世界のリベラルに蔓延する反米・反帝国主義という病

ニューズウィークに素晴らしい記事がUPされていました。

昨今のベネズエラの政変についての記事ですが、そのまま北朝鮮や中国に対する日韓左派の姿勢と共通するので、「うんうん」と思わず首肯してしまう内容を抜粋しておきます。(参考記事:独裁者マドゥロを擁護する「21世紀の社会主義」の無責任

 

出だしはこれ。

「反帝国主義者なら独裁者でもOK? マドゥロらの失政を無視する欧米左派の罪」

冒頭から飛ばしてますね(笑)

他にもポイントを抜粋するとこんな感じ。

「21世紀の社会主義」にロマンを抱く欧米の左派の多くは、その妄想を維持するために、ベネズエラが破滅への道を歩んでいることに見て見ぬふりをし、独裁者の横暴を黙認してきた。

戦後直後の社会主義幻想を抱いていた人々はまだまだ存在している模様です。

日本に置き換えれば「”地上の楽園”にロマンを抱く日本の左派は、その妄想を維持するために在日朝鮮人を地獄送りにすることを黙認してきた」といったところでしょうか。

恐ろしいのは、欧米の左派には、反帝国主義の名の下に反米的な決まり文句を並べさえすればたとえ独裁者でも支持する、という人々が存在すること。

いるいる、そういう人。

日本だと、米国批判・安倍批判・自民批判している人たちがそういう感じ。

バーニー・サンダース米上院議員は、社会主義者なら独裁者でも擁護するべきだという考えをきっぱり否定。

しかし、サンダースは例外的存在。反帝国主義者の多くは、独裁者でも反帝国主義を唱えており、その横暴が国内にとどまっている限り、独裁者の肩を持つ悪い癖がある

他人事とは思えない(笑)

北朝鮮や中国の独裁体制に沈黙する、または肩を持つ人たちがリベラルになんと多いことか。

人権と自由を大事にする左派に、その手の人間がいるとは嘆かわしい限りです。

ソマリア難民のイルハン・オマル米下院議員は1月、「アメリカの支援でクーデターが起きても、ベネズエラの悲惨な問題の解決にはならない。トランプが担ぐ極右野党は、暴力を悪化させ、地域全体を不安定化させるだけだ」とツイートした。

しかし彼女のような左派の反帝国主義者たちが、ウクライナやシリアやベネズエラで命を懸けて残虐な体制に立ち向かう人たちに連帯感を示すことはない。それどころか反体制派を「ファシスト」「首切り屋」などと呼び、ベネズエラでは「極右過激主義者」などと中傷する。

イルハン・オマル米下院議員とはこの人です。

「ムスリムの議員登場!アメリカの多様性を象徴している!」と、もてはやされてますが、さっそく二重基準全開の模様。

米国の保守派が、民主党叩きのネタにしていますね。

「左派の反帝国主義者たちが、ウクライナやシリアやベネズエラで命を懸けて残虐な体制に立ち向かう人たちに連帯感を示すことはない」という意見も、北朝鮮の人権蹂躙と闘う脱北者や、中国共産党の弾圧に抵抗する中国人人権派弁護士や少数民族出身者に対し、連帯を示すことがない日韓リベラルと同じです。

ベネズエラ暫定大統領就任を宣言したフアン・グアイド(国際組織の社会主義インターナショナルのメンバーでもある)のような中道左派の政治家は、アメリカから支持されているだけで「極右野党」と中傷される。帝国主義者トランプはマドゥロを嫌っている。故にマドゥロの犯罪は許される。あるいはアメリカの陰謀が原因だ――。

他人事とは思えない(笑)

自国の嫌いな奴(=トランプ)を批判する、もしくは肯定しないためには、他国のクサレ独裁者を擁護する。

理由に困ったら「米国の陰謀」だとあの手この手で扇動。

北朝鮮を擁護する総連やその意見に同調する日本の左翼と一緒ですわ。ちなみに韓国も似たような感じです。

欧米諸国の左派・反帝国主義者たちは、アメリカはベネズエラの内政に干渉するべきではないと言う。結構だ。しかしそれなら、検事総長から反体制派に転じたルイサ・オルテガ・ディアスや、デモを組織したとして4年間服役したレンソ・プリエト、あるいは国民議会が立ち上がったとき、なぜ沈黙していたのか。

反帝国主義者たちの理想どおり、自国の問題に立ち上がった彼らに対して、だんまりを決め込むなんて、あんまりだ。

北朝鮮の体制を認めよう、北朝鮮の人権は北朝鮮住民自身の手で解決すべき、という意見の元、不介入を主張する親北さんたちと同じですね。

「だんまりを決め込むなんて、あんまりだ」という感想も、脱北者の口を封じる韓国左派政権・現与党に対して、同じ感想を抱いてしまいます。

訪米中の韓国議員団が、米国ペロシ議長の「シンガポールで行われた1回目の南北首脳会談は何の成果もない失敗作で、ただのショーだった」「今は言葉ではなく北朝鮮が非核化に取り組んでいる証拠と実際の活動を目にする必要がある」という発言に対して、正義党の李貞味(イ・ジョンミ)代表が「北朝鮮は今、経済開発を目指しているので過去とは大きく変わった」と主張し、民主平和党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)代表は「北朝鮮がベトナムのように親米国に生まれ変われば、米国にとってもプラスになるだろう」となんだかんだと擁護する始末。

他にも韓国国会議長の文喜相(ムン・ヒサン)氏が、「米国の官民が(北朝鮮の非核化への本気度について)悲観的に考えていた部分があったが、希望的に大きく変わった」と自画自賛。

う、うそくせぇ。。。

特に正義党李貞味(イ・ジョンミ)代表の「北朝鮮は過去とは大きく変わった」と断言する思考回路がヤバイですよね。

プラス100点を目指しているのに、「マイナス1万点がマイナス5千点に半減したから大きく変わった」と言われているようなものです。

半減したところで、プラス100点を目指している者にとっては、どちらにせよありえないマイナス点です。

文喜相(ムン・ヒサン)氏の北朝鮮が核を放棄することに対して、「悲観的だったのが希望的に大きく変わった」と断言しているのもまったく信用できない。

どっからその自信が出てくるのか聞いてみたい。

この手の人たちは、仮に北朝鮮が非核化の道を捨てて強硬路線に戻ったとしても、北朝鮮を信用しなかった米国が悪い!韓国の保守強硬派が悪い!北朝鮮制裁を維持しようとする日本が悪い!と北朝鮮の責任を問うことはないでしょう。

この他国の独裁者にはすこぶる甘いというリベラル界隈に蔓延する反米病は、本当にやっかいです。この病気のせいで、世界中の独裁者は生きながらえてしまうわけから。

それにしても反米・反帝国主義病は世界共通ですね。

もはや世界宗教と言っても良さそうです。