反中に傾斜するフィリピン

南シナ海問題で国際司法裁判所に提訴し、勝利したフィリピン。

そのまま反中まっしぐらかと思いきや、その後、中国の経済支援でとたんに沈黙したドゥテルテ大統領。

が、それも状況が変わってきたようです。

先月、中国とフィリピンの漁船が衝突して沈没したときに、フィリピン人を助けなかった中国にフィリピン人が激怒。

巨額の経済支援を「約束」してもらったが、それも実行されず。

1年前に着工した橋が、いまだ一割程度しか建設されず、絶賛停滞中。

中国人が働きやすいようにフィリピン政府が優遇したところ、中国人があふれかえりる。

その結果、中国人向けの店が増えるも、フィリピン人の店舗は立ち退きを迫られテント村化。

その上記にキレるフィリピン人。

避難の矛先はドゥテルテ大統領へ。

ドゥテルテ大統領も中国のポチだと揶揄されては、今までのように「金をもらって黙る」ということもできないでしょう。事は「独立国フィリピン」か「中国フィリピン省」かの未来ですから。

香港の連日の反中デモに台湾も影響されて蔡英文総統の支持率が上がり、フィリピンでは中国に対して弱腰のドゥテルテ大統領批判が盛り上がる。

米国はトランプ大統領が大暴れして周りから孤立気味ですが、中国は中国でどんどん評判が悪化中です。

もはや米中の覇権争いは、どちらがよりマイナスを少なくするかの勝負になっていますね。

トランプの外交を見ていると「ひどいなこりゃ」とは思いますが、中国の八方ふさがりっぷりもひどいもんです。

ドゥテルテを篭絡した中国の手腕は大したもんだと思っていましたが、それも今は昔。今後はフィリピン国民の反中感情に押し出されるようにフィリピン政府の対中姿勢も厳しくなっていくことでしょう。