『徐勝「英雄」にされた北朝鮮のスパイ』 昔から変わらない左翼の体質

まず最初に定義しておきますが、左翼とリベラルは別物です。保守と右翼が別物であるのと同じです。

では左翼と右翼はなんだと問われれば、「絶対主義者」と答えます。「俺は正しい、お前が間違っている」というガッチガチの情緒を持った人々だと言えます。

リベラルと保守は、「懐疑主義」という常識を土台にして漸進主義・実証主義で世の中をよりよい未来に向けて改善していく人たちでしょう。

保守 vs リベラルという構図は本質的には存在しないと思っています。

あるのは「絶対主義者 vs 懐疑主義者」という永遠の対立です。

定義の話しはこの辺にして、『徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ―金日成親子の犯罪を隠した日本の妖怪たち』から、昔から変わらない日本の左翼に共通する体質をよく表している部分を紹介します。

 

第八章 北朝鮮賛美者たちの深層心理

九三年十一月七日、東京神田のパンセホールで帰国者遺族証言集会が開かれた。

会場に入り切らないほど集まった参加者と、外国の通信社を含む取材陣を前にして、壇上に立ったのは、北に渡って「人間狩り」の犠牲となった肉親を持つ在日同胞たちである。

彼らが実名と顔を明らかにして事実を公に訴えるのは、これが初めてである。今まで彼らが沈黙し続けていたのは、今なお肉親が北に「人質」として残っており、北朝鮮政府や朝鮮総聯からその身の安全を盾に脅迫されてきたためだった。しかし、彼らはついにこうして勇気を奮って真実を語りはじめたのである。

それでもまだ実名を出すことができす、自分の書いた手記を代読してもらわねばならない老婆もいた。我が子が北の地で酷い仕打ちにあうくだりが読み上げられると肩を震わせて泣いていた彼女の姿が印象的であった。

徐兄弟の母の訴えに感銘して救援運動に参加した人々がそれを見たなら、どんな思いを抱くだろうか。その老婆と同じ悲しみと悔しさに耐えている同胞は数万人もいるのだ。

この証言集会でも、実行委員会を代表して小川晴久・東大教授がこんな開会の挨拶をした。

「韓国の政治犯救援運動に関わってきた人たちにも、この運動に参加を呼びかけていきたい」

それに応えてすでに何人かがその会場に来ていたが、救援運動の中心人物たちは、いまだにこの帰国者問題については囗をつぐんだままだ。中心人物というのは、もちろん「救う会」に名を連ねた作家や学者、新聞・雑誌で救援運動を盛り上げる記事を作った記者、それに日本社会党員などのことだ。

彼らが徐勝たちの救援に邁進したのが本当に人道的な理由だったのなら、あの老婆の涙を見てどう思うのか。

なにしろ、徐勝は韓国政府打倒を目指して南に入り裁判で刑を科せられた「戦士」、一方、帰国者たち十万人は金日成を信じて北に渡り裁判どころか理由も告げられずに殺された「普通の人々」。人道的にどちらが問題なのかは明白だ。

そもそも、徐兄弟の救援運動に加担した連中は、あれほどさかんに「韓国や朝鮮について日本人には責任がある、もっと関心を持つべきだ」と説いてまわっていたではないか。それなのに、彼らは帰国者問題については知らないふりをし続けているのだ。

徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ―金日成親子の犯罪を隠した日本の妖怪たち』 P203-204

 

ここで書かれている「救う会」というのは「徐兄弟を救う会」のことです。

この在日朝鮮人スパイ事件を、朴正煕軍事独裁政権下での弾圧であり、冤罪だと歴史捏造を朝鮮学校を中心にせっせとやってますね。『朝鮮学校物語』という韓国発の本で、韓国人にそれを書かせているのを見て本当に驚愕させられました。

それにしてもこの進歩的文化人たちの体質は首尾一貫しています。

小川晴久先生が、「韓国の政治犯救援運動に関わって来た人たちにも協力を呼びかけた」と書かれていますが、きっと反応が薄いことにガッカリさせられたことでしょう。

まぁ当然です。なにせ「徐兄弟を救う会」を裏で主導してたのは朝鮮総連ですから。

この会に参加していた主要メンバーに帰国事業という朝鮮総連の「原罪」に取り組ませるようなことを許すわけがない。

結局、人道的理由で「徐兄弟を救う会」を立ち上げて活動したわけなではない、ということでしょう。今の左翼と一緒です。

だいたい本当にネット上のヘイトスピーチを無くしたいなら、組織の総力をあげて嫌韓扇動をネット上で繰り広げている北朝鮮の工作員アカウントに警戒すべきでしょう。

北朝鮮が自国民をありえない方法で虐殺していることを、キレイにスルーしてくるのがネットで嫌韓情緒を扇動し、排外言説をまき散らすアカウントの特徴です。

北を非難するときも、韓国を絡めて「北と南は同類だ!」という印象操作を必ずセットにしてきます。

誰が嫌韓情緒を扇動しているか分かろうというものです。

日韓左翼とネトウヨの総本山は北朝鮮ですね。本当に迷惑な連中です。

「救う会」の無自覚な韓国蔑視

本当はどこまで徐兄弟の正体を知っていたのか? それが安江をはじめ、救援運動に加担した者たちにまず問い質したいことである。

だが、「救う会」の事務局長・西村誠(現・長野短期大学助教授)は私の取材申し込みに対して、「『救う会』は解散したから」と言ったきり、それ以外一切口をきくことを拒否した。

何ひとつ反論せず。逃げまわったり、黙否したり、彼らの態度はきわめて異様である。徐兄弟救援運動においてはあれほど傍若無人にふるまっていたというのに。

「救う会」のメンバーは、七一年から九〇年までの二十年間に合計百九回も韓国を訪れ、そのたびに徐兄弟釈放の「嘆願書」を大統領や裁判所に提出しているが、韓国での彼らのふるまいたるや、独善的で傲慢きわまりないものであった。

彼らは、徐兄弟の収監された拘置所や矯導所(刑務所)に押しかけ、肉親以外の面会はできないとの係官の説明に、いろいろと難癖をつけて面会を強要した。

北原斗紀彦は「救う会」を代表して、七二年五月二十一日から六月十二日まで訪韓し、勝には二時間ずつ二回、俊植とはソウルの拘置所で八回と大田の矯導所で一回面会した。その大田での会は、矯導所の金致淵教導課長に執拗に食い下がって実現したものだが、北原は面会の後、その課長に向かって「彼に対して万一人格的、肉体的、精神的な辱めが加えられるようなことがあれば私たちは決して黙ってはいないだろう」と脅迫まで行なった。

韓国法務部丁海昌長官は八八年二月二十三日、異例にも直々に「救う会」宛てに誠意のこもった手紙を書き、徐兄弟の逮捕について理解を求めた。

徐俊植氏に刑罰を科したのは、彼らの思想や政治的見解のためでなく、そのスパイ活動のためです。ご承知のように大韓民国は、東西の鋭い対峙のために国際的に見ても難題の多い国であると一般に見なされており、我が国は極めて好戦的な北朝鮮に対して国の安全を維持するために、スパイ行為についてはこれを特に厳しく処罰する姿勢で臨んでおります。……思うに各国の制度は、それぞれの国の特殊な伝統、歴史、文化的背景に応じて異なるものであり……韓国政府は、あなたの言われるように徐氏ができるだけ早く釈放されるよう、目下最善を尽くしています

しかし、「救う会」は、韓国政府高官の懇切丁寧な説明さえも高飛車にはねつけた。

「この返書は、徐兄弟をスパイときめつけ、……その人権侵害を正当化するなど、まったく受け入れがたいものである」(会報より)

救援運動の傲慢さが極まったのは、七二年十一月二十三日の徐勝の第二審での態度である。

傍聴席には日本から延べ四十人以上の救援運動員がつめかけ、入廷する被告に「勝さん! 頑張って下さい!」などと大声を出し、公判中も被告のすぐ後ろに陣取って野次を飛ばした。

徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ―金日成親子の犯罪を隠した日本の妖怪たち』 P219-220

 

いやいや、本当に凄い。

なぜか今は「左翼=韓国の味方」みたいな図式になっていますが、はっきり言って逆です。

日本の左翼は、韓国の「従北」左翼と非常に仲良しです。それでもって日韓友好などと言うのは詭弁もはなはだしい。むしろ、北送在日9万3千人ではあきたらず、韓国5千万人を北の暴君に売り払おうとする韓国人の敵と評価する方が妥当でしょう。

著者である張明秀さんの取材から徹底して逃げるところも、朝鮮学校の本質的な問題である「反朝鮮民族教育」の実態に、徹底して隠蔽・歪曲し、真正面からの議論から逃げる日本の左翼と一緒です。

それにしても韓国の刑務所に押しかけて「傍若無人なふるまい」を平気でやるところは、「自分は絶対正しい」と強く思っている絶対主義者に共通の特性ですね。

「自分は正しいから何をしても良い」と思っているようです。また「政府=悪」という偏った価値観をもっているから悪と戦うためには何をしてもよい、という発想になるのでしょう。

2015/11/14の光化門前のデモを見ると、この辺のイデオロギーが脈々と受け継がれているのが分かります。これがイカレた韓国の従北左翼の本質と言えます。

どう見ても暴力市民に警察官がいじめられているようにしか見えません。これぞ反米・反日・親北性向を持つ、韓国左翼のありえなさです。

日本の左翼も一緒です。もちろん右翼も同罪。

ただし、右翼は言行一致していますが、左翼はおきれいな理想論を掲げて善意で罪もない人々を地獄に落とすような行為を平気でやるところがありえません。

右翼はありえない言論とありえない行動で言行一致していうため、一般大衆の支持を得ることはまずないです。なので大して怖くありません。

しかし左翼は別です。掲げる看板がご立派な分、騙される一般大衆が続出します。また、「自分は絶対正しい」と思いがちになるため、北朝鮮のために韓国政府を攻撃するような真似を平気でやります。だから危険なわけです。

「徐兄弟を救う会」が韓国政府と対決した時と同じくらいの気合で、北朝鮮の政治犯収容所の問題についても大いに声を上げて、北朝鮮政府と対決して欲しいのですが、そんな人は誰一人いません。

この人たちの良心は一体何のかと本当に愕然とさせられます。

韓国法務部の長官から誠意ある手紙を受け取っても、「徐兄弟をスパイと決めつけている!」、と一方的に破棄です。

長官の趣旨は次の通り。

  • 刑罰を科したのは思想や政治的見解ではなくスパイ活動のため。
  • 韓国は極めて好戦的な北朝鮮が存在するためスパイ活動については特に厳しく取り締まっている。
  • 外部条件によって法制度は国ごとに違うもの。

何一つおかしなところはないように思えます。

こういう誠意ある手紙を、傲慢に破棄するところは「挺対協」を彷彿とさせるものがありますね。

この『徐勝「英雄」にされた北朝鮮スパイ』を読むと、いかにこの「徐兄弟を救う会」の面々が北の手先となって、韓国の政府機関を弱体化させるために活動してきたかがよく分かります。

「スパイと決めつけている!」と非難してますが、「スパイではない」と決めつけて事実を直視しようとしないのは、この「救う会」の面々だったわけです。

今じゃ「反韓=右翼」になっていますが、歴史的には「反韓=左翼」の方が等式として成り立ちます。

つまりは、掲げる看板を変えて元気に反韓活動をやっているのが従北勢力です。

目標は日韓断交でしょう。

朴正煕の外交遺産である「半島唯一の合法政府は大韓民国のみ」を破棄させて日朝国交正常化を果たし、南進赤化統一のために日本を利用し、北送在日9万3千人ではあきたらず、韓国5千万人を生贄にささげさせようと暗躍しているのが従北の皆さんです。

北朝鮮のありえない人権蹂躙に目をつぶって、統一すればその人権問題もなくなる、という主張にはあきれかえります。

順番が逆です。北の人権問題が解決せずして統一など不可能です。こういう主張をする人達は朝鮮総連と結託して差別ビジネスで金儲けしてきた原罪を隠蔽したいのでしょう。

そういう小賢しい真似はやめて、真正面から北朝鮮の秘密警察・連座制・強制収容所の廃絶のために取り組んでほしいものです。

それをやらずに朝鮮総連が作りだしたヘイトスピーチと戦って、自分たちが善人であるかのようにふるまうのはいかがなものかと思います。

ちなみにこの本ですが、プレミア価格がついています。

朝鮮総連とその集団と結託する外道左翼にとって都合が悪いから買い占めてるのかもしれませんね。

図書館で借りた本も、面白すなページが抜き取られていました。こういう隠蔽工作は本当に徹底しています。

それにしても、こういう重要な告発本に対しては「KCIAの陰謀」呼ばわりして、徐勝が書いた本は無批判に信じてしまうのは北朝鮮式洗脳教育で脳内汚染された在日チュチェリアンに共通する病気ですね。

その辺は統一日報の指摘が面白いです。

前回紹介した『在日の精神史』をもう少し見てみよう。この本は、いわゆる「在日政治犯」の話にも触れている。

その中には本紙が正体を暴露した反国家事犯・康宗憲のケースもある。

著者は、康宗憲の「捏造された政治犯」説、つまり康の嘘の自叙伝『死刑台から教壇へ―私が体験した韓国現代史』をまったく疑わない。

著者だけでなく、驚くほど多くの人々が簡単に騙され、朝総連の扇動・嘘を少しも疑わない。

朝総連衰亡史(9)

「驚くほど多くの人々が簡単に騙され、朝総連の扇動・嘘を少しも疑わない」

おっしゃる通りです。本当に摩訶不思議です。

それもこれも生涯学習式で在日に対する情緒形成を執拗にやり続けている、北朝鮮と朝鮮総連の洗脳の成果なのでしょう。

関東大震災の朝鮮人虐殺は図書館の本棚にうなるほどありますが、北朝鮮の強制収容所の本なんてもはや書庫の奥深くに眠っている状態ですからね。

現在進行形の管理された虐殺より、はるか昔の虐殺の方が重要だと思える思考回路が本当に理解しがたいです。(ちなみにGHQだのWGIPだのもはや影も形もないものにせっせと注目を集めようとしている保守にも同じ感覚を抱いています)

人間は信じたいものを信じますから、愛する我が祖国が戦後最も在日同胞を蹂躙してきたことを信じたくないようです。

全部「分断の悲しみ」にすりかえますね。そんなわけがない。

別にそれならそれでよいですが、分断の最も大きな原因は金日成が引き起こした朝鮮戦争と、中国が介入してせっかくの統一のチャンスをつぶしたことであるはずです。

南北分断のA級戦犯である金日成を「民族の太陽」と教える教育をしている時点で、朝鮮学校の教育は歪んでいます。

さっさとありえない教育をやめればいいのに頑なに拒否してきます。本当に意味が分からない。朝高ラグビーの活躍を喜ぶくせに、学校衰退に加担する行為を平気できるのが理解に苦しみます。

それにしても信じたいものを信じる人間の特性はやっかいですね。

ネットなんて匿名でなんでも書けるんだから、日韓断交を目標に、当然北朝鮮の手先たちがバンバン嫌韓言説書き込んでると思うべき、というあたり前の前提をなかなか信じてくれません。

ヘイトスピーチと排外扇動の元締めが北朝鮮であり朝鮮総連です。

嫌韓右翼にはお前は金正恩の操り人形なのか?馬鹿なのか?と言ってやれば良いでしょう。

朝鮮学校のソルマジ公演を「これは深刻の子供に対する人権侵害である」という主張で拡散しようとしない人は、基本北の手先と思った方が無難です。

 

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