拝啓 文在寅大統領 終戦宣言が在韓米軍撤退にはつながらないと言いますが、韓米合同軍事演習はできなくならないですか?

拝啓、文在寅大統領。年内の終戦宣言に向けて、国内の反対派を説得するためなのでしょうが「終戦宣言は在韓米軍撤退にはつながらない。金正恩委員長も求めていない」とおっしゃってますね。

ところで韓米軍事演習ついてはいかがお考えでしょうか?

軍事的緊張緩和を南北で約束した以上、もう合同軍事演習の再開は不可能ではないでしょうか?

ポンペオ長官の訪朝ドタキャンで、韓米合同演習を再開すべきという意見が米国内から出てきましたが、まさかその芽を摘むために訪朝されたのでしょうか?

ぜひご意見をお聞きしたいです。

 

という手紙を送ってみたい。

基本的に軍事的な緊張緩和は喜ばしいと思っていますが、不可逆的な平和体制の実現という美名のもとに、韓米合同演習実施というカードをみすみす奪われたように見えるのは気のせいでしょうか?

軍隊はただいるだけでは機能しないわけです。

訓練しない消防士や、訓練しない救命士は意味がないのと同じです。

在韓米軍は撤退しないと言いますが、今後合同軍事演習をやる段になって、北朝鮮から「それは敵対的行為ではないのか?」と苦情をもらったらどうするのでしょうか?

規模を縮小?それともやめる?

規模を縮小でお茶を濁すのも良いでしょうが、毎回苦情を受けて、毎回規模を縮小していったらやらない方がマシというレベルの訓練規模になりませんかね?

この辺、誰も指摘しないのでしょうか?

交渉が続く限り、合同軍事演習を控えるのはまぁ致し方ないでしょうが、「金正恩委員長は在韓米軍の撤退を求めてないと言ってるぞ!」と喜ぶ前に、その発言を聞いた後に「おぉそうですか!じゃあ合同軍事演習も当然やるけどいいよね?」と即座に畳みかけて言質を取るくらいはしてほしかったな~。

西海(ソヘ、黄海)の緩衝水域も大幅に譲歩したんじゃないかという指摘も出ています。計算違いでしたという意味不明の言い訳も出ています。

海岸線は北朝鮮の方が長いから不公平ではない、という反論をしているようです。

まぁその通りで良しとしましょう。

そんなことでもめてもしょうがないですから。

仮にこの範囲で軍事的な動きができなくなった場合に、一番西にある白翎島(ペンニョンド)は守れるんでしょうか?

左端の赤色になっている島が白翎島(ペンニョンド)

普通に防衛のための訓練は必要でしょう。

防衛目的の砲撃訓練も必要なはずです。

その手の訓練をこの平壌宣言のせいでできなくなってませんかね?

訓練なしで、もし北朝鮮側にいきなり島を占拠された場合にどうするんでしょうか?

島を占拠して島民を人質にし、核をチラつかせて全面攻撃はさせないようにする。

韓米同盟がなければ余裕でやれる軍事作戦です。

全面戦争でソウルを火の海にしたくないでしょうから、人質にされた島民を無事に返すことを条件に島を諦めそうです。北朝鮮に弱腰の政権ならほぼ確実にそうなるでしょう。

韓国国民も戦争は嫌でしょうから、怒り狂いながら「国際社会に訴えよう!」程度はやっても、小島を取り返すために「戦争やむなし!」とはならない可能性が高い。

さらに相手が核を持ってれば全面戦争など不可能です。

今は融和ムードに酔っているから理解できていないのでしょうが、今後防衛目的の軍事訓練をやるたびに「敵対行動じゃないか!」とチクチクやられることは確実。

こんなはずじゃなかった、、、という事態にならなければ良いですが、「在韓米軍の撤退はない」というフレーズだけとりあげて喜んでいる状態では、気付いたときには軍事訓練を北朝鮮の許可をもらってやる、という意味不明の状態になってそうでとっても心配です。

米朝交渉が決裂したら米国側に戻って今ままでの南北合意全部ひっくり返すなら良いのですが、米朝交渉が破綻しても南北関係は米国の影響を受けないと豪語して自主的に軍事訓練自粛を続けそうです。

仮に米朝交渉が不調に終わって、米国から「合同軍事演習をやろう!」と言われたときにどう反応するか?

ほぼ確実に「時期尚早」「関係が完全に破綻する」「対話を続けるべき」とか言って拒否するでしょう。

それでも「合同軍事演習やるぞ!同盟国だろ!!」と迫られたときに文政権がどうでるか?

いざ本当の本当の本っっっ当に米国 or 北朝鮮の踏み絵を迫られたら、大統領を辞任して「民意にゆだねる!」と選挙をやると予想してます。

韓米関係と南北関係を天秤にかける選挙を決行する文大統領。

そして再選される可能性が高いと思ってます。

「民族」と「対米自立」という熱に酔って、文大統領に投票する可能性が十二分にあります。

「民族史に残る選挙」というスローガンが飛び交って熱に浮かされた選挙になりそう。

文在寅大統領が再選されて韓米同盟を韓国側から破棄。

ここまで来たら赤化統一は目前ですね。

怒った米国が韓国を経済的に追い詰めるでしょうが、経済面では中国が積極的に助けてくれるでしょう。

北朝鮮と一緒に南も人民元経済圏に組み込まれそうです。

経済も安保も中国に握られたらどうにでも調理可能です。

今の段階では想像のしすぎかもしれませんが、南北融和ムードがこのままズンズン盛り上がり、それと反比例するように米朝交渉がまったくうまくいかない状態が続き、韓国内の好感度が米朝で逆転したときには、そんな可能性も視野に入ります。

「在韓米軍撤退はない」というフレーズの後ろに、「ただし北から見て敵対的な韓米合同軍事演習はできない」という真意が隠れてないか?

この辺は早めに確認してほしいですね。

記者会見などでぜひ誰か聞いてみてほしいものです。

終戦宣言と南北軍事合意で「在韓米軍撤退はない」し、「韓米合同軍事演習の停止もない」ですよね?と早めに確認すべきでしょう。

その言質を取らない限り安心できません。