一昔前の韓国の危険な親北左派 レーガン大統領の肖像画を踏まないと大学に入れない

韓国の386世代の左派には2種類います。

普通のリベラルと急進的な極左。後者の特徴は反米・反日・反資本主義。こいつらが超危険。

日本の国旗焼いたり、総理大臣の人形作ってフルボッコにしたり、天皇陛下侮辱したりと色々やります。

これだけ取り上げて反日だー!と批判するのが日本の嫌韓さんたちの特徴ですが、それだけでは一面だけしか見ていません。

韓国の危険な極左は日本だけでなく米国も大嫌いです。それがよく分かる逸話が『嫌韓問題の解き方 ステレオタイプを排して韓国を考える (朝日選書)』の大西裕教授の体験談として紹介されていました。

その体験談の前に民主化勢力が大きく分かれていた背景を説明している部分を紹介します。

 

一枚岩ではなかった民主化運動

(中略)

ただし、当時の民主化運動は、一枚岩というわけではなかった。運動は、大きく二つに分かれていた(任赫伯、一九九四)。一つは穏健保守野党の勢力で、もう一つは急進民主化勢力である。前者は、独裁政権時代を通じて民主化を訴え続けてきた勢力であるが、非民主的な独裁政権のもとでもその存続を許されてきたともいえる。民主化を掲げはするものの相対的に保守的で、独裁政権と同じく、北朝鮮に対し敵対的でアメリカとの同盟関係を肯定し、市場経済を是としていた。

他方、急進民主化勢力は学生運動や労働運動、一部のキリスト教勢力などからなる。穏健保守野党と理念的に違いはないものもあるが、全体として進歩的で、北朝鮮に融和的な一方で、アメリカに批判的で、経済政策に対しては社会主義、あるいは社会民主主義的な補正が必要と考えていた。このように彼らが考えるのは、大きく二つの理由がある。一つは、当時の韓国経済が抱える貧困問題・格差問題である。韓国経済は一九六〇年代後半以降急成長して、一九八〇年代に新興工業経済群(NIES)の一員として脚光を浴びるが、その恩恵はもっぱら一部の財閥にもたらされ、労働者や社会底辺層の貧困問題は深刻であった。このような状況にあるのは、韓国経済がアメリカを中心とした世界経済に組み込まれているがゆえであるという経済学理論が、韓国内で流行していた。従属理論という。

この理論によると、世界の富は最終的には世界経済の中心であるアメリカに集積し、周辺部にある韓国は収奪されるばかりである。アメリカから離れないと、韓国の貧困問題は解決できないのである。もう一つの理由は、この裏返しでもある北朝鮮への憧憬である。今では想像することも難しいが、当時北朝鮮は今日のように政治的にも経済的にも否定的に見られていたわけではなかった。韓国とは違い、政治的には大国に依存せず自主独立しており、経済的には豊かではないにせよ、韓国ほど貧富の格差はないと考えられていた。

似たような理論は日本でたびたび見られます。

新自由主義的な収奪的グローバル経済で搾取される~!みたいな議論。左派の本でも多いですが、右派の方でも反米保守が似たようなことを言ってたりします。

経済格差が広がり、それに貧困がからむと「労働者から搾取する資本家が全て悪い」という共産主義的な思想がはびこります。

そしてそういう風潮を北朝鮮が対南工作の一環で扇動し、原因をアメリカ資本主義帝国に転嫁し、韓米分断を狙う。これが北朝鮮がやっている対韓世論工作です。

凄まじいのがその工作がうまくハマった結果です。今では考えられないことが起きていたのが80年代。

それぞれ、象徴的なエピソードを紹介しよう。

一九八八年、学生だった筆者は韓国人の友人に誘われて民主化間もないソウルを訪れた。驚くことが多かった。韓国最大の公立大学であるソウル市立大学の正門の地面には、アメリカ大統領であるレーガンの絵がペンキで描かれていた。彼の顔を踏まないと、学内には入れなかったのである。

また、高麗大学の前にある居酒屋で友人と飲んでいると、ふすまを隔てて隣のグループが急に歌を歌い始めた。友人が身構えて、これから君は日本語をしゃべるなという。何事かと思うと、ふすまが急に開いて、隣のグループが一緒に歌って踊れという。なんと、金日成をたたえる歌であった。

このような違いから、両者の間には民主化後の目標と民主化のための戦術に相当な差異が存在した。急進民主化勢力は、社会主義すらも視野に入れ、民主主義の実質化を追求していた。

嫌韓問題の解き方 ステレオタイプを排して韓国を考える (朝日選書)』 P151-153

386世代が警戒される根本的な理由がこれです。

レーガン大統領の顔を踏んで通学。

居酒屋で金日成将軍の歌を合唱。

バカな学生が育っちゃってます。

それにしても偉いのは米国ですね。よく耐えてます。これが覇権国の正しい姿でしょう。

日本にはできません。仮に同盟国の大学で、天皇陛下の顔を描いた地面を踏まないと通学できないようになっていたら狂ったように騒ぐでしょう。日本の右翼が。

 

他の本でもこの当時の世相を知ることができますが、面と向かって「ヤンキーゴーホーム」と言ったり、当時の韓国の反米風潮はかなりヤバイ。

そしてこういう世代が今の50代、60代で社会の指導層を占めています。

90年代、大量の脱北者が出てその証言から正気に戻った人もいるでしょうが、三つ子の魂百までといいます。一度脳内に刻まれた情緒というのはなかなか是正できないもの。

脱北者の証言で、北朝鮮のありえない人権蹂躙の情報を受け取っても、証拠がないとか大げさにいっているのでは?と言って、なかなか信用しようとしませんでした。それが90年代、00年代のことです。

金日成将軍の歌を歌っていた人たちは脱北者の証言なんて信用しないでしょう。信じたくないこと、嫌なことには耳をふさいでしまうのが人間の弱さです。しょうがないと言えばしょうがない。

大事なのは韓国の左派にも2種類あるということを知ることでしょう。知らないからこそ日本のリベラルがヤバイ方の韓国左派と連携して日韓関係を悪化させることに邁進してしまう。困ったものです。

脱北者の証言から北朝鮮への幻想が崩壊し、残ったのは反米・反日・反資本主義のイデオロギーだけ。それが韓国政府や韓国経済を破壊する方向に力を発揮するので一言でまとめると”反韓”ということになる。

その集大成がロウソク革命と文在寅政権の誕生と言えるかもしれません。

二種類のうち、保守的で穏健な民主化勢力なら安心なんですが、文在寅政権の人事を見る限り急進的な民主化運動やってた活動家がどんどん政権中枢に入り込んでいるから笑えない。

さっさと支持率落として、方向転換しろ~!というメッセージを届けて牽制しないといけないのに今だ高支持率。韓国の未来は暗いな~。。。