グローバルスタンダードとワールドスタンダード

個人的な意見ですが、グローバルスタンダードが通じる世界と通じない世界があると思っています。

グローバルスタンダードが通じる世界の常識はこれ。

  1. 借りた金をちゃんと返す
  2. ルールを守る
  3. 真面目に働く

この3つです。

通じない世界はこの逆。

  1. 借りた金は返さねぇ
  2. ルールは守らねぇ
  3. 働かなねぇ

これをワールドスタンダードと名付けます(笑)

はっきり言って世界の大半はこのワールドスタンダードで動いてます。

 

先日の投稿で中国の一帯一路は侮れないと書きましたが、一帯一路のリスクはこのワールドスタンダードの国々に金を注ぎ込んでいる点でしょう。

経済的に乗っ取るべく、せっせと金を貸し付けても踏み倒されては意味がありません。

国際ルールを守らない中国ですが、そんなもん他の後進国だって守りません。

いよいよヤバくなったら、欧米諸国の中国警戒感を利用して、借りた金を踏み倒そうとするはずです。(もちろんインフラはおいしくいただきます)

そこが一帯一路の最大のリスクと言えます。

3番目の「働かない」も大きなリスクです。

「中国人労働者を送り込んで地元の雇用に寄与していない!」とよく批判されています。

純粋に必要な技術を持っていないという面もあるでしょう。

そうなると中国から派遣する以外ないわけです。

現地人を教育してインフラを作るのも大変です。

何せ働かない人々ですから。

それに比べてなんだかんだで中国人は働き者です。

特に自分の利益を最大化するための努力は大したもの。そのためには不正も平気でやるのが難点ですが、ちゃんと頑張ります。

それに比べてびっくりするくらい働かないのが、第三世界の国々です。

特に南米は最悪。

価値観が全然違います。

あまりに働かないから日本人が「なぜ働かないんだ!」とキレたら、「なぜ働くの?」ときょとんとした顔で聞き返してくるのがラテンの人々です。

むしろ同情した顔で「日本人はあくせく働いて、なんて可哀そうなんだろう。もっと人生を楽しまなきゃ!」と慰められます。

「え?俺はやりがい持って仕事してるつもりなんだけど。。。え?俺って可哀そうなの??え?そうなの?」と価値観を揺さぶられること間違いなし。

よく日本はこのままだと国際競争に負けるとか言われますが、世界を知れば「こんな連中にどうやったら経済的に負けれるのか教えてほしい」という感情を抱きます。

しょせん「グローバル競争」というのは一部の先進国と一部のエリート層の中での狭い範囲の争いです。

ただし世界の富の大半はその狭い範囲で動きます。

人口ピラミッドで表現すれば、ピラミッド上層部のごく一部がグローバルスタンダード層で、下の大半がワールドスタンダード層。

しかし、金で換算した場合はそれが逆ピラミッドになります。

富の大半は一部のグローバルスタンダード層の人々が握る。

世知辛い世の中ですね。

昨今の保護主義化や右傾化は、そういう構図に反発するワールドスタンダード層の反乱と言えるかもしれません。

格差が広がり過ぎて、貧困が固定化すると政治的に不安定になり治安が悪化するものです。

治安の不安定化は金持ちにとっても困ることでしょう。暴力で奪われたらたまったもんじゃありませんから。

うまく富の再分配ができない社会は、暴力革命でガラガラポンされがち。

かつての共産主義革命や、昨今の「アラブの春」から始まった中東・北アフリカの革命ラッシュも根本原因は同じです。

富を握るのはグローバルスタンダード層ですが、調子に乗るとワールドスタンダード層の暴力でぶちのめされる。

日本は今のところそうならないよう、うまいこと調整できている方でしょう。

危険なのは中国や韓国でしょうね。

くれぐれも内戦にはならないでほしいものですが、果たしてどうなるか。

ワールドスタンダード層の暴力が噴出しないよう、グローバルスタンダード層の皆さんには富の再分配に協力してほしいものです。