第二のシリア状態になっているイエメン紛争

NHK BS1のワールドニュースを毎日チェックしていますが、イエメン紛争がだいぶシャレにならない状況になっているようです。

日本の報道ではあまり出てきませんが、欧米、特にヨーロッパの報道ではイエメン紛争がしょっちゅう取り上げられています。

カタールのアルジャジーラでも凄惨状況が報道されています。

子供が乗ったスクールガスが巻き込まれた時の様子。

 

まさに地獄絵図。

報道ではサウジが主導する連合軍が批判されますが、戦っているイエメンのフーシ派が善なる存在かと言えばそうでもない。

現代の紛争でやっかいなのは、武装勢力が一般人が住む市街地に入り込んで隠れることでしょう。

軍服を脱げば一般人と見分けなどつきません。

敵兵を放置するわけにもいかず、しょうがないからそこを攻撃すれば女子供が巻き込まれ、凄惨な写真と映像が大量に出て回り、国際社会の批判は武装勢力ではなく攻撃した方がへと向かいます。

それが彼らの狙い。

非常にやっかい。

これが現代のテロ組織・武装勢力の危険なところです。

家族を殺された人たちは怒りに燃え、その憎悪を利用してテロ組織が兵士としてリクルートする。

いつまでも終わらない。

シリアはロシアの援助を受けたアサドの勝利で”秩序を取り戻した独裁国家”へと落ち着きそうですが、そのかわりのようにイエメンが大混乱に陥っています。

エジプトのスエズ運河へとつながる重要な地域で大混乱が発生。石油の値段が上がりそうです。

イランとサウジの代理戦争が行われるイエメン。

「イスラム教徒同士、争いはやめよう」とはならず、隣の異端をぶっ殺すために異教徒を引き込む。

この残念な構図が改まらない限り、中東の紛争は終わりそうもありません。