台湾が東京五輪に向け「台湾」という国名で参加することを求める住民投票を行うことが決まったようです。
台湾も陰に陽に加えられる中国からの嫌がらせに堪忍袋の緒が切れたようです。
米中対立というチャンスも到来しています。
五輪で「チャイニーズ・タイペイ」から「台湾」に呼称を変えるなら「今でしょ!?」と言えるそうです。
2020年から「台湾」と呼ぼう!と訴える台湾市民。
今までは「チャイニーズ・タイペイ」でした。
1981年にIOCとの合意で「チャイニーズ・タイペイ」に決まった名称。当時は中国も受け入れましたが「台湾」という呼称は激烈に反発することは間違いない。
台湾での住民投票が決定。
来月24日の統一地方選挙にあわせて行われる模様。
中台関係がずんずん悪化しております。
投票で可決されれば、次はIOCの判断です。
もめるな~、どう考えても。
「五輪は平和の祭典です。政治とは距離を置きます」という名分がいかに実現困難かが分かりますね。
IOCが仮に認めたら、中国は東京五輪をボイコットするでしょう。
個人的には日米が全力でIOCに圧力をかけ、「台湾」での参加を認めさせてほしいですが、国家間の揉め事に巻き込まれたくないIOCとしては「いいじゃん、チャイニーズ・タイペイで!そっとしといてよ~(泣)」という感じでしょうね。
もし「台湾」と認められれば、国連加盟や台湾の国家承認に向けてプラスになりそうです。
もはや口だけになった「一つの中国」原則。
この問題に比べたら南シナ海も尖閣問題も小さなもの。
限定的な台中軍事衝突もありえそうです。
もし台湾がこれらの危機を乗り越えれば、そう遠くない未来に「台湾」という国が、国家承認される日がくるかもしれません。
ぜひ頑張ってほしいですね。