南米の北朝鮮 ベネズエラで革命が進行中

アメリカ帝国主義がー!と反米扇動が大好きで、「21世紀の社会主義」とか意味の分からんことを言っていた南米のベネズエラ。

以前から言ってることが北朝鮮と似てるな~と思っていましたが、現在革命が進行中の模様です。

それにしても北朝鮮の「われわれ式の社会主義」とか中国の「特色ある社会主義」とか、社会主義にも色んなバリエーションがありますね(笑)

今回の件が、ベネズエラの政情安定と経済発展につながるなら中南米の難民キャラバンも減るかもしれません。

評判のすこぶる悪いマドゥーロを支持するのは中国とロシア、改革を訴える反マドゥーロの国会議長グアイド議長を支持するのはアメリカとEUという、いつもの対立軸。

気になるのは、中露側にトルコも加わっているところでしょうか。トルコもNATOの一員のくせに完全に独裁国家側に立ってますね。困ったもんです。

そして、他人事ではない南米各国も割れています。

 

35歳と若く、見た目もスマートで対外的なイメージの良い、革新派のグアイド議長を支持する国がほとんどかと思いきや、案外そうでもないようです。

まぁベネズエラの混乱で難民が押し寄せる国境を接する国々はグアイド議長支持でしょう。早く安定してくれないと困りますから。

米国がグアイド議長を暫定大統領として承認し、その措置にマドゥーロ大統領が反発。米国と断交を宣言しました。

いつも通り「米国許すまじ!」と反米扇動で支持基盤を維持しようと躍起です。

面白いのは、ベネズエラでは右と左が逆転していることですね。

だいたい独裁者=右翼、改革者=左翼というイメージなんですが、ベネズエラではマドゥーロ支持者が「アメリカや敵対的近隣諸国が支援する”右派勢力”が悪い!」と主張しています。

現政権が左派で、野党は右派という定義。

世界で保守とリベラルの定義がバラバラな良い証拠です。

軍隊を掌握しているマドゥーロが、反対派を軍隊使ってビシバシ弾圧していましたが、それも徐々に限界に来ているようです。

州兵がマドゥーロ批判する動画がメディアで取り上げられていましたが、軍隊が離反したらお終いでしょう。

軍隊が中立化し、国会闘争で大人しくマドゥーロが退陣すれば、穏便に政権交代が行われるでしょう。しかし、暫定大統領となったグアイド議長が別の都市で拠点を築き、臨時政府を作って国家内国家を作って内戦にでもなれば、多くの血が流れるかもしれません。

そうはなってほしくないですが、内戦が激化すれば米軍が介入し、グアイド議長側に軍事的支援をする可能性も高まります。

米軍が介入しても良い結果を生むとは限らないわけですが、今回はベネズエラも混乱の極みにまで達しているので、もしかしたら米軍が歓迎されるかもしれません。

米軍が本気出して介入して一気にマドゥーロ退陣まで行けば、経済制裁が解除され、アメリカの技術で石油生産が急改善し、狂ったようなインフレも通貨をドル連動制で安定させれるでしょう。

その経済的な混乱はあっという間に沈静化。

その功績でもってグアイド議長の支持基盤が強化されれば、混乱混乱また混乱の南米に、安定した親米の経済強国が出現するかもしれません。

中南米での石油生産が安定すれば、中東が混乱しても影響を受けずらくなるでしょう。

EUや日本としては大変ありがたい。

今後血みどろの内戦になるか、グアイド議長の元で安定と発展へと大躍進を遂げるか。アメリカのすぐ近くにある反米の牙城ベネズエラの情勢が、今後どう推移していくか目が離せませんね。

麻薬とマフィアの恐怖におびえる南米の人々のためにもぜひ安定してほしいです。