そろそろ北朝鮮観光を制裁対象にしてもよさそうです。
世界中のYoutuberが北朝鮮に押し寄せているそうですが、こういうのを黙認してはいけません。
次の映像は、中国人以外ほとんど足を踏み入れてない秘境扱いになっている白頭山に、外国人ハイキング客が観光に来ていることを紹介しています。
内容は、平壌に行って「普通じゃないか。北朝鮮報道は偏向している」と擁護する人たちと同じです。
一緒にハイキングして友情をはぐぐめば政治的問題は解決されるさ!というなんともお花畑なコメント。北朝鮮当局の検閲が入っているんでしょうかね。能天気なコメントです。
観光規制を国連制裁にはできないでしょうが、米国の独自制裁で世界中の北朝鮮観光斡旋業者を制裁対象にすれば済む話しです。
それらの業者と銀行取引したら、その銀行も制裁対象にすれば問題なし。
北朝鮮観光は一気に干上がります。
銀行口座開設を断られても北朝鮮観光斡旋を続けようと思ったら「現金手渡し」「現金書留」でのお金の受け渡しになりますが、そんなうさんくさい会社に観光旅行を斡旋してほしいとは思わないでしょう。
めでたく北朝鮮の観光収入は激減します。
9月の北朝鮮建国70周年記念行事を狙い撃ちしてこの制裁を発動すると効果的です。
9月9日の習近平訪朝を狙い撃ちにするのも良さそうです。
中国人がマスゲーム観覧席を買いまくってるそうですが、全部パーです。
せっかいの外貨収入がすべて無駄になり、多額の経費だけがかかる。
北朝鮮政府にとってはせっかくのもうけ話が潰されるわけです。
最高の嫌がらせですね(笑)
まぁさすがにまだ北朝鮮側が折れて中止になった訪朝を乞う可能性もありますから今回はやらないでしょう。
北朝鮮観光を制裁対象にする可能性が高いのは、9月の習近平訪朝、文在寅訪朝、米中通商協議が終わっても何も変わらない場合。
9月中の北朝鮮建国70周年イベントの収支分析が出て、「北朝鮮はマスゲームでこんなにも観光収入を稼いだー!」という分析記事が出た後なんかに観光旅行も制裁対象とすると発表がありそうです。
北朝鮮では金正恩主導で観光産業の育成に力を入れています。そのための建設や投資に国家資源を使うだけ使わせて、制裁発動で観光客を枯渇させる。2,3年もすれば一生懸命作った観光地も外貨を稼げずさびれます。
今すぐ北朝鮮観光を徹底的に禁止させようとしないのは、無駄なインフラ投資をさせて国費を浪費させようということかな~と予想しています。
本当にそうなら、中国に負けず劣らずの嫌がらせですね。
これまで「北朝鮮制裁には意味がない」という意見の人たちがいましたが、いかに嘘っぱちかが分かりますね。
トランプになってから二次制裁を真面目にやりだしてから効果がバッチリ出てます。今まで厳格に制裁やってなかっただけです。
中国が制裁を緩めてますが、これも米国が本気で二次制裁に乗り出せば瞬く間に中朝貿易から引くでしょう。
もはや中国はキャッシュレス社会になっているのに、銀行取引から締め出されたら会社経営なんてできません。
そうなれば橋を渡って大量のトラックや列車が行き来する会社規模の貿易は終了です。
取り締まれないのは個人レベルのハンドキャリー密貿易くらい。
この状態にまで追い込めば、北朝鮮は対話の場に出てきて本気で非核化をする可能性も高まります。
今の中朝貿易黙認状態では、わざわざ非核化する理由もなければ、屈辱的な対米外交に神経をすり減らすひつようもありません。
現状の情勢は、中国がどう判断するか次第でしょう。
これ以上米国と対立は避けたい、と判断して北朝鮮に「本気で非核化しろ。さもなくば中朝貿易は本気で停止する」と言うか、対米対決の継続を選んで中朝貿易を黙認するか。
9月中に中国がどういう方向に動くかで、朝鮮半島情勢が大きく変わりそうです。