文在寅の対日姿勢「北朝鮮にのみ関心を寄せ日本には無関心」

元駐韓日本大使の武藤正敏氏と北朝鮮専門家の辺真一氏の共著、『真っ赤な韓国 ~金正恩に操られる親北政権の絶望的な内幕』より、文在寅大統領の対日姿勢がよく分かる説明があるので紹介します。

 

北朝鮮にのみ関心を寄せ日本には無関心

文在寅が発した「日本は北朝鮮にどう対応するのか」という質問

私は駐韓大使時代に、文在寅氏に一度だけ会って話したことがあるのだが、そこで得た彼の印象は、「北朝鮮のことしか頭にない」ということ、そして「日本にはまったく関心がない」ということだった。

その頃と言えば、2012年の大統領選を控えた時期で、朴槿恵氏や文氏は有力候補者の一人。私はそうした主だった候補者たちに会い、日本政府の考え方を説明しながら、対日政策に関する彼らの考え方を確認しようと試みた。

そこで文氏に面会を何度か申し入れた。なかなかいい返事がこなかったため、自分の方からどこへでも行くと再度申し入れたところ、ようやく「ソウルではなく地元の釜山でなら会える」という連絡を受けた。

早速、釜山へ赴き、盧武鉉元大統領の墓前に花をたむけ、そのことを報告しながら、文在寅氏に日韓関係の現状、資源開発やインフラ建設などにおける今後の両国の協力の有用性、日韓FTAの将来性など小一時間かけて説いたうえで、大統領に当選した際には日韓関係のさらなる増進に尽力して頂きたいと伝えた。

ちなみに、今思い起こすと気がかりなのが、この日の面会で文在寅候補の隣にいたのが、古くから国情院で対北朝鮮惰報を総括していた徐薫(ソフン)第三次長(現在の国情院長)だった点だ。

北朝鮮との連絡係とも呼ばれる「北のスペシャリト」で、2016年111月には中国の丹東で、李ホナム北朝鮮民族経済協力連合会参事と接触したと報じられた。今回の南北首脳会談でも、特使団の一員として事前に金正恩委員長と面会するなど、橋渡し役の中心として動いた。

そうした人物が次期大統領の横にいる。私、がこの日訪問したことや、話した内容なども、北朝鮮へ随時報告されていた……そう考えるのは早計かもしれないが、可能性は否定できないし、文政権と北朝鮮政府とのつながりに懸念を持たざるをえない。

いずれにせよ、日本側の考えを示した私の話に対し、文氏の反応といえば、説明をただ黙って聞くのみで、日韓関係に関するコメントや質間もなく、こちらの説明にさほど関心がない様子だった。

そして、代わりに口から出たのが「日本は北朝鮮に対してどう対応するのか。南北統一について日本はどう考えるか」という質問だった。

私は、核や拉致問題に対する日本政府の立場を説明したうえで、南北が統一すれば朝鮮半島には人口8000万人の経済圏ができ上がり、これに日本を合わせると2億人になるとしたうえで、一つの経済圏として繁栄していくにはちょうどいい規模だと述べた。当然、北朝鮮に対する防衛費も削減することができる。

したがって、日本は統一に賛成だし、かつ朝鮮半島にとっても望ましいことだと伝えた。結論から言うと、面談の内容はそれだけだった。

つまり、「日本が北朝鮮といい関係を築けるなら、自分たちも関係を考え直してもいい」というのが文氏からのメッセージであると受け止め、私は本国にそのように報告した。

要するに日本には興味、がなく、北朝鮮のことしか考えていないということだろう。

大統領になった今では、その立場上、日本へも一定の配慮が必要になったため、「日本との関係は、歴史問題と経済・安保問題は切り離してツートラックで進めていく」と語ってはいるが、その本質は変わっていないようである。

李明博氏と朴槿恵氏という二代にわたる保守政権のやってきたことを「積弊」いう言葉で全否定し、そうしたことが今後繰り返されないよう国全体を作り直し、左翼政権を長続きさせることが文氏の目指すところだろう。保守派の野党議員からは「青瓦台はもはや反米親北勢力に完全に乗っ取られた」という嘆きも聞こえてくる。

真っ赤な韓国 ~金正恩に操られる親北政権の絶望的な内幕』P24-27

もし今の韓国と仲良くなりたいのであれば、北朝鮮に非常に融和的な対応をすればいいんだろうな~というのがよく分かります。も

トランプをやたら持ち上げるのもよく分かりますね。

もし米国大統領が、ブッシュ大統領やオバマ大統領のように、北朝鮮の人権蹂躙に嫌悪感を抱き、話すのも嫌というくらいの姿勢なら、ここまでトランプを持ち上げていなかったでしょう。

「日本のことは頭になく、北朝鮮のことにしか興味がない」という評価は米国にも適用できます。

米国に興味があるのは北朝鮮への影響力が大きいから。

中国もまたしかり。

文政権の外交政策の残念なところは、全部北朝鮮への影響力順で判断しているところです。

「あんた大韓民国の大統領でしょ?大韓民国の利益で優先順位つけろよ?」と言いたくなるようなことを平気でやるから困る。

貿易相手だって日本が第三位です。

一位の中国と二位の米国が新冷戦状態になっているわけです。

二者択一で踏み絵を迫られ、困ったことにならないよう三位以下との連携を深めて八方ふさがりにならないよう外交を展開すべきなのに、自ら遠ざけるようなことをやりまくる。

大統領になった立場上、「ツートラック」とか「未来志向の関係」などと言って日本へ配慮するポーズはとっていますが、実態は北朝鮮ファースト。

その本質がよく分かるのが上述した武藤氏の文在寅評価だと思います。