北朝鮮に乗っ取られた『在日コリアンの歴史』

統一日報や民団新聞では、「従北」という単語や、朝鮮総連の危険性を指摘しています。もちろん韓国の教科書国定化にも肯定的です。

やっぱり長年頭のおかしい従北さんたちと激闘を繰り広げているだけあるな、と思っていましたが、『在日コリアンの歴史 (歴史教科書)』を読んで考えを改めました。

そのまんま朝鮮学校の歴史教科書として使える従北汚染レベルです。がっつり乗っ取られてました。

韓国の検定版教科書について「北朝鮮の教科書ではないか!」という指摘がなされていますが、同じ指摘ができます。

問題の構図は同じです。

教えるべきことを教えていない。

韓国の教科書から北朝鮮による5大テロ事件が消えたのと同じように、朝鮮総連による在日コリアンへの弾圧の歴史がまったく書かれていません。

帰国事業(北送事業)の書き方も、そもそも無実の罪で数万人を収容所送りにして虐殺したことが最大の問題のはずが、そういったことは一切書いておらず、日本の差別と北朝鮮の労働者不足という利害の一致のために起きたこと、という書き方をしています。

韓国の教科書など目じゃないくらいの、凄まじい従北汚染レベルと言えます。

韓国の教科書について、韓国女子大生はこう言っています。

(※https://youtu.be/OL_zXCqRX-wより)

韓国女子大生名言4

「近現代史教科書の最も大きな問題は、近代史から現代史を貫く大筋が武装闘争の神格化になっていること」
「武装闘争だけが、妥協することなく行うべき、正しい独立運動方法だということ」

この辺の指摘は、『在日コリアンの歴史 (歴史教科書)』も大筋は一緒です。

もちろん武装闘争をしよう!とは書いていません。

最大の問題は、「反差別市民デモ闘争の神格化」でしょう。

まぁこれでもかといかに在日が差別と闘ってきたかを書いています。そもそも街頭に出て文句を言ったら言うこと聞いてくれた=良い政府、という考えにはならいようです。

もちろん在特会とヘイトスピーチもバッチリ書かれています。

しかし、北朝鮮の収容所で殺された在日一世のことはスルーです。大いに紙面を割いて語り継がなくてはいけないはずです。

特にやられたな~、と思ったのが「朝総連同胞墓参訪韓事業」が歴史教科書から消されていたことでしょう。

この「朝総連同胞墓参訪韓事業」ですが、民団が総連に乗っ取られそうになった、「5.17声明」で、脱北者支援に並んで総連がなくそうとしたものです。このあたりの経緯は、『民団+総連の「和解」のウラで何が起っていたのか!?―Operation of Takeover (洋泉社ペーパーバックス)』に詳しく書かれています。

この「5.17声明」とはどんなものか引用します。

和解声明には、総連との間に何らかの取引があったのではないかという見方が根強くある。①脱北者支援の中止、②墓参団事業のとりやめ、③地方参政権運動の中止を条件に総連が民団との会談に応じるというものだ。

民団+総連の「和解」のウラで何が起っていたのか!?―Operation of Takeover (洋泉社ペーパーバックス)』 P45

 

脱北者支援の中止など、本当にありえない要求と言えます。この当時を知っている人に聞くと、「あれは本当にまいった、、、」としみじみとした感想を述べてくれます。

歴代最悪の左翼政権である盧武鉉政権と、朝鮮総連に挟み撃ちにされ、それに左翼メディアが乗っかって、危うく乗っ取られそうになった事件です。いうなれば蒋介石の国民党が、毛沢東の共産党に内部浸透を許してしまった中国の国共合作のようなものです。

この3条件の中で、最初よく分からなかったのが「②墓参団事業」です。

何なのか調べてみたら、これがまた凄まじい。大きな図書館の書庫奥深くに眠っていたものをたまたま見つけました。非売品なのでしょうか、どうやら売っていないようです。

統一日報が編纂した本ですが、普通に感動して泣きます。これこそ、朴正煕大統領と民団の栄光の歴史だと思えます。

しかし、『在日コリアンの歴史』からはキレイに消されていました。必死で探したら、それらしいものが年表にはありました。書き方はこれ。

消された総連人士墓参団

「民団主導の「母国(韓国)訪問団始まる」

民団の人が、韓国に行ったとした読めない記述です。

実際は、本格的に墓参団事業が始まる前の、民団川崎支部が主導して行われた、朝鮮総連人士30余人が韓国へ帰郷したのが、この部分の記述だと思います。年月日がバッチリ一致しているのですから、それに間違いはないはず。

それがいつのまにか「民団の人が韓国へ行っただけ」という一行になってしまいました。

差別だの、ヘイトだの、歴史修正主義だの、排外主義だの叫んでいる裏で、しれっと乗っ取りを仕掛けてきます。浸透工作での第一目標は「教育」という原則を忠実に守っています。

当時は今よりもはるかに在日内での南北対立が激しかった時代です。この事業がいかにすばらしかったか、『故国の土・再会の涙 ―分断の壁こえた超総連同胞―』のまえがきから引用します。

一九七三年八月二十八日、「北」側が発表したいわゆる金英柱声明により、全民族期待の南北対話は、一方的に中断されてしまった。そのような中で、たとえ南北間では直接できなくても、せめて日本に居住する朝総連(在日本朝鮮人総連合会の略称)同胞だけでも、まず墓参帰郷できるようにし、その人間的苦痛を軽減すべきであると、離散家族の再会・再結合を目的とする南北赤十字会談の基本精神に基づき、人道的事業として実現されたのが、この朝総連同胞墓参訪韓事業である。

(中略)

・・・墓参訪韓事業は、人道主義的事業にふさわしい条件の下に進められた。すなわち、墓参朝総連同胞の訪韓には一切何の条件もつけられず、朝総連に在籍のまま訪韓でき、安全と自由は完全に保障される、したがってすべては本人の自由意思にかかっている、現職の幹部であると否とを問わず、過去の経歴や地位の高低など、すべてが不問に付されるのはもちろん、訪韓後日本に戻ってから朝総連にそのままとどまろうと、民団に移籍しようと、それらはすべて本人が自らの自由意思で決めるべき問題である――という条件の下に進められた。

(中略)

墓参訪韓事業により、在日同胞は、故郷に行かせること、故郷に行くことがそのまま愛国となり愛族となる、新たなタイプの運動を創造した。実際、解放後、南北内外を問わず、これほど同族愛に満ち、これほど人道主義的で、道理にかなった、そして民族の運命を変えて行く力を内包する運動は、かつてなかった。

三十年ぶり、四十年ぶりに肉親や親戚、友人との劇的な再会に歓喜の涙を流し、情愛を確かめ合う人々の感動的な姿やそれにまつわる数々の人間ドラマは、すべての韓国民と在日同胞の胸を揺さぶらずにおかなかった。また、近代国家に変貌した祖国の現実を直接見聞する過程で、表情までが劇的に変って行き、遂には「訪韓は私にとって〝第二の解放〟だ」と多くの朝総連同胞が叫ぶ姿は、墓参訪韓事業がすぐれた愛国愛族運動であることを具体的に立証するものであった。

(中略)

最後に、朝総連同胞墓参訪韓事業に関する報道を通じて、新たな民族史創造事業に参与することができ、ささやかながらもそれに寄与することができた幸せを喜びつつ、この事業の推進に共にたずさわった全民団同胞と本国同胞、ならびに墓参訪韓朝総連同胞に、感謝の意を込めて、この小冊子を捧げたいと思う。

P13-14

近くの図書館に置いてある人はぜひ読んでいただきたいのですが、凄い本です。

北朝鮮の北送事業とはまったく真逆の理念で行われた、素晴らしい事業と言えます。

これほど北朝鮮や朝鮮総連にとって都合の悪いものはないでしょう。民団が総連に乗っ取られそうになった「5.17声明」で、墓参団事業の中止を条件に出してきたこともうなずけます。

この本の写真をいくつか載せておきます。

この本を読むとかなり感動します。

真逆のことをやったのが北朝鮮の帰国事業と言えます。条件付けまくりで、まったく自由のない状態での訪問。もちろん片道切符。言いたいことは言えない。発展した祖国も嘘っぱち。

帰国事業で金日成がやりたかったことを、朴正煕が実現している。これは北朝鮮が嫌がるな、と確信できる内容です。それがあまりにも悔しいから徹底して朴正煕を貶めようとするのでしょう。姜尚中氏あたりを使って徹底的に貶める言説を広めていますね。心根が本当に卑しい。

この本、日本の親北派の人たちに、帰国事業の残虐さに匹敵するインパクトがあると思います。だから徹底して歴史から抹消しようとするのでしょう。

民団はこの教科書をかなり真面目に見直した方が良いです。

朴一教授に任せるのはやめるべきでしょう。朝鮮学校に対して擁護的な時点で怪しいです。総監修を鄭大均教授や、在日三世の浅川晃広さんにお願いして全面見直しをすることをお勧めします。この歴史教科書、従北汚染が凄まじいことになっています。これを民団系列の韓国学校で使うなど、在日の子弟を反差別市民デモ闘争に邁進する革命闘士にするようなものです。

朴一教授については、浅川晃広さんの下記の本を読んで、信頼に足る人物か考え直すことをお勧めします。

あと統一日報には『故国の土・再会の涙 ―分断の壁こえた超総連同胞―』を再販してもらいたいですね。これは日本の従北勢力を一掃することに寄与しますし、韓国の「朴正煕=軍国主義の独裁者」と思っている従北左翼にダメージを与えることができるでしょう。

当時の映像なんかも集めて、宣伝動画を作れば民団の求心力UPに貢献するはず。

北朝鮮と朝鮮総連の、「学校設立費を送った」という話しをこれでもかと強調して、恩に着せまくる手腕を少しは見習った方が良いと思います。

それにしても基本に忠実です。浸透工作では、「まっさきにメディアと教育」を乗っ取る。これを全力でやっていますね。その力をもっと世のため人のために使ってもらいたいものです。

この従北汚染全開の『在日コリアンの歴史』については、他にも無視できない箇所がてんこ盛りなのでまた別の記事を書いていくつもりです。

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