去年が例外なだけ いつも通りの北朝鮮に戻る

もはや完全に去年の宥和モードが幻となった北朝鮮情勢。

あの南北首脳会談と米朝首脳会談はいったいなんだったのか?と遠い昔のことのようです。

北朝鮮は改革・開放路線に舵を切ることもなく、個人崇拝式の独裁体制は堅固の極み。

金正恩体制は盤石に見えます。

 

経済は「自力更生」を叫んで、ガッチガチの鎖国経済へ。

フレーズは登場しませんが国家運営も「戦軍政治」へ逆戻り。

従北さんたちが「金正恩は違うぞ!」「軍主導から党主導へ変えた!」「軍事より経済優先のニューリーダー!」と期待を込めた勝算が飛び交ってましたが、北朝鮮で飢餓が蔓延している!との噂が飛び交い、「苦難の行軍」まで繰り返しそうな勢い。

まぁ従北さんたちはすべての責任を米国の敵視政策のせいに帰結させるのでしょう。

そもそも国外へ自由へ出ることもできず、国内の移動も管理され、情報も統制され、逆らったら収容所送りになる恐怖支配を続けているわけですよ。

そんなもん「敵視される」のが当たり前でしょうに。

安倍総理の「条件なしで対話する」という秋波も、「安倍一味」呼ばわりされ、「ずうずうしい」とおよそ国家間のやりとりで登場しないような単語で罵られるてそっぽを向かれている状態。

安倍総理の秋波はもはやストーカー扱いです(笑)

韓国文在寅大統領を笑えませんね。

そもそも「敵視政策を変えろ」と言われても、敵視されるような残虐非道な行いを改めてくれ、としか反論のしようがない。

不都合の原因を己以外に責任転嫁させたら北朝鮮の右に出るものなしですわ。

仮に首脳会談が実現するとしたら、日本が主導して制裁解除を実現させたときでしょうか。そのことをしない限り、北朝鮮が首脳会談に応じることはないでしょう。

つまり会談の実現はウルトラ低いということです。

もう一つありえるとしたら、米軍が空爆一歩手前まで行く時でしょう。

韓米同盟の重要性が極小化され、文在寅大統領が必死にすがっても米軍が北朝鮮へ攻撃を加えようとし、さらにその攻撃拠点が在日米軍基地だった場合に、日本の首相と会談する可能性はあります。

拉致被害者と面会させたり、少しづつ返すなりして在日米軍基地からの攻撃を阻止しようとするでしょう。

平昌オリンピックで急に金正恩が文大統領と会談をしたのも、あの時米軍の軍事オプションがかなり真面目に実行されそうになったからです。もちろん親北左派政権が韓国に誕生したのも大きいでしょう。

とにかく北朝鮮はとことんまで追い詰めないと他国(特に西側諸国)の言うことを聞くことはまずないです。

それも経済的にではなく、軍事的に追い詰めないといけません。

経済的に追い詰めてもひたすら耐えるだけ。彼らの忍耐力は凄まじいの一言です。

もしかしたら攻撃されるかも!?という危機的状況でもない今の情勢では、金正恩が安倍総理に会うことはまずありえないでしょう。

本気で交渉したいなら、自衛隊機が北朝鮮近海を飛んで「拉致した日本人を返せ、しからずんば空爆だ!」くらいのことをしないと無理。

もし仮に、今日朝首脳会談をしても、お互い言い合いをして終了です。

平行線の日韓外交に、もう一つ平行線の日朝外交が加わるだけ。

結局、軍事進攻か、無慈悲なセカンダリーボイコットと徹底した海上封鎖をするくらいの圧力をかけない限り、事態は進展しないでしょう。

日本と北朝鮮の直接交渉はなんの進展もなく、もちろん韓国と米国も交渉は停滞し、現状のまま時が流れ、米中覇権争いの従属変数として朝鮮半島情勢が揺れ動く。

そんな感じになりそうな気配です。

去年は北朝鮮が主役だったんですけどね。

もはや夢だったのかと思えてしまいます。