ドマゾでもない限り韓国左派の路線はかなり厳しい

金大中、廬武鉉から連綿と続く韓国左派の太陽政策路線。

交流と接触を増やし、関与しながら良い方向に北朝鮮を変化させていく。

気持ちは分かるんですが、これを貫徹するのはかなり厳しい。

だいたい韓国側(+日米も)は純然たる善意でやっているから気づいていないでしょうが、北朝鮮側からすればニコニコ友好的な態度で体制転覆を目論むテロ集団です。

 

北朝鮮側もそんなことは百も承知。戦争回避のためならなんでも言う事聞く平和主義者をうまく使って援助や制裁解除を勝ち取りながら、北の体制保全に都合が悪くなるくらい情報の流入や交流の増加があればいつでも断絶させます。

砲弾島にぶち込んだり、艦艇沈めたりすればあっという間に韓国側から交流断絶するでしょう。いつも通りです。

一応、韓国左派について否定的に見つつも、あえて好意的に見るような思考訓練をしたりもします。

友好的に北朝鮮にすり寄り、人的交流と経済連携を増やして共存共栄の南北関係を構築する。

それができれば確かに良いと思います。

北朝鮮も内部から変わるでしょう。

ただし、「韓国の望む交流や経済連携ができれば」です。

仮にこれがうまくいくとすれば、いくら北朝鮮から挑発されたり、地域紛争的な事件で韓国軍人が殺されても北朝鮮に怒らず、笑顔を崩さず、わが民族同士イデオロギーで北朝鮮を最後まで「抱きしめ」続ける必要があります。それくらいできれば韓国左派の望む通りの結果になるかもしれません。

例えるならこんな感じ。

ハリネズミのような北朝鮮がいて、その針は氷製。韓国は針に貫かれて傷だらけになりながらも、嫌がる北朝鮮を最後まで抱きしめ続け、氷の針を己の血で溶かす。

これくらいのドマゾ精神があれば、韓国左派の路線をやり切れるかもしれません。

ハッキリってかなり辛い。

無数の針に貫かれながらも抱きしめつづけ、氷の針が溶けるまで耐える。

普通の人にはできません。

この「抱きしめる」というフレーズですが、親北知識人が大好きです。

最近はあまり目にしませんが、ちょっと前の姜尚中氏の著書なんかしょっちゅう出てきます。

韓国人が全員姜尚中なら韓国左派の太陽政策もやり切れるかもしれませんが、まぁ無理でしょう。だって人間ですから。誰しも自分第一です。余裕がある範囲で人助けはしても、己が破滅する可能性と天秤にかけてまで人助けをする人など稀有です。

何も始まってないうちからダメ出しするのも良くないので、南北会談や米朝会談がうまくいって、北朝鮮が良い方向に変わってくれるなら喜ばしいなと期待はしています。

さすがに何度も騙されてるから同じ過ちは繰り返さないよね?と信じたいですが、不安は尽きません。

だいたい核放棄したところで、ソウルが無数の砲台群の人質になっていることには変わりない。

千葉が共産主義国家として独立していて、無数の砲台群が東京を射程に収めていたら、いくら千葉県民を残虐非道に殺していても、東京が火の海にされてはかなわないから非人道的な行為に目をつむろう、という人もでてくるでしょう。

北朝鮮が軍事挑発の停止や核・ミサイル実験の停止したくらいで、周辺国が制裁を弱めたりしないよう祈るばかりです。

仮に人道支援という名で制裁を弱めるとしても、NGO団体が自由に北朝鮮国内を移動でき、実際に食べ物を口に入れるのを見届けるくらいことが保障されるまでは何もすべきではないでしょう。

食料援助なら直接乗り込んで炊き出しを行い、食べるところまでチェックする。医療援助も同じ。

やるとしたらそのレベルまででしょう。

おそらく融和路線も、これが最後のチャンスでしょう。

これで失敗したらもう融和路線は選択肢から消えそうです。そういう危機感があるから、必死に南北交渉を成功させようと前のめりな面もありそうです。

その努力が吉と出るか凶とでるか。

うまくいくことを祈るばかりです。