どんどん増えてほしい38度線越えの脱北

南北が非武装地帯(DMZ)内のGP(監視哨所)を破壊し、地雷撤去も進むなか、北朝鮮兵1人が1日、江原道(カンウォンド)東部戦線軍事境界線(MDL)を越えて亡命しました。(参考URL:『韓国合同参謀本部「北朝鮮兵1人、軍事境界線を越えて亡命」』)

大変喜ばしい出来事です。

この手の脱北がどんどん増えれば、文政権の軍事的緊張緩和交渉は大成功と言って良いと思います。

 

そもそも、中朝国境を越えて、中国大陸を縦断し、東南アジアに密入国して飛行機で韓国へ移動。

これがメジャーな脱北ルートです。

どんだけ移動すんねん。

凄まじい遠回りですよ。

陸続きですぐ隣の国に亡命するのに、こんな気の遠くなるルートを選択するしかないわけです。

38度線という壁がいかに大きいかが分かろうというもの。

以前の板門店の兵士脱北とは違って、今回の兵士亡命に対する報道はえらく静かです。

 

前回とは違って銃撃があったわけでもないからかもしれませんが、この手の事例が頻発すれば、北朝鮮がどう反応するかが気になるところです。

レストラン従業員のように「韓国国情院がわが国民を騙して連れて行った拉致事件だ!今すぐ返せ!!」と言い出せば、韓国政府はかなり難しい対応を迫られるでしょう。

本来、悩む必要もなく保護すべきですが、良好な南北関係が政権支持率維持に直結する現政権は、はっきりしないあいまいな態度でお茶を濁そうとしそうです。

毅然とした態度で拒否せず、「明言は避ける」「ノーコメント」「北朝鮮政府に理解を求める」みたいな発言が出てきそう。

そうなれば韓国国内の左派からは支持されても、国際社会からは白い目で見られます。

韓国の安全保障を第一に考えれば、この自主的武装解除と道路連結は韓国を危険にさらす行為ですが、韓国版平和攻勢と考えればアリだと思います。

自分の身を危険にさらして、相手にダメージを与える。

肉を切らせて骨を断つというやり方です。

もちろん文政権にそんな覚悟があってやっているわけではありません(笑)

ただ、結果的にはそういう側面があるというだけです。

今後も38度線の地雷撤去や監視所撤去をどんどん進めてもらいましょう。

38度線越えの脱北事例が増え、それが北朝鮮国内に広まれば後に続く人が出てきます。

万単位で集団移動でも起きれば、北朝鮮の国家体制が揺らぎます。

ちなみに韓国もかなり大変です。一気に万単位の難民が来たら負担はかなりキツイですし、間違いなく国内は混乱するでしょう。

が、耐えてもらいましょう。

それに耐えてこそ同族に対する同胞愛と言えますし、南北友好の真の姿です。

1人、2人、10人、100人と38度線越えの脱北が増えることを強く強く祈ります。

どんどん来~~~い!