韓国を代表する従北大統領の廬武鉉。その最側近である現大統領の文在寅を理解するためには、廬武鉉時代を振り返るのが近道です。
今では総連やガッチガチの従北市民団体くらいからしか聞かなくなった「北朝鮮は国防のために核開発している。だから理解できる」という発言。
なんと廬武鉉大統領は現役時代に言っちゃってます。
自殺したからその後の追及がないだけで、もし生きてたら繰り返し糾弾されていたことでしょう。
北朝鮮の核開発主張は一理あると思う。
この驚くべき盧武鉉くんの発言は、2004年11月に米国ロサンゼルスで行われたものである。
この発言の根底にあるのは、「米国の脅威に対して北朝鮮が国防を整えるのは極めて当然のことである」という考え方だ。
確かにどの国にも自衛権はある。そのために各国とも軍事力を保持している。
自衛権があるのだから、仮に敵対する国家が圧倒的な軍事力を有していれば、それに対抗するための手段を手に入れようとするのは一理ある。
しかし、それは一般論であって、一国の大統領が安全保障を語る場合は、自国が置かれた立場を抜きにしてはありえない(はずである)。
韓国の場合を考えれば、まさに目の前に、武力をもってしてでも南朝鮮(韓国)を”解放”しようとたくらんでいる国がある。しかもその国は、国際的なルールとはまったく無縁な国である。
帝国主義を打倒するためには何をやってもよい。革命を成就させるためには手段を選ばない。韓国は、そういう国とわずか四キロメートル幅の休戦ラインを挟んで対峙している。
そんなならず者国家の核開発に「一理ある」と言うのは、韓国が核攻撃の脅威にさらされることも「一理ある」ということと同義であると考えるのが一般的ではないだろうか。
なぜ、こんな常識はずれの発想・発言が出てくるのか?
それは「北朝鮮の敵は米国である」という意識に盧武鉉くんの頭が支配されているからである。
北朝鮮に対しては「敵」というよりも「同じ民族」という意識が先行する。
米国に対しては「同盟国」という意識より「反米感情」が優先する。
だから「米国の脅威に対抗するためには北朝鮮の核開発も当たり前」となるのである。
考えてもみてほしい。
これは1964年に中国が核実験を行った際、「元来、社会主義国の核保有は帝国主義国のそれとは根本的にその性格を異にし、常に戦争に対する平和の力として大きく作用しているのであります」と主張した日本共産党の立場と同じではないか。共産党にとって米国は「敵」だが、中国は「共産主義」を共有する仲間だった。
ただ、共産党の場合は反体制野党であるからまだ救いがある。しかし、韓国は米国の同盟国であり、盧武鉉はその大統領である。そして、北朝鮮は米・韓の共通の敵であるはずなのだが……。
まさに、この発言にこそ、この男が自分の立場と韓国が置かれている状況をいかに理解していないかが如実に示されている。
『韓国が世界に誇る ノ・ムヒョン大統領の狂乱発言録』 P36-39
読めば読むほど「狂乱」と言うしかない廬武鉉大統領の発言。
脳内が従北史観で汚染されている人に見られる、典型的な思考回路と言えます。
米国が悪い。(=帝国主義が悪い)
強い奴が悪い。(=資本家(金持ち)が悪い)
市民市民、民主化民主化と連呼し、韓国の歴代軍事独裁政権と闘ってきたことを誇りにしているだけあって、社会的弱者=絶対善、国家権力という強者=悪、という超短絡思考回路が脳内に形成されているようです。
これが行き過ぎると世界の強国に追い詰められている北朝鮮は弱者だから悪くない。助けてあげよう。むしろ追い詰めている米国はじめ帝国主義国家の方が悪い!ってなことになります。
ミサイルをバンバン発射して、核実験も当然のようにやっているから露骨に言えないだけで、文在寅大統領の価値観も廬武鉉大統領と同じでしょう。
ただ、過去から学んだらしく、現実無視の反米路線を邁進して支持率急落した廬武鉉大統領と同じ過ちを犯さないよう、慎重に慎重にうま~くごまかしながら従北路線を進んでいるようです。
超厄介。
THAAD配備阻止はこれ以上無理とあきらめて配備に踏み切ったようですが、あの手この手で韓米分断や北支援を進めています。
北朝鮮への経済制裁を完璧にやるため、セカンダリーボイコットをちらつかせながら中国への圧力を強める米国。
韓国に対してもセカンダリーボイコットのようなことをやってるようです。
韓米FTA見直し。
対北支援をやる企業に制裁するのを、国家に対してやっているようなものですね。
今後もあの手この手で韓国に圧力をかけてくることでしょう。
THAAD配備も迅速に進めて、対北圧力も米国と足並みをそろえていろんな場で発言すればこんな八方ふさがりの状態にはならなかったのに、戦争は絶対回避すべしだの、対話だのと足並みを乱しまくる。
結果、苦しめられるのは韓国国民。
早くそのことに気づいて支持率低下という民意を示して、文在寅政権にNOを突き付けてほしいですね。