2017/11/15日ABCテレビ『ワイド!スクランブル』で北朝鮮のサイバー能力についてコンピューターの大学教師をしていた脱北者 金興光(キム・フングラン)氏のインタビューが報道されていました。
北朝鮮のサイバー能力がかなりあることに驚かされます。
以下、報道内容の文字起こしとコメントです。
(ナレーション)北朝鮮は核・ミサイル開発に必要な資金をどこから得ているのだろうか。
その一端が明らかとなった。先月のニューヨーク・タイムズ。
北朝鮮は1990年代からサイバー攻撃に取り組むようになり今では年間1000億円以上の金をハッキングによって強奪していると伝えた。
北朝鮮のサイバー攻撃を行う集団とは?「ワイド!スクランブル」ではその実態を知る脱北者に取材をすることができた。
20年にわたり北朝鮮で大学教授としてコンピューター科学を教えていたというキム・フングァン氏。2004年に脱北し現在は韓国で暮らしている。
教え子の中には北朝鮮のサイバー部隊に配置された技術者もいたという。
韓国に対しても定期的にサイバーアタックをしていますが、日本も他人事ではありません。ガスや電気など下手したら大災害になる恐れもあります。
類いまれな頭脳を持った技術者たち。その待遇は北朝鮮では考えられないほど特別だったという。
経済制裁で外貨を得られない時期に、なんと年間1000億円以上もゲットしていた北朝鮮。その役割を担っていたサイバー部隊は当然特別待遇でした。
金正日からも大いに褒められ、「最高司令官直属の戦闘部隊」と本人から太鼓判を押されるほど。
餓死者が出ていたときも「肉と白米」を供給されていたとありますが、この辺が貧乏だからと北朝鮮を馬鹿にできない最大の理由です。
よくよく考えたらこれほど費用対効果の高い人材投資もない。普通に食わせるだけで超一流のハッカーが育つわけですから。
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