朝鮮学校更生への道 在日同胞から朝鮮学校への悲痛な叫び

 

 日本社会の上っ面の理解と無関心が、このような悲痛な叫びを上げさせることになりました。この方の心情を思うと、涙を禁じえません。

 こういった声は何度も何度も繰り返し上げられましたが、ことごとく踏みにじられてきました。それも他でもない在日同胞からです。こういう声を無視することこそが、残酷な在日差別ではないでしょうか?

拉致と真実 第6号より、「朝鮮学校更生への道」という在日の方が寄稿した、ウリハッキョへの悲痛な叫びを全文掲載します。

 

 

 

朝鮮学校更生への道

朝鮮学校の未来を考える同胞 金在日

 たしかな人から「こんな文章を入手しました」とメールが送られてきました。中身を変えないかぎり、著作権は関係ないと書かれています。まっとうなことを言っているので、朝鮮総連の経営する「民族学校」いわゆる朝鮮学校をめぐる議論のひとつとして掲載します。(編集部)

 

一.同胞たちよ!朝鮮学校の更生の道を考えたことがあるか?

 本来、ウリ学校(われわれの学校 以下同じ)は我々の祖父、祖母、父母の民族教育に対する熱望と誠意によって設立された。
しかし、今や北朝鮮のみを盲従する朝鮮総連が朝鮮学校を支配・運営しており、民族教育精神は忘れられ、時代の流れや同胞の要求に応じられずにいるという事実を否定できない。
在日同胞は、ウリ学校の主人であり、運営の主体であるという地位を失ってしまった。

 在日同胞は民族教育に対する情熱があろうとも、ウリ学校を発展させていく意見も述べることができず、何の実践も行うことができない立場にある。
そのため多くの同胞がウリ学校を去り、そっぽを向いている状況である。

 民族教育に対する熱望を持つ同胞は、民族教育という名目に踊らされ、無意味に金を出すだけの身となった。
ウリ学校を守ろうとする同胞の熱意はその善意にもかかわらず、学校を変化・発展させる機会を見出せぬまま、結局、朝鮮総連を支える役割のみを果たしている。

 なんと悲しいことだろうか! 朝鮮総連が掲げる民族教育は、もはや我々の父母が考える民族教育ではないと、そう口にも出来ぬ身となってしまった。

 いや、そのような身であることにも気が付かず、気付いたとしても行動も実行もできない同胞の無気力さが嘆かわしい。

 在日同胞は、朝鮮総連組織に利用され、民族教育という、うわべだけの宣伝文句に騙されている今の不条理を、果敢に取り除かなければならない。我々同胞の子孫をグローバル人材として育成できる学校を作るために、ハラボジ、ハルモニ、そしてアボジ、オモニが始めた原点に立ち返らねばならない。

 そして、日本から民族教育を取り戻したように朝鮮総連組織からウリ学校を取り戻し、学校法人を正常化しなければならない。朝鮮総連の幹部ではなく、知識と財力のある在日同胞の有志が、各界の意見を集約して学校を運営すべきである。

 学校の財政を朝鮮総連の手に流す朝鮮学校教育会を、学校から外へ追い出すべきである。

 教師らは朝鮮総連組織員の役割を捨て、真の意味での教師として学生教育のみを考え、学校発展のために仕事をすべきである。

 このようにウリ学校が正常化した時、在日同胞はウリ学校に子女を送るであろうし、学校を応援するであろう。正常化したウリ学校の姿を見せることができたなら、朝鮮籍・韓国籍にとらわれず、在日同胞全体の支持を得られる。民族教育を認める日本人や日本機関からの支持や後援、さらには韓国民・韓国政府からの後援も期待できるだろう。

 いや、ウリ学校は更生の道にすでに足を踏み入れており、必ずや復活させるという同胞の情熱と趣旨を広め、堂々と支援を要求すべきである。これがウリ学校の生き返る道であり、朝鮮総連組織がすでに失っている民族教育精神を蘇らせる道である。

 ウリ学校が蘇った時、在日同胞は真の意味で生まれ変わり、我々の父母が学校を作った当初に抱いた民族教育の志を取り戻すことができるだろう。

 

二.ウリ学校のために何をすべきか?

1.朝鮮学園法人理事会の正常化をはかるべきである。

 日本全国の各朝鮮学校は、私立学校法により各地域の学校法人である。”〇〇朝鮮学園”に属している。各地域の在日同胞の有志と有識者で学校法人理事会が構成され、時代の必要性と同胞の要求を受けて透明性のある学校運営ができていたなら、現在の朝鮮学校が直面している財政悪化や学生の減少、廃校の危機はなかったであろう。

 現在の学校法人朝鮮学園の理事長は朝鮮総連幹部、または幹部経験者、現職の朝鮮学校の校長などで、教育と関係のない者であったり、学校法人の統制を受けている者が就任している。

 朝鮮学園の理事名簿は公開されておらず、理事長と理事は何の実権も行使できない。さらに問題なのは、学校法人の理事らは本人たちが理事として登記されているのかを知ることができない。もし知っていたとしても、学校法人理事会に出席し、学校運営について議論することはできない。ウリ学校を改善しようという意思を持つ同胞は、誰が学校法人を運営しているのかも確認することもできず、学校法人の理事となる道も閉ざされている。これが今の朝鮮学園の現実である。なぜ学校法人が私立学校法に合った機能を果たせなくなってしまったのだろうか?

 学校法人に代わり、誰が学校の運営権を握り、誰が教師に対する人事権を行使してきたのか?まさしく朝鮮総連組織である。

 このような非正常的な慣行がなぜ生まれ、公開されるべき学校法人がなぜ秘密組織のように管理されているのか? まさに朝鮮総連がウリ学校を不法に支配するためである。

 もし学校法人理事会が学校を運営するなら、朝鮮総連が支配する余地がなくなる。多くの同胞有志が参加する学校法人は、透明性を持って運営されるであろうし、朝鮮総連組織が学校資金を流用することは不可能になる。

 朝鮮総連は、各朝鮮学校ごとに教育会を作って学費を微収し、補助金と寄付金の受納や会計管理など、学校の財政業務を統制している。同胞の財力家には実権もない名ばかりの教育会理事の名称を与え、学校法人理事であると誤認させることはもちろん、学校の実質的運営から排除したまま、学校財政充当のための寄付金集めの役割のみ押し付けている。なぜ朝鮮学校教育会が権限もなしに学校財政を管理しているのだろうか?

 朝鮮学校の学生数が減り、学校財政が厳しくなった理由は、朝鮮総連が学校法人を無力化し、正常な学校運営が不可能になるよう同胞を騙してきたためである。朝鮮学園学校法人を正常化し、公明正大に運営するなら、ウリ学校は再跳躍を遂げることができる。

 つまり朝鮮学園理事会のすべてを公開し、朝鮮総連が不法に所有している朝鮮学園の印鑑を、理事会を構成する同胞たちへ返還すべきである。これがウリ学校を蘇らせる第一の道である。

 在日同胞は、ウリ学校を正常化させるためにお金を集めて寄付をするのではなく、まずは学校法人朝鮮学園理事会を正常化すべきでる。ウリ学校を蘇らせるためには、お金ではなく、”朝鮮学園理事会の正常化“という同胞の要求と関心が必要である。

 学校法人理事会の名簿公開を要求し、理事会の議事録を同胞有志が閲覧できるよう公開させるべきである。朝鮮総連が学校運営に関心のない者の名を借りて学校法人理事として登録し、理事会を正式に開催もせず議事録も作成していないという事実を、世に知らしめるべきである。

 今、朝鮮学園理事会を同胞の手に取り戻すために、朝鮮学校改革の熱望ある同胞は、志ある周囲の同胞にはもちろん、帰化した同胞や民団系の同胞、日本の官公署やNPOなどあらゆる機関に思い切って働きかけよう。ウリ学校改革の志を持つ同胞の有識者・有志たちで学校法人理事会を再構成し、議事内容も公開しよう。

 朝鮮学園の法人理事会が正常化すれば、朝鮮総連の必要ではなく、同胞の要求に合わせて学校の運営方向が決定されることだろう。学校別の会計内訳は理事会に報告され、学校財政の公明正大な管理につながるだろう。学校法人理事会は、校長や教師に対して公正かつ透明な人事権の行使ができるようになり、”同胞子女の教育”だけに専念するウリ学校の運営が可能となるであろう。教師の給与も現実化し、能力のある教師をウリ学校に連れてくることができる。

 学校法人理事会が正常化すれば、朝鮮総連の政治活動の道具として利用されてきた朝鮮学校は消滅し、同胞子孫をグローバル人材として養成する真の意味でのウリ学校が誕生するであろう。在日同胞の手で学校法人理事会を公開し、学校法人理事会の正常化を要求し実現しなければならない。朝鮮学園の法人理事会が正常化してこそ、ウリ学校は在日同胞の学校となりうるし、我々の父母が学校を建てた当初に期待したような同胞人材を養成する、真の意味でのウリ学校となるであろう。

2.朝鮮総連組織はウリ学校から手を引け!

 朝鮮総連によって学校法人が有名無実化したため、朝鮮学校は正常に運営されず、それが衰退の原因となった。これまで学校法人理事会が機能できずにいたため、時代の変化と同胞のニーズに合わせて学校を発展させるとともに、父母や学生の要求を受け入れることもできなかった。ビジョンもなく、腐敗しきった朝鮮総連組織が、朝鮮学校の発展を妨害してきた犯人である。

朝鮮総連がウリ学校を同胞から奪ってしまったのだ。

 過去、我々の父母が委任したのだとしても、学校発展に失敗した朝鮮総連は責任を取り、学校から手を引くべきである。今、同胞は朝鮮学校に対する朝鮮総連の不法支配をやめさせなければならない。これは自由民主主義の社会に生きる同胞の当然の要求である。

同胞と学生がウリ学校の主人である。

ウリ学校は我々の祖父母、そして父母が作ったものである。

 今、我々在日同胞は、朝鮮学校が朝鮮総連組織のための学校ではなく、在日同胞のためのウリ学校であることを宣言しよう。これ以上、ウリ学校が朝鮮総連組織の目的のために犠牲となってはならない。

 朝鮮総連は、朝鮮学校の教師を朝鮮総連のあらゆる政治イベントに動員してきた。教師に北朝鮮の金日成、金正日、金正恩の独裁政権に忠誠を誓わせ、偶像化学習を強要した。これを拒否した教師を学校から追い出した。朝鮮総連は朝鮮学校の教師を朝鮮総連の組織員として扱ってきた。朝鮮学園の理事会が教師に対する人事権を公明正大に行使すれば、朝鮮総連は学校運営に介入することができない。朝鮮総連が朝鮮学校の教師に対する人事権・支配権を行使できなくなった時、朝鮮学校の教師は真の意味でのウリ学校の教師となるであろう。

 その時が来たら、ウリ学校の教師は朝鮮総連の政治思想学習をするのではなく、同胞学生をどのようにして立派に教育し、人材として育てていくかを研究することになるだろう。

 朝鮮総連の政治行事ではなく、学校発展のための行事を計画し、晴れやかな気持ちで学生の実力向上に力を注ぐことができるだろう。

 朝鮮総連が朝鮮学校から手を引くことだけが、ウリ学校を蘇らせる道であり、教師が真の教育者として生まれ変わる道である。学校が生き、教師が生きてこそ、同胞の子孫たちが立派な民族の人材として生きるこができるだろう。これが真の意味での我々同胞が永遠に生き残っていく方法である。

3.学校財政の運営を、透明性をもって公開せよ!

 なぜ、これまで同胞と財力家が朝鮮学校に多くの募金と寄付を行ってきたにも関わらず、朝鮮学校は現状維持もままならずに衰えてしまったのか?

 日本の自治体から多額の補助金を受けているのに、なぜ学校はますます古びれ、学生が去るのかを考えたことがあるだろうか?

 本当に朝鮮学校が集めた学費と各種の寄付金や補助金が不足し、慢性赤字から抜け出せずにいるのか?

 在日同胞は今、学校財政に疑問を持ち、本当に公明正大で合理的に使われているのかを確認すべきである。

 一部の教育会の理事は、朝鮮学校教育会の公開する学校決算報告書の大項目くらいは見たことがあるだろう。しかし、志ある教育会の理事が数年もの間、小項目はもちろん、各細部項目の支出状況について検討したことはないし、朝鮮総連組織の関係者でない、会計知識のある同胞が学校の支出入の詳細について検討したことも一度もない。朝鮮総連組織のみが学校財政の具体的な入出金の内訳を知っているというわけだ。

 つまり学校法人理事会が機能せず、会計専門家による監査機能が存在しないため、朝鮮学校の財政は公明正大に管理されるはずがない。朝鮮総連組織が朝鮮学校教育会を通じて学校資金を勝手に使用しても、誰一人として異議を唱えることができない。

 学校財政が赤字だとしても、何が財政上の問題なのか知らされず、結局、在日同胞は寄付するだけの存在に過ぎない。学校財政がどのように管理されているのか関心を持つこともできず、管理方式に疑問を持つ同胞がいれば、朝鮮総連組織はその者を朝鮮学校から徐々に排除していく。志ある同胞に財政問題への関心を持たせないようにするのが朝鮮総連の手法なのだ。

 朝鮮学校教育会は、学校財政を流用せず正当に使用したことをはっきりと公開し証明しなければならない。総連と朝鮮学校教育会が朝鮮学校のすべての会計内容を公開しないのなら、同胞の手で朝鮮学校財政の透明性を確保し、詳細な内訳を世に公開しなければならない。

 公開しなければ、朝鮮学校に対する寄付は中断すべきであり、チャリティー行事で集めた寄付金も当分の間、朝鮮学校に渡してはならない。ウリ学校に寄付を望む同胞がいたら、まずは貯蓄しておき、公明正大に財政が運営されていると確信できた時に寄付することを勧める。

 朝鮮学校には、学校の出納を担当する庶務課がない。

 日本の私立学校、インターナショナルスクールでは、学校資金の出納の一次責任者が学校長であり、学校法人理事会が最終管理者となる。しかし、朝鮮学校では教育会が学校資金の出納を秘密裏に管理している。

 なぜ、外部の組織である教育会が学校の財政を管理しているのか?

 また、教育会会長は誰が任命し、教育会長任命に対する人事権は誰が行使するのか?
まさしく朝鮮総連組織である。朝鮮総連が背後に隠れ、学校財政にたやすく関与するために作ったのが、即ち教育会なのである。

 学校教師の給料を正常化するとともに、学校財政のあらゆる細部事項を公開し、透明に管理しない限り、朝鮮学校への寄付は止めるべきである。

 朝鮮総連が朝鮮学校を不法に支配・運営している限り、在日同胞が善意で学校に寄付をしても、結局のところ、朝鮮総連組織に寄付したのと同じである。

 朝鮮総連は今後一切、朝鮮学校教育会を表に出して、父母や在日同胞に寄付を要請してはならない。

 朝鮮総連の不法支配を偽装している朝鮮学校教育会は、学校財政業務から完全に手を引かねばならない。

 現在、教育会理事として朝鮮学校改革の熱望を持つ志ある者たちは、学校法人理事会に参加して学校財政の公正な監督をなさねばならない。

 学校財政運営が透明化すれば、朝鮮学校の父母会は新しい役割を果たすことができる。寄付金を出すよう、朝鮮学校教育会から一方的に要求される受動的な役割でなく、父母と学生たちの教育に関する意見や要求を集約し伝えるという能動的な役割を果たしていくことになる。

 同胞よ!学校の財政業務から教育会を完全に切り離し、朝鮮総連組織が学校財政に関与する余地をシャットアウトしよう。

 在日同胞はこれ以上、手軽に引き出せるATMになってはならない。

 学校財政の正常化に必要なのは絶対にお金ではなく、在日同胞の関心と熱情、アイデアであることを、はっきりと認識しなければならない。

 学校財政のすべての事項の徹底公開を、在日同胞の名で朝鮮学校に要求しよう。

 寄付者名簿、寄付金額、すべての支出項目、すべての出納領収証、すべての契約書を公開し、関心ある同胞であれば誰でも閲覧できるようにしなければならない。

 そうしてこそ、在日同胞が信頼と希望をもって朝鮮学校へ後援ができ、朝鮮学校は蘇るであろう。

 それこそが我々のハラボジ、ハルモニ、アボジ、オモニが朝鮮学校を建てた当初に願い望んだ、ウリ学校として生まれ変われる唯一の方法である。

 

三.在日同胞の関心、要求、行動がウリ学校を蘇らせる

 同胞が情熱と関心を持って朝鮮学校に要求し、学校の正常化のために行動する時が来た。ウリ学校が凋落の一途をたどる理由が分かっていながらも、何の要求も行動もできなかった我々の無気力、無関心を今、振り払わなければならない。

 我々父母の建てた朝鮮学校が、同胞子孫の教育に対してすでに失敗した理由を、きちんと公開し論議すべきである。同胞子孫の教育を、教育ではない政治的手段とし、横暴を重ねてきた朝鮮総連の責任を問わねばならない。

 学校法人朝鮮学園を不法に支配している朝鮮総連から、我々のハラボジ、ハルモニ、アポジ、オモニが望んだウリ学校を取り戻すべきである。

 朝鮮総連は在日同胞の学校を、朝鮮総連組織の一部分として利用してきた。

 朝鮮学校が衰退した今、在日同胞の同意も得ずにウリ学校を売却しようと計面し、同胞の様子を窺っている。

 在日同胞の無関心に乗じ、朝鮮総連組織の資金を賄うために、我々の父母らが建てたウリ学校を売り払っていることを、同胞は知らねばならない。これは祖父母の心を売りに出すことであり、あれほどに願っていた民族教育精神を売りに出すことである。

 同胞よ!10年後、日本全国に朝鮮学校がいくつ残っているだろうか?

 今、同胞自らが朝鮮総連組織の幹部を排除し、”学校を再建するという意志を持った在日同胞の有志・有識者で学校法人理事会を正常化“しなければ、朝鮮学校の未来はない。

 日本の地で解放された植民地出身者として、貧しく苦しい生活にも関わらず、同胞子孫の未来を案じてくれたハラボジ、ハルモニ、アボジ、オモニの思いは、水の泡のように消えてしまうだろう。

 ウリ学校の新しい未来のために、在日同胞が要求し行動しなければならない。一日でも早く行動しなければ、ウリ学校は朝鮮総連の手により売り払われ、在日同胞の記憶からも消え去ってしまうだろう。

同胞よ! 我々は今、何をすべきだろうか?

(以上、引用終わり)

 このような声は今までも幾度となく在日社会から上げられ、そしてことごとく潰されてきました。何度も、何度もです。この言論弾圧こそが、朝鮮学校創設以来何十年にも渡って行われてきた、最大級の残酷な在日差別と言えます。その結果「多くの同胞がウリ学校を去り、そっぽを向いている状況」だと嘆いてます。いったいどれだけこの悲痛な在日社会からの叫びが踏みにじられ続けてきたのでしょうか?

 子供を利用して、上っ面の主張に踊らされ、善意でこういう人たちの声を一緒になって踏みにじってきた日本人も本当にありえないでしょう。こういう連中こそ差別主義者だと言えます。

 朝鮮学校の経典(歴史教科書)では、容赦なく朝鮮同胞を残酷に虐殺した金正日の誕生を、このように書いています。

『朝鮮歴史 朝鮮中級学校2・3(日本語版)』 P132より。

 

 このような常軌を逸した書き方で、金正日の誕生を褒めたたえています。政治犯収容所で、他でもない在日同胞を残酷に殺すよう命令した人間です。それを在日同胞のウリハッキョである朝鮮学校で、このように書いた教科書で教えています。

 もはや信じる信じないの問題ではないでしょう。

 朝鮮民族の民族教育の名の元に、何も知らない子供達に、残酷に殺された同胞たちの無念に満ちた魂を踏みにじらせています。これほど「朝鮮」を侮辱し、子供達の民族アイデンティティを粉々に破壊する、残酷な教育はありません。

 1990年代、北朝鮮では苦難の行軍300万人の餓死者を出す悲劇が起きました。
そのとき、敬愛する将軍様である金正日が、逆らうものを容赦なく政治犯収容所送りにし、残酷に虐殺しました。
※『北朝鮮全巨里(チョンゴリ)教化所―人道犯罪の現場』より写真引用

苦難の行軍300万人餓死者

 忘れてはいけない悲劇のはずです。人喰いさえ発生した、金一族によって引き起こされた惨劇のはずです。それを朝鮮学校の歴史教科書では、強盛大国を成し遂げた偉大な事業だったと総括しています。

『現代朝鮮歴史 高級3』 P86-95

 このように褒め称えています。帝国主義陣営の圧力をはじきかえし、人民が一致団結して、強盛大国を成し遂げたと書いています。300万人(※諸説あり)の死者を出した悲劇は一切書かれていません。

 北の大地で餓死した朝鮮同胞や、収容所で虐殺された帰国した在日同胞がこの教科書を見たとき、どう思うでしょうか?

 ふざけるなと、激怒すると思います。これが朝鮮民族の民族教育かと、これが在日同胞のウリハッキョかと、愕然とすると思います。

 教科書だけではありません。この「苦難の行軍」を共有しようとでも言わんばかりの競技を何も知らない子供達にやらせています。

『語られないものとしての朝鮮学校』 P176

 

 運動会で必ず盛り込まれる「苦難を乗り越えて前へ」という競技を何も知らない子供達にさせています。

これは、苦難の行軍300万人の死者を踏みにじる行為ではないでしょうか?

なぜこの人達のために、涙し、黙とうを捧げ、冥福を祈ってくれないのでしょうか?

これが朝鮮民族の民族教育だとでも言うのでしょうか?

これでどうして先祖に胸を張ってウリハッキョだと誇れるでしょうか?

 朝鮮学校更生を願う在日の方は、「同胞よ!我々は今、何をすべきだろうか?」と問いかけています。私達は、朝鮮学校内部の生徒一人一人に期待しています。なぜなら、誰よりも朝鮮学校が存続してほしいと願っているだろうからです。

 朝鮮学校の皆さん、ぜひ脱北者の手記を読んでください。『北朝鮮 絶望収容所』 『北朝鮮脱出 地獄の政治犯収容所』 『北朝鮮人喰い収容所―飢餓と絶望の国』、これらの著書を読んで、夏休みの読書感想文(あればですが)で、先生に突きつけてください。

 なぜ朝鮮同胞に対して、こんな残酷なことを無慈悲に実行した人間を、「敬愛する将軍様」と読み上げさせるんだ!と、そう怒って下さい。こんな偽物の「反」朝鮮民族教育を自分たちに強要するなんて何を考えているんだと、そう怒って下さい。これでどうして在日同胞のウリハッキョだと言えるんだと、そう怒って下さい。

韓国の生徒も、教育現場でありえない従北左翼教師の発言を録音し、告発しています。

「北朝鮮は3年の間に、完璧に経済開発を成し遂げた。なのに南の李承晩は何をしたのか?南北分断を持ってきた張本人は誰か?李承晩ということです」

「私が知っている脱北者が何人かいますが、彼らは南より北朝鮮の人民民主主義共和国が最も住みやすい素晴らしいところだと言います。南政府は、北の民主主義を学ばなければならない」

「北朝鮮のミサイル発射は、ただの衛星発射をしているだけであり、韓国の安保にはまったく影響はありません。すべてにおいて保守派が問題です」

「金日成は民族の英雄です。北朝鮮の共産主義は、我国の民主主義より、競争がない公平な社会です」

これが現場の教師の発言です。

脱北者も「韓国も北朝鮮と同じ歴史を教えていて衝撃を受けた」とインタビューに応えていました。これが韓国の教育の現実です。

この歪んだ歴史観に意義を唱えている女子大生もいます。 

「私が受けた悪い教育は、大韓民国を憎むようにさせる教育、そしてあなたのせいではない、大韓民国がおかしいのだと教える、他人のせいにさせる教育でした

素晴らしい指摘です。

他にも、「近代の独立は、自主的能力を備えているということを国際社会に示してこそ可能なものになります。しかし、このように教えている教師と教科書は皆無です」と発言したり、「今青少年たちは、どのように考えているでしょうか?我が国は、李承晩という個人の不正と貪欲さで建てた恥ずかしい国だという反面、北朝鮮は今は厳しい生活をしていても、金日成という抗日独立闘争の伝説が建てた国という、そんな偏見を持つようになっています」と発言しています。

とどめはなかなか強烈です。

「10代、20代、30代世代が、汚染世代だと考えています。すでに思考回路が一つの方向だけに形成されているこの世代は、真実を話しても聞く耳をもたないのです。また真実を知ろうともしません

青少年時期に、形成された世界観は簡単に変えられません。悪い教育に汚染された世代を、再び愛国的で正常な思考を持った市民に教育するのは、多くの長い時間がかかるでしょう」

真正面から韓国の偏向教育に疑義を唱える勇気ある若者も韓国出てきています。

こういうと維新独裁の復活だの軍事独裁政権への回帰だのと批判されます。

日本の構図と同じですね。日韓双方とも北朝鮮後援の左派知識人の偏向しまくった歴史教育でいろいろと被害を被っています。

SELADsの学生を取り上げるのも大変結構ですが、韓国のこういった気高い魂をもった学生の発言も取り上げるべきでしょう。それでこそ日韓友好が成し遂げられるはずです。

韓国の学生も常軌を逸した従北左翼勢力と戦っています。朝鮮学校の生徒の皆さんも、同じようにぜひ戦ってくほしい。

金一族の革命史を教える授業を、こっそり録音・撮影してどこかにリークする。

こんな愚かなことに自分たちの青春の時間を浪費させるなと、声を上げるべきでしょう。そんなことに時間を使うならラグビーやサッカーの練習をしている方がよほど有意義だと、ふざけるなと、やってられないと、そう訴えるべきだと思います。

今行動を起こさなければ朝鮮学校はこのまま衰退し、消えてしまうでしょう。青春が詰まった母校が永遠に失われてしまう可能性が高いです。せっかくサッカーやラグビーの強豪校にまで育てた自分たちの学校を、「敬愛する将軍様」ごときのせいで失ってしまって良いのでしょうか?

朝鮮学校は「将軍様の学校」ですか?違うはずです。朝鮮学校は、在日同胞のウリハッキョのはずです。断じて北の暴君のものではありません。

在日一世が作り、守ってきた学校をこのまま衰退させては、先祖に顔向けできないのではないでしょうか?卒業していった先輩たちに何と言って詫びればいいでしょうか?朝鮮学校内部からの改革の声こそが、朝鮮学校更生のために、最も必要なことだと思います。

そして、ハングル力を生かして、韓国のネット上で従北勢力と戦っている人達と協力してください。今日本では、韓国全体の民族性の問題のようにレッテル張りをして、日韓分断と韓米分断を目標に激烈な活動を繰り広げている、危険な従北市民団体に目を向けさせず、韓国とは対話が不可能だから日韓分断やむなし、と思わせるような思想誘導言論がはびこっています。非常に危険な状態です。

そして、なぜ日本で韓国内のありえない従北左翼教師の録音告発が紹介されないのでしょうか?

「金日成は民族の英雄です」
「北朝鮮の共産主義は、我国の民主主義より、競争がない公平な社会です」
「私が知っている脱北者が何人かいますが、彼らは南より北朝鮮の人民民主主義共和国が最も住みやすい素晴らしいところだと言います」

こんな常軌を逸しているとしか思えないことを、平然と韓国の子供に教えている従北左翼先生が大量にいます。それが韓国で大問題になっているわけです。その実態が日本で大騒ぎされず、反日だの嫌韓だのどうでもいいことがメディアで垂れ流されています。

なぜか?

結局日本のメディアも韓国の従北左翼と結託して、偽物の「反」朝鮮民族教育を多文化「強制」してきた集団の影響を受けているからです。もちろん、「どうせそんなこと信じるわけがない」「少数派だ」という考えで無視している面もあるでしょう。

ですが、ネット上ではこういう極論が猛威を振るっています。少数派だと無視すると騙される人が出てきてしまいます。

この流れは止める必要があります。そうしてこそ、真の日韓友好が成し遂げられると思います。

過去の我々は愚ゆえに、帰還事業9万3千人という悲劇を起こしてしまいました。今度は韓国5000万人で同じ過ちを繰り返してしまうつもりでしょうか?もう十二分に苦しみました。これ以上の犠牲は必要ありません。

ぜひこの朝鮮学校更生を願う、在日同胞からの声を広げ、「反」朝鮮民族教育を多文化「強制」する、残酷な在日差別を無くしていきましょう。この声を広げることに協力しないということは、残酷な在日差別主義者であると、レイシストであると、自ら証明することになってしまうのではないでしょうか?

総連内部からも改革の声は上がっています。日本の社会はこういう声を後押ししていくべきでしょう。

「北の従属断ち、拉致被害者全員返せ!」 朝鮮総連元活動家がトップに衝撃の提言
http://www.sankei.com/world/news/151124/wor1511240010-n1.html (産経新聞)

http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=0&newsid=21152 (民団新聞)

脱北者や、元朝鮮学校校長の方も、今の朝鮮学校は民族教育から逸脱していると指摘されています。

「内容は社会主義教育」 朝鮮高校無償化 元朝鮮学校校長も否定
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=79856&thread=04 (統一日報)

民団新聞で韓国の朝鮮日報の記事を引用する形で、朝鮮学校の教育はおかしいと指摘されています。

朝鮮学校補助金…文科省が事実上の「再考」通知
http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=2&newsid=21728

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