北と朝鮮学校とズブズブ 全羅共和国

黒田勝弘氏の著書、『ソウル烈々―韓国を見つめつづける珠玉のコラム集』が面白い。

90年代前後のコラムを集めた著書ですが、今も変わらない構図が笑えます。

韓国で長年続く根強い全羅道差別。

差別は良くない!差別は良くない!!と一生懸命に啓蒙してきた結果、まるで独立国家のごときポジションを確立したようです。

歩んできたプロセスは日本の在日共和国である、朝鮮総連と朝鮮学校周辺のコミュニティと酷似してますね。

こういう反政府集団の育成をやらせたら北朝鮮は天下一品です。

黒田氏の著書より、全羅共和国のついてのコラムを紹介します。

 

全羅共和国 ――― ’89.5.20

韓国ではこのところ、よく「全羅共和国」という言葉を聞く。伝統的に反政府感情の強い南西部の全羅道のことだが、最近の一連の出来事でも、改めて「全羅共和国」を印象づけた。

つまり、全羅道に対しては政権の〝威令〟が行きわたらないのだ。あるいは、人びとが当局の言うことを全く聞かないし、政府(つまり中央)を信頼しないのである。

学生の変死体が貯水池で発見された事件では、人びとは最初から「当局による拷問死」と信じ、解剖結果の公開鑑定で「水死」と客観的な結論が出ても納得しない。はては、タクシー運転手など事件の重要証人まで隠してしまった。市の中心部にあった米文化センターはこの間、三十回も襲撃され、とうとう移転に踏み切った。

一九八〇年五月、戒厳令下の大規模反政府デモで多数の死傷者を出した光州事件は、最近の民主化で公的にも「光州民主化抗争」としてたたえられ、全羅道の人びとは今やこわいもの知らずである。

しかし、一方で全羅道に対する差別感情が根強く残っているだけに、他地域の人びとからすれば結局「あれは全羅共和国だよ」といい、あたらずさわらずということになる。

実はソウル首都圏の人口も三割近くは全羅道出身者といわれるため、マスコミは〝民主化コンプレックス〟もあって全羅道には遠慮がある。

そんな中で〝全羅道党〟ともいわれる平民党(金大中総裁)関係の記事をめぐって訴訟になっている「朝鮮日報」が、このほど光州事件の死者について数千人などの四ケタ説をはっきり否定した。公式には二百人だが、相手が「全羅共和国」では、こんなことにも勇気がいるようだ。

ソウル烈々―韓国を見つめつづける珠玉のコラム集』 P28-29

他人事とは思えない内容がてんこ盛りです。

ちなみに、朝鮮総連と朝鮮学校は、軍事政権時代に果敢に反政府運動を展開してきた全羅道地域とズブズブの関係です。

全羅道地方で起きた、済州島四・三事件や、光州事件は親北在日の大人気コンテンツです。

文句言われたら「差別」の一点張りで相手の反論を封殺するやり口も一緒です。

従北在日と全羅道ネタで面白いのは思考回路がそっくりなところ。

「水死」と言われているのに、政府による「拷問死」だと信じて疑わないところなんかも似てますね。

「日帝植民地時代の蛮行」や、戦後の「強制連行」「国籍はく奪」神話を否定するような史料や歴史評価が出てくると頭から断固否定です。

人数を盛りに盛って「光州事件」を神格化。「朝鮮日報」が恐る恐る人数を否定。

狂ったように「朝鮮日報」に抗議し、訴訟沙汰にまで発展させる。

やり方は、戦後朝鮮総連がやってきたことと同じです。

北朝鮮が戦後コツコツ作り上げてきたのが、日本の朝鮮総連と朝鮮学校という在日労働党であり、そこをテコに勢力拡大してきたのが全羅道党です。

すべてにおいて北朝鮮の言いなりとはいいませんが、北とズブズブの関係なのは間違いない。

まぁ韓国のリベラルも日本のリベラルも、北と結託することは自分たちのよって立つところの人権という土台を破壊する行為だと肝に銘じて、従北臭い人間や組織とは距離を置くべきでしょう。

そもそも慰安問題で女性の人権を声高に叫ぶくせに、北の収容所で強制堕胎と嬰児殺しには何も言わないなどありえない二重基準です。

そりゃ保守サイドからエセ呼ばわりもされるでしょう。

北の人権問題は右翼に利用されてる~!と言い訳して無視するのではなく、右翼から批判されるような二重基準を左翼は一刻も早くやめるべきだろうと思います。