世界中から注目されていたアメリカ中間選挙が終了。
いまだにすべての選挙結果が確定していませんが、上院は共和党が勝利し、下院は民主党が奪還。大方の予想通りでサプライズはなかったようです。
民主党からはトランプ政権へのNOが突き付けられたと喜び、トランプは上院での勝利を強調。
お互いが勝利宣言をするような状況となっております。
下院で負けたからちょっとは謙虚にあるかと思いきや、思いっきり共和党の勝利を強調するトランプ大統領。この辺の心臓の強さはさすがです(笑)
議会上院での勝利は歴史的な快挙と評価し、
多額の資金が民主党に投入された、
メディアの敵意に満ちた報道があったにも関わらず、上院で勝ったと自画自賛。
う~~~~ん、一理あるな~とは思わされる。
あれだけのバッシングがあったのに、よく持ちこたえたと言えなくもない。
でも勝利宣言はどうよ?と思えますが、そんなことはトランプ大統領には関係ありません。
欠点は無視して利点を徹底的に強調。これぞトランプですね。
勝ったはずなのに、あれ?こんなもんか?となっている民主党支持者。
「民主党は思ったほど躍進しなかったが下院で過半数を獲得したのはうれしい」
同感ですね。
これでもし下院も共和党が勝ってたら誰もトランプ止められなくなりますから。
民主党が下院を制したことで北朝鮮の人権問題も触れられるようになるでしょう。
喜ばしいことです。
人道支援も「国連やNGO団体が北朝鮮国内で自由に移動して、直接支援できるようにすべし!」と言ってくれることを期待します。北朝鮮政府を通して人道支援をすると、物資が全部「首領様の配慮」にロンダリングされて独裁体制強化に利用されるだけですから。
民主党が下院を制したことで、オバマケアの撤廃やメキシコ国境の壁はめでたく立ち消え。良かった良かった。
替わりにインフラ投資は進むでしょう。老朽化が激しいですからここらで刷新できるのは良いことです。
対中貿易圧迫もむしろ強化されるでしょう。
なにせ議会の方が強硬ですから。
議会の言う通りにしていたらZTEはマジで潰れてました。
恐ろしいなアメリカ議会。
民主党がより左へと傾き、理想主義的になっています。人権問題に、本心ではあまり興味がないトランプ大統領への攻撃に使えることもあって、人権問題をもっととりあげろ!と突き上げが激しくなりそうです。
サウジのジャーナリスト殺害、中国のウイグル弾圧、北朝鮮の人権蹂躙。外交的に批判が強まりそうなのはその辺でしょうか。
まぁ一番激しいのはアメリカ国内の問題でしょうけど。
トランプの女性蔑視発言が叩かれそうです。
根強い黒人差別をはじめとした人種差別問題も争点化されるでしょう。
直近では、南米からの”難民”キャラバン(あれは移民ではない)の扱いをめぐってもめそうです。
「今の政治状況には変化が必要だと思うがさらに混乱するでしょう」(苦笑い)
この通りでしょうね。
メディアとの言い争いも激しくなり、議会では罵り合いが繰り広げられそうです。
そうやって前に進んでいくのがアメリカですしね。
FRBが狂ったペースで利上げをしなければ米国経済が腰折れすることもなさそうですし、米国は安泰だろうと思います。
それにしても今の議席数が逆転するくらい民主党が勝つかと思ってましたが、案外共和党が踏ん張りました。
う~ん、根強い。
民主党も目立ったリーダー不在ですし、こりゃトランプ二期目もありえそうです。
当分トランプ劇場がメディアを賑わせそうです。