激化する米中の”熱い冷戦”

エスカレートする米中の”熱い冷戦”。あわや軍事衝突という可能性も出てきています。

南シナ海で行われている航行の自由作戦で、中国艦艇が米国の艦艇の進行を邪魔するように40mまで接近とのこと。

一歩間違えればかなりヤバイことになりえます。

シャレにならない状況になってきました。

 

外交・安保のトップで対話で軍事衝突を回避する大事な会談は中国側の意向で中止されてます。

会談中止の理由は関税や軍幹部への制裁が理由としてあげられていました。

この状況でのあわや軍事衝突という今回の事態。

航行の自由作戦中に、攻撃的に接近してきたと怒る米軍。

もちろん中国が「現場のアホな軍人がアホなことをしました。どうもすみません」なんてことを言うわけもなく、自己弁護。

悪いのは米国だ!という主張。

当然のごとく「ざけんなよ!攻撃的に接近するなんてなんて危険で未熟なやり方なんだ!」とキレる米国。

中国機が自衛隊機に危険なほどに急接近したこともありましたが、米国相手にも同じことをする中国。

ロシア兵器購入で中国軍幹部に金融制裁を科し、台湾への武器輸出が始まり、B52を南シナ海で飛行させ、国連の安全保障理事会でトランプがイラン・北朝鮮批判するんだろうという周囲の予想を裏切っていきなり中国が米国の選挙に介入していると批判をぶち上げ、自衛隊機と一緒に南シナ海を飛行しとどんどん圧力が強まる中での出来事。

この状態で何もしないというわけにもいかなかったのでしょう。例えるなら頭を繰り返し小突かれ、いよいよ我慢の限界にきて「もうやめてくれよ!」とムッとしながら手を振り払ったような感じでしょうか。

そう思えば可哀そうかもしれませんが、似たようなことを自分より弱い相手にやってきたのが中国ですからね。あまり同情する気にもなれません。

これ以上やるなら核戦力を増強するぞ!さらに軍拡するぞ!と脅す中国。

そんなこと言われても「何もしなくても軍拡はやるでしょ?」としか思えない。

むしろ中国のためを思うなら「それやったらソ連の二の舞だからやめた方が良いですよ」と言ってあげたくなります。

「米国の圧力に”もうやめてくれ”」というメッセージだと分析されていますが、だからといって「貿易戦争でも譲る気配はなし」という状態。

米国も引く気はさらさらないでしょう。

戦前の日本を見ているようですね。

いっそ中国からも満州からも引いて、中国の軍閥暴力団の挑発には乗らずに引きこもっていれば日本人は幸せになれたのに、引っ込みがつかなくなって最後は対米開戦まで突き進みました。

「真珠湾攻撃は米国に追い詰められたからだ!」という意見もありますが、それ言ったら今の中国も同じです。

戦前の日本に擁護的な人たちは、中国がどんどん追い詰められても「さっさと米国と交渉して妥協すれば良いのに馬鹿だな~」くらいにしか思わないはず。同じように戦前の日本にも同様の感覚を抱かざるえない。

中国もそこまで馬鹿じゃないからうまく凌ぐかな~と思ってましたが、結構無理っぽい感じになってきました。

米国の貿易摩擦も中国以外は沈静化して、対中知財包囲網へと切り替わってきています。

中国はどんどん苦しくなっていくでしょう。

EUや日本との関係改善で米国の圧力をかわそうとしてますが、それもどこまでうまくいくかは怪しいもの。

というか無理でしょう。

ウイグル人を収容所送りにし、人権派弁護士が次々と拘束され、習近平の顔写真に墨を塗った女性は精神病院送り。

結局、そういう無茶なことをやる国とは深く付き合うことは不可能です。どこかで無理がきます。知れば知るほどドン引きする相手とどうやって仲良くなれというのか?

米軍との一体化について「対米従属だ!米国のために戦争するのか!」などと言う輩がいますが、今の状況はいかに米国を日本の戦争に巻き込むかという状況なわけです。

今回の駆逐艦急接近の件は、局所的な軍事衝突も覚悟せよ、という良い警告でしょう。

中国漁船が自衛隊艦艇に体当たしてきた意見がありましたが、これくらいは覚悟した方が良さそうです。

どこまでいくのか米中対立。

国際マーケットが大荒するような大衝突はやめてほしいですね。そんな事態になれば弱い国から政情不安になり、殺し合いが始まりますから。

かつては韓国でどんどん強くなる中国に対して、等距離外交とか言ってましたがそんな意見ももはや霧散してるでしょう。

他の国も同じ。どんどん親中路線から離脱していく動きを見せています。

いまだに親中路線を維持しているのは距離も遠く、中国の直接的な脅威を受けにくいアフリカぐらい。

米中の”熱い冷戦”は今のところ米国有利で推移しています。

北朝鮮といい、アジア情勢は激動の時代を迎えていますね。果たして日本はうまく立ち回れるか。

目が離せません。