違法行為の黙認という方法で北朝鮮制裁に穴を開ける韓国

北朝鮮の石炭をロシアで原産地ロンダリングをして韓国に持ち込んで売っていた件が注目をあびています。

最初は、まぁ違法行為をする奴はいるでしょうから、こういうのをキチンとチェックして取り締まるのが大事、見つかって良かったね、と軽く考えていました。

が、事態は思った以上に深刻でした。

原産地ロンダリングして北朝鮮の石炭を密輸していたのを韓国政府が前から知っていたのに、黙認していたという事実が明らかになりました。

昨年10月、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に違反し、北朝鮮産石炭9156トンを韓国に持ち込んだとの疑惑を持たれている第3国の船舶2隻について、韓国大統領府と韓国政府は直後に報告を受けていながら4カ月以上も適切な措置を取っていなかったことが22日、分かった。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/23/2018072300725.html

 

そんなまさかの「知ってて放置」。

米国にバレて、やばいやばいと慌てて取り締まり開始。

南北交流のために制裁解除をしたいという本音が、こういう行動に駆り立てるのでしょう。

一向に進まない非核化措置にいら立ち、制裁を強めようとする米国を中露が邪魔していますが、韓国も本音は中露側だと証明した格好になります。

対外的には「北朝鮮の非核化まで制裁は維持されなければならない」と発表してますが、非公開で安保理に制裁の例外を認めてくれとお願いしていたことも分かりました。

もうどうしようもないな。

それにしても知ってて黙認してたとは驚く。辞任騒ぎになっても良さそうなもの。なぜああも北朝鮮に甘いのか謎ですね。「わが民族同士」病とでも名付けましょうか。

こういう火消し記事が出ていることも、個人的には心配が増幅させられます。

米国務省「韓国は安保理決議履行に忠実なパートナー」

2018年07月23日08時08分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 

米国務省が22日(現地時間)、国連安全保障理事会(安保理)の対北朝鮮制裁決議上の禁輸品目である北朝鮮産石炭がロシアで積み替えられた後に韓国に流入したことに関連し、「米国と韓国は統一した対応を調整するために緊密な連絡を維持している」と伝えた。

米国務省の関係者は外国船舶が北朝鮮産石炭を積んで韓国に入ってきたことに対する米政府の対応関連の質問に対し、「韓米は北朝鮮問題について緊密に協力している」とし、このように述べた。特に「韓国は国連安保理決議文の海上履行において忠実で信頼できるパートナー」とし、北朝鮮産石炭の流入に対する韓国政府の対応に信頼を表した。この関係者は「韓国は我々の最も近い同盟国であり友邦」とし「我々のパートナー関係は民主主義と人権、法治の価値を共有している」と強調した。

(中略)

ある外交筋は「北朝鮮産石炭の流入に関連し、あたかも米国が韓国に措置を取るかのように誤って伝えられていて、国務省側は当惑している」とし「北朝鮮産石炭の流入の件は韓米が情報を共有し、協調して調査する対北朝鮮制裁履行の模範事例に該当するという点を明確にするため、国務省が異例にも公式ツイッターを通じて、康長官とポンペオ長官が国連制裁について議論したという点を浮き彫りにした」と説明した。

http://japanese.joins.com/article/401/243401.html?servcode=200&sectcode=200

この記事を読んで、「うんうん韓米関係はゆるぎないな」と思うようでは話になりません。

「信頼できるパートナー」を連発してますが、本当に「信頼できるパートナー」ならわざわざ言いません。

「民主主義と人権、法治の価値を共有している」と強調するのも、北朝鮮はそれらの価値を共有していない、分かってるよな?という米国からの厳重注意でしょう。

「北朝鮮産石炭の流入に関連し、あたかも米国が韓国に措置を取るかのように誤って伝えられていて、国務省側は当惑している」と米国側が過剰反応に対して火消しをしていますが、これも韓国が違反船舶の取り締まりを開始して、対外的にも「非核化されるまで制裁は維持する」と発表したからでしょう。

「北朝鮮産石炭の流入の件は韓米が情報を共有し、協調して調査する対北朝鮮制裁履行の模範事例に該当する」なんて言ってますが、「ちゃんと見てるぞ。制裁逃れができると思うな!」という米国からの厳重注意(脅し)としか思えません。

バレなければ韓国政府はこのまま放置してたでしょうからね。

結局北朝鮮が変わらない限り制裁解除なんて出来ないんですから、同盟国であるアメリカの不信感を買うような真似をしなければ良いのに、韓国左派政権の親北DNAはどうしようもないですね。

結局韓国も日本と同じように「非核化なくして経済制裁なし」という姿勢に固まってきました。

本音は違うんでしょうが、現実問題として「非核化なくして経済制裁なし」以外無理なわけです。

あきらめて真面目に制裁を履行すれば良いのに、ことあるごとに制裁に穴を空けようとする。困ったもんです。

「対北朝鮮制裁履行の模範事例」という美談になってますが、今回の件が韓国への良い警告となったようです。

これに懲りて、南北交流は北朝鮮に金が渡らない方法で行いつつ、「非核化に向けた具体的な行動なくして制裁解除なし」と繰り返し発表して、米国の不信を払しょくすることに努めてほしいものです。