金曜日、文政権が急転直下GSOMIA維持を決定しました。
暴走従北列車にもブレーキがあったようです。
ギリギリで大韓民国の政府であることを思い出したのでしょう。
大変喜ばしいことだと思います。
まぁ喜ばしいのですが、この件で文政権が米国に植え付けた対韓不信は深刻でしょうね。
こんなことならもっと早く維持決定を決めていれば良いものを、周りがほぼ全員「この政権はダメだこのまま米国の圧力など無視してGSOMIAを破棄するだろう」と思うまで頑なな姿勢を維持し、最後の最後に撤回する。
日米双方から歓迎の声明が出ていますが、この件で日米、特に米国に与えたマイナスイメージは多大です。
今後、米国も韓国に対して日本以上に厳しい態度になるかもしれません。
経済ぐちゃぐちゃ、安保もボロボロ、外交は迷走に次ぐ迷走。
それでも支持率は堅調。
これが信じがたい。
韓国がどんどんボロボロになっているのに国民はそれを支持。
対米・対日ともにガタガタになっているのに、文政権は原則に立ち、国益のために毅然と対応している!と思っているのが救えない。
今後GSOMIAが維持されるかどうかは、文政権と野党の支持率次第でしょう。
政権支持率が高く、野党が弱ければ左派支持層が嫌がるGSOMIA維持は続くと思います。
政権支持率が高ければ、多少左派票が逃げても大丈夫ですから。
しかし、米国や日本の圧力に屈するとは許せん!と左派支持者が離れていけば、また無謀な強硬姿勢に戻る可能性があります。
そして文政権や与党共に民主党の支持率と同じく重要なのが、保守の自由韓国党の支持率、そして共に民主党よりさらに左の正義党の支持率です。
もし自由韓国党が選挙で勝てるとすれば、米国に毅然と対処できない共に民主党に愛想をつかし、正義党に鞍替えする左派有権者が増えることです。
左派票が割れれば、保守候補者が勝てるでしょう。
今の状態では、自由韓国党が勝つのは難しい。
ぜひ正義党の支持率が上がって票を割ってほしいところですが、その場合、文政権の対米・対日姿勢がかなり強硬になる可能性が高いです。
そうなれば国益を棄損する外交を平気でやるでしょう。
まさに進むも地獄、引くも地獄です。
GSOMIA延長は喜ばしいですが、今後の将来を考えると素直に喜べない。
今はそんな状態ですね。。。