北の残虐さを華麗にスルーする韓国従北左派の歴史観

何度か投稿していますが、韓国を代表するウルトラ自虐史観学派の韓洪九。

確かに朝鮮戦争前後の”共産主義者”と”帝国主義の手先”というレッテル貼りのやりあいと、その殺し合いには目を覆うものがありますが、その残虐な歴史を乗り越えて今の発展した韓国を作り上げたわけです。「色々失敗もしたし大変だったけど俺たち頑張ったよな~(泣)」くらいにしておけば良いのに、朝鮮戦争から80年代までの間をやたらと悪魔化するのが韓国の左翼です。

そもそもやたらと自国を否定し、北朝鮮をスルーする感性が謎です。

こりゃ凄いな!と思える韓洪九著書の一部を紹介します。

 

まず使っている写真がヤバイ。

写真の説明はこれ。

「アカのような真似をするとこうなるぞ」朝鮮戦争中、生け捕りにされた共産ゲリラの切られた首を見ながら笑う韓国兵(CENTURY)。

韓洪九の韓国現代史 韓国とはどういう国か』 P127

確かにこういうことをやっちゃいけないぞ!という教訓を得ることは大事ですが、なぜこういう殺し合いが起きてしまったのか、時代背景や国際情勢なども含めて反省し、繰り返さないよう歴史の教訓を得ることが大事なはずです。

だいたい北朝鮮が南侵して始まった朝鮮戦争でこの悲劇が起きたわけですから、北朝鮮についても批判すべきですし、共産ゲリラが釜山以外を占領したときに人民裁判で韓国人に何をしたのかも言及しなければ片手落ちです。

鼻に縄通して市中引き回しの刑なんてこともやってます。

北朝鮮人民軍の占領下で朴一東は反動分子として捕らえられ、村内を引きずり回された。無残にも朴一東の鼻に穴をあけ縄を通して、鼻輪をした農牛のように引きずり回した。これ見よがしに道路脇に村民を集め、罵詈雑言を浴びせるよう命じた。

ある在日朝鮮社会科学者の散策: 「博愛の世界観」を求めて』 P177

これだけのことをされたら、そりゃ憎悪が憎悪を呼んでこういう悲劇も起きます。

そもそも今では生首かかげて笑顔で写真を撮るような兵士は韓国にはいません。

そんな暇があるなら、人間を機関銃でひき肉にしてさらに公開処刑で恐怖支配をしている金正恩を批判した方が世のため人のためです。

何もかも北のせいにするのも問題ですが、北をスルーするのも大問題です。

それでは怨念全開の韓洪九教授の著書の内容を見てみましょう。

あらゆる殺し方が動員された朝鮮戦争

人を殺す方法も本当にさまざまです。殴り殺す打殺、殴殺、拳で打ち殺す搏殺、棍棒で打ち殺す撲殺、撃殺、射ち殺す射殺、銃殺、砲殺、刺し殺す刺殺、引き裂いて殺す戮殺、生き埋めにして殺す坑殺、車輪でひき殺す轢殺、焼きごてで殺す烙殺、踏み殺す踏殺、押し潰して殺す圧殺、毒を飲ませて殺す毒殺、生皮を剥いで殺す剥殺、煮え立った湯で煮て殺す烹殺、火で焼き殺す焚殺、焼殺、斬り殺す斬殺、なかでも頭を斬り殺す斬首、腰を斬って殺す腰斬があります。また、水に溺れさせて殺す溺殺、水葬、捕らえて殺す捕殺、飢えさせて殺す餓殺、首を絞めて殺す絞殺、縊殺、鞭打ちで打ち殺す捶殺、鉄槌で打ち殺す鎚殺、棍棒で打ち殺す椎殺、足で蹴り殺す蹴殺、高いところから投げ出して殺す擲殺、梶杖〔昔の刑具の一己で打ち殺す杖殺、爆弾で殺す爆殺、磔にして殺す磔殺、誘拐して殺す誘殺、殺す人が逃亡したとき家族やほかの人を代わりに殺す代殺など、人類の歴史における人の殺し方がすべて動員されたのが朝鮮戦争前後の民間人虐殺の現実でした。

”殺”の字のオンパレードですわ。

ちなみに北の収容所では全部やってますし、もっと言えば朝鮮戦争時の韓国の民間人虐殺よりもはるかに残酷です。

だからと言って朝鮮戦争時の互いの国軍による民間人虐殺が免罪されるわけではないですが、理解できないのは同じだけの情熱で北朝鮮を批判しないところでしょう。

こういうところは日韓のリベラルに共通する”従北病”と言えます。

殺し方もさまざまなら、虐殺の現場も全国津々浦々ですが、一つの共通点は文字通り殺された人の骨さえも見つからないということです。高陽の金井窟や智異山の慶尚南道山清郡矢川面外公里では一部ですが発掘したところ、あまりにも多く出てくる遺骨を処理できずに、また土を被せてしまいました。慶山のコバルト鉱山ではいまでも遺骨の発掘中です。発掘された遺骨の身元確認などは言うにおよばず、研究者として恥ずかしいことですが、いったいどれほどの民間人が虐殺されたのか見当さえつかないという事実を告白せざるを得ないのです。いくら少なく見積もっても五〇万、おそらく一〇〇万人が「アカ」や「反動」というレッテル一つで、ひどい場合はそうした家族がいるという理由だけで命を失わねばならなかったのです。

「アカ」と「反動」のレッテル貼りでたくさん殺されたことはたしかに悲劇です。

その悲劇が教訓として受け継がれ、遺骨も発掘されて供養しようという動きがあるだけ北朝鮮よりはるかにマシです。

北朝鮮なんて遺骨の発掘さえできませんよ。

なにせ政治犯収容所など存在しないと豪語するのが北朝鮮ですから。

存在すら抹消するのが全体主義の典型的な姿です。

それに比べて遺骨発掘して供養している分、まだ韓国はマシです。

こういう不幸な歴史を乗り越えてきたのが韓国だとすれば、臭いものに蓋をして大嘘で取り繕い、いまだに自国民に対して”管理された虐殺”をやっているのが北朝鮮です。

前者が間違いもある人間だとしたら、後者はただの獣でしょう。

朝鮮戦争は二〇世紀におけるどの戦争よりも民間人の犠牲が多かった「汚い戦争」でした。鋸を挽くように戦線が上下に移動した朝鮮戦争は無数の民間人虐殺を生みました。それ以前に数万人が犠牲になった済州島の四・三事件と麗水・順天事件の惨禍をはじめ、戦争勃発の直後、保導連盟員〔転向して大韓民国に忠誠を誓った共産主義者を一九四九年に政府が組織した反共団体〕と獄中にいた左翼に対する虐殺、老斤里事件二九五〇年七月、米軍が忠清北道永同郡黄澗面老斤里で三〇〇人余りの韓国人を射殺した事件〕など米軍による虐殺、左翼と人民軍による虐殺、米軍の無差別爆撃による虐殺、韓国軍と米軍による北朝鮮住民への虐殺、パルチザンの討伐過程で韓国軍によって行われた民間人虐殺、南北がそれぞれ自分の地域を奪回したあと「国家への反逆に加わった者」の処断の過程で行われた虐殺など、虐殺のリストには終わりがありません。

韓洪九の韓国現代史 韓国とはどういう国か』 P126-128

これが韓国の自虐史観学派の傾向です。

朝鮮戦争前の韓国の虐殺事件を取り上げていますが、北朝鮮には言及なしです。

朝鮮戦争勃発前に大量に北から逃げてきた韓国人が、なぜ強烈な反共意識を持って左翼とバトルを繰り広げたのか分かってないんでしょうね。

第二次世界大戦後に、北から逃げてきた日本人がどれだけ過酷な運命をたどったのか知れば、ソ連の支配地域=北朝鮮を統治していた連中がどれだけヤバイか分かります。

基本的に片手落ちなんですよね、日韓の自虐的な歴史って。

共産主義という全体主義体制の凶悪さをスルーするから歪んだ歴史認識なってしまいます。これが戦後何十年たっても続いているのですから、レーニンとスターリンの呪いは実に根強い。

韓国の視野の狭い右派が不幸な過去を隠蔽して美化するのも問題ですが、徹底して戦後の韓国の歩みを否定する韓国の従北左派も問題です。

そもそも建国の混乱というか、痛みというものはこういうものでしょう。

日本も明治維新では九州から北海道まで盛大に内戦しています。

新選組がビシバシ首ちょん切ってましたし、西南戦争で、「ちぇすと~!」と突っ込んでくる侍を近代兵器でせん滅して”変われない前近代的な侍残滓”を清算してます。

その”建国の痛み”を乗り越えて国民国家が建設できるのだと思います。

国民国家として安定している国は、だいたいそういう過去を持っているものです。

戦後の韓国もそれと同じでしょう。

大事なのは繰り返さないことです。

そういう点では、ある意味こういう自虐史観が出てくるのは健全な証拠かもしれません。

ヤバイのはそういう連中が北と結託し、さらには韓国も昔は残虐なことしてたんだからと”北の残虐さを批判することを封殺”しようとしてくるところです。

これがやっかい。

日本の植民地時代をやたらと取り上げて、現在の北の悪逆非道を免罪しようとする日本の左翼と一緒です。

北朝鮮はこの辺のやり口が実にうまい。

日本と韓国はそろそろ「歴史は歴史、これからの未来には関係ない」という常識的な思考回路を身につけて、隣の犯罪者(=北朝鮮)を取り締まることに全力を傾けるべきだろうと思います。