文在寅版告げ口外交 自国の国益を棄損する対米包囲網構築に努力(もちろん無駄に終わる)

文大統領の欧州歴訪。フランスやイギリスといった安保理常任理事国に自分の対北朝鮮外交への支援をお願いしに回っています。

「非核化が後戻りできなくなったら」という言い訳をくっつけつつ、「北朝鮮への国連制裁解除」を求める外交。

同じく常任理事国の中露は制裁解除に賛成していますから、残り2ヵ国を制裁解除へ傾かせれば、米国も無視できないだろう、という狙いが透けて見えます。

朴槿恵元大統領のときは、反日包囲網を目指した姑息な告げ口外交だったわけですが、文大統領は恐ろしいことに反米包囲網を目指して外交を繰り広げています。

前者は韓国国内向けのリップサービスですが、後者は韓国を亡国へ導くシャレにならない裏切り行為です。

 

結果は残念なもので、フランスもイギリスも「完全な非核化」まで制裁は維持すべきと意見の相違が際立っただけでした。

米国は不愉快でしょうね。

「非核化まで制裁解除なし」と繰り返し言及しているのに、あの手この手で制裁解除へ傾かせようと、しつこくしつこく説得を繰り返す韓国。

説得ならともかく、勝手に制裁違反ギリギリのことをやって、「調査だから違反じゃない」「制裁解除後に向けての準備だけ」と言い訳を繰り返して不信感を盛大に買う始末。

準備も調査も、もっと後でいいでしょうに。

なぜ今やりたがるのか?

勝手に「年内に終戦宣言が出るに”違いない”」、そして「来年には制裁が一部解除される”可能性がある”」と予測の上に予測を重ねて、「だから今から準備しよう」と制裁違反スレスレのことを断固たる決意でやりだす。

やめとけっての。

もっと後でもいいっての。

「非核化が後戻りできなくなったら」という定義も非常にあいまいです。

具体的に聞いてみたいものです。

まさか寧辺核施設やプンゲリ核実験場を閉鎖したら、「非核化は後戻りできなくなった」と言うつもりじゃないでしょうね?本当に心配。

韓国のメディアが文外交に批判的なのがまだ救いです。

【社説】文在寅政府の貧弱な外交的想像力

欧州歴訪の途に上った文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮への制裁緩和を訴えている。昨日、文大統領は初めての訪問地であるフランスでエマニュエル・マクロン大統領に「北朝鮮の非核化に取り返しのつかない段階がくれば、制裁を緩和する必要がある」と促した。それでこそ南北間、米朝間に信頼が築かれ、非核化を加速化することができるというのが文大統領の論理だ。

だが、マクロン大統領は「北朝鮮が実質的な意志を見せる時まで国連制裁を継続しなければならない」として「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)原則が当然守られなければならない」と一線を画した。

今は米国もあまり使わないCVIDという用語が両国の共同宣言に盛り込まれたのもフランスの強硬な立場を反映したためだ。これを受け、青瓦台(チョンワデ、大統領府)側は「国連安保理の常任理事国であるフランスとしては北朝鮮への制裁決議案に使われた文面を引用するほかはなかっただろう」と釈明する。だが、真実は正反対だ。マクロン大統領の発言は北朝鮮の非核化を不信に思う国際社会の見解を正確に反映したと見るのが合理的だ。

あえてCVIDという用語を使って文大統領の意見との違いを際立たせています。

あなたとは意見が違いますよ、という宣言ですね。

さらにヤバイのはこれ。

(中略)

一昨日、南北が高位級会談を開き、遅くとも12月初めまで東・西海線鉄道および道路連結着工式を行うことで合意したのも問題だ。韓国が先頭に立って国連の北朝鮮への制裁を崩しているという誤解を招くためだ。国連安保理決議第2397号は「北朝鮮にすべての産業用機械類、運送手段、鉄鋼およびその他の金属類を供給・販売・移転してはいけない」と定めている。その上、8月末には南北共同調査が国連司令部の不許可で失敗に終わったではないか。

このような雰囲気の中で文大統領が北朝鮮への制裁緩和を訴え、過度に南北経済協力を急ぐなら米国を中心にした国際社会の反発にぶつかるほかはない。すでにワシントンポスト・AP通信・ブルームバーグなどはいっせいに「米政府は非核化措置を取っていないのに文大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長を抱きしめようとする熱望が懸念される」と報じている。英ファイナンシャル・タイムズは「韓国が北朝鮮と鉄道・道路連結起工式に合意して米国に抵抗している」という分析まで出した。

これが国際社会の世論です。

誰も北朝鮮のことを信じていません。

その中で一生懸命金正恩を擁護する文大統領。

浮きまくりですわ。

もうちょっと無難な欧州歴訪になるかと思いましたが、大失敗ですね、これ。

合意できたのは「韓国との友好増進を確認」くらいで、文政権主導の南北外交には「完全な非核化まで制裁は維持すべし」という反論が返って来て終了。

「韓国との友好増進を確認」なんてどの国であっても言いますから、実質成果ゼロです。

ビビるのはハンギョレ新聞がこの韓仏共同声明について触れていないこと。

もしかしたら見逃しているだけかもしれませんが、結構探しても見つからないくらいスルーしていることは間違いない。

「CVID」という単語を記事にしたくないんでしょうね、きっと。

日本のメディア以上に「報道しない自由」を行使しております。

イギリスも多分フランスと同じでしょう。もし共同声明を出すなら、ぜひCVIDをねじ込んでほしいですね。人権改善も入れば最高です。

きっと文大統領は帰国した後に、欧州各国から支持を得たと自画自賛することでしょう。そして、文政権支持者はそれを信じる。

気付いたら文大統領と同じ意見なのは、中国・ロシア以外いない、なんてことになっていそうです。

自分で自分を「孤立圧殺(⇒北朝鮮擁護)」する外交を繰り広げる文大統領。

盧武鉉元大統領が、金正日のために国際社会を説得しようと必死に駆けずり回っていた時と一緒ですね。

文政権の不支持理由のぶっちぎりトップは「経済政策」(44%)ですが、二位には「親北外交」(22%)が不動の二位にのし上がってきました。これが30%、40%と上がってくることを祈ってますが、さてどうなるか。

支持理由トップが「南北外交」で、不支持理由トップも「南北外交」なんてことになったら笑うに笑えないですね。

韓国が真っ二つです。

まぁ不支持理由トップは永遠に「経済政策」でしょうからありえないとは思いますが。

文大統領は、これ以上自分で自分を「孤立圧殺」する外交を強行することはやめるべきでしょう。米国や英仏を中心とした国際社会と歩調を合わせる方が無難ですよ。

北と仲良くしてもいいことなんてないぞ。いい加減悟ってよ。。。