の肖像画がなくなり(一九六〇年代後半)、組織内で金日成の唯一思想体系の確立が狂ったように叫ばれたころから、民族教育は事実上消滅したのだ」と言うのです。
 いや、在日同胞の民族教育を金日成親子にかっぱらわれたと言うべきです。
 このようにして、同胞子弟の民族教育は金日成親子に対する崇拝教育、すなわち北朝鮮の国民教育になりさがり、表の顔とは別に、その裏では金親子への忠誠心教育を推し進めてきました。

(中略)

 私たちの未来が、民族の言葉と文字、文化を思いっきり学び明るい希望が持てるようにするため、金親子にひったくられ、政治の道具に利用された民族教育を、みんなの手に取り戻そうではありませんか!

『朝鮮総聯の改革と民族統一・志向会 第五報』より一部引用

こういった声は、「怪文書」の名のもとに踏みにじられ、闇に葬られてしまいます。

在日同胞の学校が存続するか消滅するか、今その分かれ道に来ているのではないでしょうか?教育内容を是正し堂々と無償化を勝ち取ることこそが、民族の誇りを守り、朝鮮学校を次世代に残す唯一の道ではないかと私は思います。

 

※トップ画像は朝鮮初級学校で飾ってあるスローガン。

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