韓国政府の朝鮮半島政策 奴隷制を認めて平和共存という狂った主張

どう評価するか?専門家に聞く

ややお腹いっぱい、といった感もあるが、内容の評価に移りたい。

まとめると「金正恩体制を認めつつ、核問題と南北関係を並行的に改善させていく。恒久的な平和のために、関与(交流協力)の拡大とウィン・ウィンの経済関係の好循環の構図を作り上げ、平和を積み重ねていく」というものだ。

確かに、平和無くしては何もない、という主張は重要で納得がいく。しかし筆者には、今回発表された内容は具体的な政策というよりも、すべてがビジョン、スローガンに思えてしまう。言い過ぎだろうか。

とはいえ、冒頭で述べたように、この政策は国民たちが作り上げ完成させていくものであるというのが、南北問題を主管する統一部の立場だ。実際にウェブサイトを通じコメントやアイディアを募集している。効果について筆者は懐疑的だが、現実にどのような結果になるのか見守っていきたい。

次いで、筆者が疑問を持ったのは北朝鮮国内の人権問題の扱いだ。

2014年2月、国連の調査委員会は「COI報告書」と呼ばれる北朝鮮人権問題を網羅した報告書を発表した。この中で強制収容所や差別、各種自由の統制や外国人拉致などの人権侵害を「人道に反する犯罪」と規定し、これを「北朝鮮の最高位層が樹立した政策によるもの」と認めた。

この問題は重要な問いを投げかける。金正恩氏を含む指導層が「犯罪者」と見なされる中、彼らの体制をどう保障し、彼らとどう関係を構築してくのか。金正恩氏を最終的に「赦免」するということなのか。

筆者はこの疑問を先日、前出の有力与党議員にぶつけてみた。答えは「そういった問題は、金正日総書記と南北交流を行う時にもあった。何も特別なものではない」というものだった。棚上げ、ということだろう。

さらに、南北関係に詳しい専門家に聞いてみた。ソウル大・平和統一研究院の徐輔赫(ソ・ボヒョク)研究教授は24日、「人権問題をどう位置づけるのか」という筆者の電話インタビューに対し以下のように答えた。

「安全保障と人権問題は同時に解決を目指し進めることができる。北朝鮮問題における主要な二つの側面であるため、連係させることもできる。しかし、文在寅政権はこれを結びつけることはしないだろう」。

やはり、まずは核問題、平和と対話という方向に進むということだ。実際、人権問題は重要な部分であるにも関わらず、前出の政策推進体系図に「人権」という単語は出てこない。

もちろん、徐研究教授が「朝鮮半島問題の構造と情勢が複雑に絡まり合っている現状がある。3つの目標(編注:北朝鮮核問題の解決ならびに恒久的な平和の定着、持続可能な南北関係の発展、朝鮮半島新経済共同体の具現)のうち、一つにだけ優先順位をつける訳にもいかない」と指摘する現状は無視できない。

それぞれの目標を維持しながら、全体的な枠組みの中で、目前の状況の状況に対応していくしかない。だがこれは「行き当たりばったり」とも取られかねないものだ。

このように、いくら立派な政策基調を設定しても、現実の「施策」としてどう適用させていくのかはまた別の問題だ。現段階では文在寅政権の北朝鮮政策の基調を理解する次元にとどめておくのが良さそうだ。

韓国政府が朝鮮半島政策を発表…北との「平和共存、共同繁栄」を前面に

まったくもって同感です。

ろうそく革命をえらく好意的に報道してましたが、北朝鮮の人権問題に真正面から取り組まない姿勢には徐台教氏も疑問を持っているようです。

この辺も非常に悩ましい。

韓国と韓国国民の安全を第一に考えるの韓国大統領の仕事です。

平和の名のもとに北に送金して体制維持に加担するのも、自国の安全を守るため。ヘタレ呼ばわりしても仕方がない。ヤクザにみかじめ料払う飲み屋みたいなもんでしょう。

あと左派による「平和と繁栄」路線も理解はできます。それができれば確かに北朝鮮の人権問題も解決して統一も成し遂げられるでしょう。

ですが机上の空論だから問題視しています。

左派政権のお花畑ビジョンが実現されれば独裁体制を崩壊し、怒れる民衆に金正恩やその取り巻きが八つ裂きにされるからです。

北朝鮮の自由化とはそういうことです。

そんなゴールが見えているのに北朝鮮が文在寅政権の統一案に乗ってくるわけがない。

乗った振りして金だけゲットし、また延坪島砲撃したり観光客殺したり警備艇沈めたりして合意を破綻させますよ。

そして何年かした後にまた「挑発して脅迫」⇒「平和と繁栄フィーバー」⇒「歴史的合意」⇒「北へ送金」⇒「北が事件起こして破綻」といういつも通りのプロセスを踏むわけです。

延々とこの無限ループ繰り返してきたのにまだまだ続けまっせ!というのが文在寅政権なわけです。

マゾなのか学習能力がないのか理解に苦しむ。

 

じゃあそもそも韓国にできることは何もないんじゃないの?と思ってしまいますが、そんなことはありません。

韓国ができることとは、米国と一緒になって中国に圧力をかけ、北への制裁をしっかりやらせることです。

中国が韓米日三国軍事同盟への発展を嫌がるならそれをちらつかせればいいんですよ。

「さっさと石油禁輸しろ!経済制裁やれ!対話の場に引き出せ!やらないなら韓米軍事演習ガンガンやるし、この演習に日本も入れて三国共同演習に発展させるぞ!それでもいいのかオラァ!!」と中国に文句言えばいいんですよ。

これをやれないから左派政権は外交オンチだと小ばかにされるわけです。

告げ口外交だと日本の保守層から叩かれた朴槿恵ですが、まだしもマシな外交をやってました。米国のプレッシャーがあったにせよ日韓慰安婦合意を締結し、その後の国連の場では慰安婦問題を持ち出さず、北朝鮮の人権問題にだけ言及し、日韓秘密軍事情報保護協定も締結したわけですから。

国際社会が一致団結して対北圧力強めているときに「人道支援やります!」とか言い出す素人よりよほどちゃんと外交やってます。

文在寅政権とそれを支える左派も、いい加減現実路線に方向転換しないと日本のようにリベラル崩壊状態になりかねません。

そのことに早く気づいてほしいですね。まぁ無理だろうと思ってますが。