韓国の教科書国定化に反対する論法が日本の朝鮮学校と一緒

(過去記事を編集してUP)

韓国の教科書国定化に注目していますが、左派陣営の反論が日本の朝鮮学校と同じです。

【時論】歴史教科書は多様な視角表わすべき=韓国(1)
【時論】歴史教科書は多様な視角表わすべき=韓国(2)

まず、下記のようなやり取りが日本と全く一緒です。

金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表は「学界の大部分が左派」であり現行の検定教科書が「左偏向」であり「自虐史観」に立っていると叫びまくる。こうした主張は、無知な上に無責任だ。

政府樹立の初期混乱が激しかったが、教科書は検認定だった。大学入試の混乱を憂慮しているが、検定下の別の科目入試もそうしたのか答えなければならない。

親日・独裁の清算主張を「左派」に追い立てるのは一種の扇動だ。教科書が「左偏向」と言うのは、その教科書を検定したセヌリ政権そのものを冒とくする言葉だ。

日本の保守が言っていることと、それに対するメディアの反論を見ているようです。

親日・独裁の清算は正しいことだろう!それを否定する気か!と「親日・独裁清算」を神格化して、反論を封殺する手法ですね。

日本における、植民地支配美化だ!戦争美化だ!軍国主義の再来だ!歴史修正主義だ!というレッテル張りの主張と一緒です。

そもそも北の同胞が暴君によって塗炭の苦しみを味わっているのに、それをなんとかしようと言わず、ひたすら70年前の日本の植民地支配を言い続けている時点で左派を名乗る資格はないでしょう。

自虐史観という単語に対する主張も面白い。

「自虐史観」も1990年代中盤に造成された日本の反省的歴史観をめぐり当時の安倍議員ら自民党極右勢力がこれを非難しながら使った言葉だ。よりによってそうした用語を借用して韓国の教科書と歴史観に唾を吐くとは!

日本の右翼とつなげて反論を封殺しています。ヒトラーだの、ファシズムだの言って、相手にレッテル張りをしてギャーギャー騒ぐ日本の左翼を彷彿とさせます。

安倍総理を極右よばわりして悪魔化し、それとすべてを結び付けることで本来正しい行為までもを間違いだと思わせるのが従北左翼による扇動の真骨頂と言えます。

国定化に反対する理由も朝鮮学校と一緒です。

国定化に反対する理由は明らかだ。

国定化は国定制→検認定→自由発行制に向かう世界的教科書発行の傾向に逆行する。

国定制を施行する国が北朝鮮といくつかの国だけなのに、あえてその隊列に参加して政府自ら「従北」の先頭に立っているという誤解を自ら要望するのか。

したがって国定化の代わりに教科書制作の自律性を許容することが、この時点で正しい方向だ。国定化は学界・教育界が反対し、公論もまた否定的だ。

国連がどうのと言って民族教育を擁護する手法と似てますね。

さらには多文化共生だの、教育の自由に反すると言って、擁護する手法と一緒です。

そもそも教科書の内容がありえないくらいおかしいわけです。その是正を要求しているだけなのに、こういう理由を掲げて拒否するわけです。

戦争ととらえれば、いかに最悪な戦い方をしているかが分かります。

北がやっているのは分断各個撃破です。戦争の基本中の基本です。

「自由」という看板を押し立てて、教科書の編纂を、民間出版社が専門家を選んで作るようにし、その選択も各学校にまかせます。

「自主性」「選択の自由」「民主主義」がマジックワードです。

あとは簡単。北にとって都合の悪い教科書を作る出版社や、使おうとする学校を個別に襲撃して選択させないよう圧力をかけます。電話攻撃、FAX攻撃、メール攻撃です。それにメディアも乗っかればしめたもの。

まともな人間ならまず嫌になります。

そうやってまともな人間が教育界から排除されれば、めでたく教育の乗っ取りが完成します。

これを何十年にも渡って戦略的に進めてきた北朝鮮の執念に血の気が引きます。

さらに、これは凄いという主張を引用しましょう。

国定制は国史教育の国家独占化をもたらしてきた。

国定化が狙っているのは否定的な歴史認識を変えるという大義名分によって結局は韓国の近現代史の主体を、独立運動・民主化運動勢力から親日派と独裁政権勢力に交換しようとする試みではないかという疑念がわく。

都合の悪いことは、すべて親日軍事独裁にすりかえてきます。あと独占とか国家主義とか、聞いてすぐ「悪いこと」と思ってしまうフレーズを多用してきます。

このレッテル貼りで、北にとって都合の悪いことをやめさせるわけです。

超マメです。

検定版教科書を読めば、はっきり言って国定化でもして従北汚染を除去しなければ話にならないと思えます。

学会やメディアや市民社会が完全に北朝鮮に汚染されていて、国家権力でなんとかしない限りどうにもならないレベルまで来ているということが分かっていないようです。

検定版 韓国の歴史教科書―高等学校韓国史 (世界の教科書シリーズ 39)』を読みましたが、これほど危険な教科書はありません。

何せこれでもかと日本の植民地支配を非難していますが、北朝鮮をまったく非難していません。ひたすら平和統一連呼の教科書です。

北朝鮮の「韓国人拉致被害者」について一切書かれておらず、南北離散家族に集約されています。

歴史認識や人権問題として、慰安婦のことはこれでもかと書かれていますが、北朝鮮の強制収容所で残酷に殺された母子のことなど一切書かれていません。

はっきりって70年前の植民地支配より、現在進行形の北朝鮮の人間を家畜化する強制収容所の方が、よほど重要な人権問題のはずです。

そもそも韓国に対する北朝鮮の5大テロ事件がまったく書いていないなどありえません。

例えるなら、米ソ冷戦の真っ最中に、アメリカの教科書からキューバ危機が消えるようなものです。普通に考えれば教科書を書いた人と検定を通した人は、FBIからスパイ容疑でマークされるでしょう。そのありえないことが起きているのが韓国の教育界の現実です。

さらに問題なのは、反共(=反全体主義)を最優先とし、自由主義諸国との連携を重視し、北朝鮮に対抗するための実力を養うことを重視した、朴正煕大統領の時代を独裁賛美だと否定しているのが最悪と言えるでしょう。朴正煕の強硬姿勢が、北朝鮮の独裁体制を促進したとまで言っているくらいです。

極めつけは、日帝をガンガン悪魔化しているのですが、それをうま~~~く米帝に置き換えている点でしょう。アメリカ軍政は、日帝時代に利益を得ていた親日派の裏切者たちを使った!そのせいで李承晩や朴正煕のような軍事独裁政権になった!!と思わせるような内容です。

こういう歴史の流れはまさに北朝鮮がやり続けている歴史教育そのものと言えます。

そうやって対日感情、対米感情を悪化させ、日韓分断、韓米分断という北朝鮮の戦略目標を達成させるために作られた教科書と言えます。

これが幼少期の子供への歴史教育で使われている。

危険極まりない。

一体誰のための教科書なのかと、思わざるをえません。

これをあーだこーだと理由を並べて擁護し、改訂を拒否しているのが韓国の従北左翼たちです。私の勝手なイメージですが、日本の左翼の100倍凶悪にしたのが、韓国の従北左翼だと思っています。

やはり、有効な対抗手段は、脱北者の証言を教科書に入れるよう働きかけることでしょう。
70年前の日本の植民地がどうでも良くなるほどのインパクトがあります。ぜひ「脱北者の証言」を読んでみてください。

はっきり言って自分の価値観が破壊されます。特にこの3大黒書は必読書と言えます。

反日も嫌韓もすべてが吹き飛ぶこと間違いなしです。今の日本の嫌韓論調は、この無視してはいけない事実から目をそらさせるための煙幕だと思います。

反日レベル100万から、反日レベル100くらいにまでマイルドにしようとしているのがセヌリ党と朴槿恵大統領なのに、その相手に反日、反日と連呼して誰が喜ぶのか?という話です。

そもそも日本のネットで盛大に嫌韓扇動をしているのが北朝鮮の手先であることを知ることが大事でしょう。

韓国の教科書国定化では、未来世紀ジパングで池上彰さんが解説していました。

一部引用します。

国定化に反対するのは、北朝鮮に凄まじく擁護的な386世代を中心とした層です。

ニューライトと言われる韓国の保守派の方が、反日レベルははるかにマイルドです。

日本のネット上で、左派だろうが右派だろうがどっちにしろ韓国は反日で、日韓断交が正解という書込みは従北工作員か、その扇動に踊らされている馬鹿な日本人のどちらかでしょう。

次は実際の内容紹介。嘘を書いてありえない反日的内容になっているは検定版教科書の方。国定化の方が反日レベルは検定版に比べて100分の1くらいでしょう。

(全て見たい方は、テレビ東京オンデマンドを契約しましょう)

日本視点で反日的記述しか紹介されていませんが、最悪なのは反米とセットになった、反李承晩&反朴正煕史観を植え付けていることでしょう。

対照的に北朝鮮の数々のテロや、強制収容所のことは書かれておらず、大変親北的な内容になっているのが検定版教科書の特徴です。

日本的にどちらを応援するかは自明の理。

北の扇動に気づかすに嫌韓情緒を拡散する保守は、北を利する利敵売国行為をやめてもらいたいものです。

いい加減、日韓断交という北朝鮮の戦略目標に忠実に従っている、従北偽装保守のネット扇動にいいように踊らされていることに気づくべきでしょう。

これは、日韓双方に言えることです。

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