韓国大統領選後のシナリオ

朴槿恵大統領の罷免が決定。混乱につぐ混乱ですね。

それにしても悲劇的な歴史を背負った人物です。

母が暗殺され、父も暗殺され、自分もナイフで切り付けられて危うく死にかける。

とどめは韓国国民に大統領の座から引きずりおろされる。

これほど悲劇的な人生を背負わされていることには深く同情します。

それにしても裁判所の判決文をどれだけ読んでも、弾劾されるほどのものとは思えません。韓国の司法もだいぶやばいですね。

裁判所は自分たちに調査させなかったのが気に入らなかったのでしょうか?うさんくさい捏造証拠が出てきては、結論ありきの捜査じゃねぇの?と朴槿恵大統領が拒否する気持ちも分からんでもない。

演説文の意見を崔氏に聞いたことが、機密文書流出の重罪になるのが驚きです。廬武鉉が機密文書を家に持って帰ったり、どこぞに消えたことは大して問題視されないのに不思議なもんです。

日本のテレビ報道も、韓国人へのインタビューは弾劾賛成の人の意見ばかりです。反対派の意見も紹介してこそ公平な報道というものでしょう。都合の悪いことは報道しない。マスコミのお家芸です。

まぁ決まってしまったものはしょうがない。集まった保守派も暴れてないで、切り替えて次の選挙に備えるべきでしょうね。

けが人、死人が出たと日本でいろいろ報道されてます。保守派の暴力デモは熱心に報道されるのに、韓国左翼のデモはあまり日本で紹介されません。不思議なもんです。

2015/11/14の光化門前のデモ。これに比べたら保守派のデモがまだ大人しいように見えるのが驚きます。

 

日本の報道では、親朴派の保守=暴徒化、という印象を抱く報道が多い。

親北派の左翼=暴徒化、という報道ももっとあってよさそうなのに、そういうデモはなかなか日本の地上波には出てきません。困ったものです。

金正恩は大喜びでしょうね~。総連と韓統連も小躍りしていることでしょう。

私が北朝鮮なら、この保守派のデモに工作員潜りも混ませて暴徒化を扇動するでしょうね。こっそり武器持たせて、爆弾を爆破させたり、発砲なりさせれば「保守=狂暴」というレッテル貼りできますから、文在寅大統領誕生に寄与します。

悔しいのは分かりますが、警察困らせてないでさっさと家に帰って次期大統領選挙に備えるべきでしょう。相手につけいるスキを与えるだけです。

暴れる情熱と労力は次期大統領選に発揮してほしいところです。

さてさて次期大統領が右派になるか左派になるか。

それぞれどうなるか考えてみましょう。

 

右派の大統領になった場合。

特に問題なし。今の延長で進む。

  • THAAD配備が粛々と進む
  • 日韓の機密情報共有が粛々と進む
  • 日韓米の対北圧力が増す
  • 北朝鮮の人権問題について国際社会と一致団結して圧力を加える
  • 慰安婦問題も韓国国内で頑張って解決

まぁ特に困ったことは起きないでしょう。むしろ外圧での北の体制変更が進み、拉致被害者奪還に寄与します。

問題は左派の大統領になった時。

  • THAAD配備拒否 ⇒ 韓米関係が悪化し、朴槿恵以上の親中路線を爆走
  • 慰安婦合意をちゃぶ台返し ⇒ 日韓関係が悪化、日韓断交論者が大喜び
  • 独島問題炎上 ⇒ 日韓関係悪化、日韓断交論者が大喜び
  • 韓国が慰安婦問題と同じように独島問題で北と連携 ⇒ 韓国の親北派増加
  • 財閥叩きに拍車がかかる ⇒ 韓国経済悪化
  • 労働組合を優遇 ⇒ 韓国経済悪化
  • 全教組(韓国の日教組)を優遇 ⇒ 北が正統で南は民族反逆者が作った国という自虐史観が蔓延、日帝植民地支配の悪魔化に拍車がかかり、日帝が足元にも及ばない残虐さの北の全体主義支配はスルー
  • 北朝鮮の人権問題にいて国際社会が追い詰めるからだ!と意味不明のことを言い出す ⇒ 朴槿恵政権下で進んだ北朝鮮人権問題の啓蒙が後退

こんなところでしょうか?

色々困ったことが起きるでしょうが、一番危険なのは韓国の経済瓦解。北朝鮮がこれを狙っているのは間違いない。不景気ほど革命思想を蔓延させるものはないですから。

北が狙うのは、韓国経済を瓦解させ、その恨みを日本に向けさせること。

ウォンが暴落でもしたら、韓国が困った時にスワップ締結してくれなかった!と北がネットでこれでもかと扇動することでしょう。

まぁありえないとは思いますが、経済瓦解後に中国に取り込まれ、北朝鮮のように毛沢東が描かれた人民元が流通する、親中事大の人民元経済植民地化なんてことになったら赤化統一に向けて大きな一歩を踏み出すことになりそうです。

さすがにこれだけ人権蹂躙の実態が明らかになっているわけですから、中朝サイドに転ぶことはないと信じたいところ。

まさか国連安保理の制裁決議に逆らって第二次太陽政策を敢行するとは思いたくないですが、文在寅が大統領になったらことあるごとに開城工業団地の再開とか、金剛山観光旅行とか、北を助けようとして色々やろうとすることは間違いないでしょう。

いい加減、脱北者の政治犯収容所に対する証言を真摯に受け止めて、北の暴君を助けることは「親」北ではなく、「従」北だということを韓国のリベラルたちに気づいてほしいものです。

左派政権になったとしても、韓国は韓国として残るでしょう。まぁ自分で自分を孤立圧殺して辛い思いをすることになりそうですが。

左派政権になって確実なのは、北の全体主義体制が存続することでしょう。金正恩が死ぬまで朝鮮人はその全体主義体制下で苦しむことになります。

ヘイトヘイト、差別差別と在日コリアンのために闘争する人たちが、北の同族同胞に対して恐ろしく冷酷なことにいつも愕然とさせられます。

本来、韓国で左翼政権が誕生することを最も嫌がるべきなのは、北に親族を殺されたり、身代金を収奪されたり、長年北朝鮮と朝鮮総連にひどい目にあわされてきた在日朝鮮人のはずなんですけどね。もちろんそういう人はいますが、少数派なのが理解に苦しむ。

それもこれも朝鮮学校の「李承晩&朴正煕の悪魔化」、「日帝植民地支配の悪魔化」、「反差別市民デモ闘争の神格化」教育の成果でしょう。

闘うべき相手は北の独裁者なのに、なぜか独裁者の手先となって行動する人たちが多くて嫌になります。

あと日本国内の在日社会で、またまた民団vs総連の戦争が勃発するかもしれません。

総連による民団乗っ取り工作の全容はこちらの本に詳しく書いています。

金大中・廬武鉉時代の左翼政権と総連に挟み撃ちにされ、あやうく民団が乗っ取られそうになったのをなんとか阻止した記録です。

よく総連も民団も一緒だとかいう輩がいますが、民団と韓国(特に朴正煕)がいなかったら総連は日本でやりたい放題だったでしょう。そういう点では感謝してよいはずなのに、そういう意見はまぁ出てこない。

日本の右翼サイドから扇動されている形を変えた従北史観の蔓延も深刻です。

まぁ韓国で左翼政権ができたら色々面倒ですが、落ち着くところに落ち着くでしょう。

さすがに赤化統一まではいかないと思っています。本当に統一なんかして南北で行き来が自由になったら北の体制なんて崩壊しますからね。

北が狙うのは個人独裁の全体主義体制の延命です。

金をむしれるだけむしったら、また砲弾でもぶち込めば融和モードも一挙に破綻します。

しょせん左派の主張する対話路線なんざ、実現不可能な理想論です。

韓国の大統領選はリベラルか保守かという争点ではなく、北の暴君による朝鮮人奴隷支配体制を認めるか否かでしょう。

北の朝鮮人がどれだけ殺されても知ったこっちゃない、という人は左派を支持すれば良いし、人として看過できない、という人は右派を支持すれば良い。

本来、人権問題に熱心であるべきリベラルが独裁者を擁護するような発言と行動をしてしまうのが韓国左翼の最大の問題点です。これは日本の左翼にも通じる問題点と言えます。

このまま文在寅が大統領になり、北は安心して自国民から生き血をすすり続ける。

韓国人も日本人も、自分の身が安全ならそれで良しと黙認する。

悲しいかなこういうシナリオが現時点で一番可能性が高そうです。