ここ最近の韓国

韓国の国外問題

韓国外交の主要なテーマは、第二回米朝会談と在韓米軍の駐留費分担です。

対日関係は?というと、日本なんて韓国からしたらアウト・オブ・眼中。日韓双方とも「君子危うきに近寄らず」という姿勢に終始し、果てしなく関係悪化が続くことでしょう。これが日韓関係の新常態です。あるがままを受け入れるしかないので日韓関係についてはここでは書きません(笑)

●第二回米朝会談

2月5日に決まったトランプ大統領の一般教書演説で、場所などが発表される模様です。

韓国も入った実務者協議で内容が詰められている模様ですが、良いことしか言わないトランプ大統領以外から漏れ出てくる内容は、なかなかシビアです。

トランプ発言とは違い、順風満帆とは言えなそうです。

会談直前に北朝鮮が条件を吹っかけてきて、ドタキャンもありえるかもしれません。

もし破綻したら、トランプ大統領は中国と韓国に責任転嫁することでしょう。

個人的には在韓米軍の縮小・撤退や合同軍事演習の中止など、韓国の安全保障を売り渡す形で米朝交渉が進むと思っています。

が、そのことを感じ取ったのか、周りの専門家たちが在韓米軍撤退を阻止しようと色々動いているようです。

 

●韓米同盟支持法が発議される

米国連邦議会下院で、在韓米軍削減の条件を強化する法案が与野党共同で発議されました。

あくまで発議であって、法案として可決されたわけではありません。

トランプ嫌いが高じてトランプの嫌がることならなんでも賛成!という民主党議員がたくさんいるようですから、この法案は通るかもしれません。

完全かつ検証可能な非核化が実現されるまで、2万2千人の在韓米軍を維持すべし!という趣旨。他にも合同軍事演習も再開せよ!と訴えてもいます。

この法案には昨年11月の中間選挙で当選した韓国系下院議員アンディ・キム氏も署名したそうです。

政治家やシンクタンクが、ICBM撤廃と引き換えに在韓米軍撤退を取り引きしかねないと警戒感を露にしていましたが、そのシナリオを阻止すべく動いています。

北朝鮮の経済制裁解除には人権条項が加わって「人権改善なくして制裁解除なし」法がすでにありますが、在韓米軍撤退にも「完全かつ検証可能な非核化なくして在韓米軍撤退なし」法も加わりそうです。

米朝融和ムードとは裏腹に、国交正常化や関係改善のためのハードルはビシバシ上がっています。

個人的には喜ばしいことだと思っていますが、文大統領は嫌がるでしょう。

ただ周りがいくら止めようとしたところで、米国大統領の強い意志があれば逆らえません。

結局マティスも辞任し、シリアとアフガニスタンからの米軍撤退は、規定路線へと変化しました。

一般国民の「なぜ中東でアメリカの若者が、イスラム過激派と戦って死なねばならないのか? 現地人のために、いくら頑張っても感謝もされず、反米デモが増えて「アメリカに死を!」と罵られるだけじゃないか!」という意思の前では、しょせんエスタブリッシュメントの意見など風前の灯です。

その一般国民の意思を受けた大統領に、簡単に吹き飛ばされます。

在韓米軍についても、シンクタンクや専門家は全員撤退反対です。しかし、一般米国人の「自分の国は自分で守るのが当たり前。金もケチる連中のためになぜこちらが血を流さないといけないのか?」という意思と、その意を受けた大統領の前では抵抗できないでしょう。

そういう点ではこの法案が通ったところで焼け石に水かもしれません。

 

●韓国の制裁違反

韓国が石油製品を申告せずに北朝鮮へ持ち込んだという疑惑が持ち上がっています。

量は微々たるものですが、問題は「安保理に報告するとダメって言われるからこっそり持ち込んじゃえ」という韓国お得意の「ケンチャナヨ!(=まぁ大丈夫だろ)」文化が見え隠れすることです。

韓国政府は「例外措置として認められている!」と言っているので、韓国政府が正しい可能性もあります。

問題は、仮に無申告だったとして、罰則が加えられるかどうかでしょう。

以前あった韓国船舶の石炭密輸では、韓国内でロクな捜査もせず「バレた企業だけ」を処分しました。

韓国の自主性に任せると、激甘処罰になるだけ。

米国では、e.l.fという化粧品会社が中国から輸入していたつけまつげに、北朝鮮産の原材料が使われていたということで100万ドルの罰金が科されました。(参考記事:Elf Beauty pays nearly $1 million for violating North Korean sanctions—with false eyelashes

北朝鮮産原材料が使われているとは知らずに輸入したそうです。

しかし重要な点は、仮に知らなかったとしても、たとえ米国企業であっても、制裁違反の処罰を免れるわけではないと米国が示したことです

同じように「同盟国であっても制裁違反の処罰を免れるわけではない」と示す必要があるでしょう。さらに韓国の場合は分かっててやっているわけです。余計にタチが悪い。

ここで厳しい処分を加えて韓国政府から反省の言葉を引き出さないと、上述した「韓米同盟支持法」など通りません。

こっそり制裁逃れをする連中をなぜ守らないといけないのか?となるでしょう。

そういう点でもこの制裁違反は、非常に問題です。

 

●ビーガン篭絡を狙う韓国と北朝鮮

ポンペオからは制裁解除をゲットできないと思ったのか、スティーブン・ビーガン北朝鮮交渉代表に突破口を見出そうとしているようです。

それを助言したのが韓国。

北朝鮮側にビーガン代表専任のカンターパートがいないのは問題だと助言し、北朝鮮がそれに応え、キム・ヒョクチョル元駐スペイン北朝鮮大使をカンターパートに据えた模様。さらには「実際にビーガン代表に会ったことがある政府関係者は「ビーガン代表は『私は北朝鮮についてよく知らない。それで熱心に勉強している』と語った」とし「専門家でないため、むしろ米国の国務省やシンクタンクで北の問題に関与した官僚や専門家より偏見がない」と話した」とのことです。(参考記事:「ビーガン代表の米朝交渉パートナー登場は青瓦台の要請」

これを読んだ瞬間、ポンペオは手ごわいから比較的簡単に篭絡できそうなビーガン代表に照準を絞ったな、と思いましたね。

「北朝鮮について良く知らない」ことを問題だとは思わず、「偏見が少ない」と高評価。これは「俺たちの考えを集中的にインプットすれば、言いなりにできるかも?」と言っているようなものです。

ビーガン⇒トランプというルートを使って、北朝鮮に有利な形で米朝交渉を進めようとしているのでしょう。

もはや南北が連携して米国をハメようとしているようにしか見えません。

 

以上、ここ最近の韓国でした。

今後の展開ですが、おそらく米朝首脳会談が成功し、3.1独立運動100周年で盛り上がり、金正恩のソウル訪問で文政権の支持率が急回復するでしょう。

60%くらいまでは回復すんじゃないでしょうか?

まぁそれも持って数か月。

その祭りの間にも狂った経済政策で韓国経済は苦しめられるわけです。

これで高支持率が維持できるとも思えない。

来年の総選挙までにどこまで保守派を結集して自由韓国党支持で一本化できるか。そして共に民主党がどこまで支持率を落としているか。

その結果次第で韓国の未来は大きく変わりそうです。