ニューズウィーク日本語版の表紙を飾った「日韓不和」

今週のニューズウィークの表紙に笑いました。

日韓関係の悪化が表紙を飾りましたね。

これを見て、世界的にも問題視されているのか!と思うかもしれませんが、あくまで日本語版のみ。ニューズウィークも現地化されてるみたいです。

韓国版はどうなのかな~と思ってサイトを除いたところ、表紙はトランプ大統領でした(笑)

日本で検索しても大して記事はできていませんでした。

まぁそんなもんです。

 

色んな専門家が言う通り、日本側の怒りは韓国に伝わってませんね。

仮に伝わったとしても実害はないですし、普通にビジネスをして観光客も往来するわけです。

深刻に受け止めることは無理でしょう。

で、実際深刻なのか?と問われれば微妙です。

世界基準で見れば大したことないですしね。

中東やアフリカ、中南米のような殺し合いも起きていません。

EUデモのようにタイヤが燃えて黒煙を上げ、車が炎上することもありません。

それに比べたら日韓の言い争いなんてかわいいものです。

もしパレスチナ人の15%近くが毎年イスラエル観光を楽しんでいたら、本当に仲が悪いの?と外から見てる人は思うでしょう。

「日韓不信」というタイトルで表紙を飾りましたが、しょせんは東アジアローカルネタです。

殺し合いでも始まれば世界中から注目されるでしょうが、日韓共にそこまで狂ってもいない。

米中、米朝、南北、日露、中台、日台と東北アジアには色んなプレイヤーたちによる外交関係がありますが、日韓外交の優先順位は最下位でしょうね。

重要じゃないというわけではなく、問題の度合いや難しさが他よりマシというだけです。

下手に会談しても「弱腰だ!」と国内から批判されるネタになるだけでしょうから、政治家が日韓外交に取り組む動機も弱くなるしかありません。

結局、場外乱闘のように自国の国民向けに相手国を非難して終わるだけでしょう。

 

で、冒頭で紹介した今週のニューズウィーク日本語版ですが、「世界はこう見る 日韓不信」という特集の章立てはこんな感じ。

  • 日韓は「構造的不仲」の時代へ

  • 互いを利してこそ日韓の国力は強まる 

  • 強硬さ増す両国が認識すべきこと

  • 「状況打開のため早期の首脳会談を」

書いてる内容は「お説ごもっとも。でもそれができないんだよね~」という内容でした(笑)

特に最後の「状況打開のため早期の首脳会談を」という章の最後の締めが虚しい。

――現状の打開策は。

繰り返しになるが、両国の首脳が会談を行い、胸襟を開いて議論することを願っている。歴史問題やレーダー照射のたぐいの問題は実務者レベルで解決できる問題ではなく、首脳レベルでのみ解決が可能だ。そのために、復活させることで合意したシャトル外交を活用して、両国間にオープンな対話ができるチャンネル構築の機会が生まれることを期待したい。文政権の国家安保戦略には「日本とは、歴史的な諸課題の解決と未来志向の関係のために実質的な協力に努める」と規定されている。この精神にのっとってほしい。

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2019年 1/29号[世界はこう見る 日韓不信]

 

まぁ無理でしょうね~。

お互い積極的に首脳会談をやる理由がない。

やってもお互いの言い分を言い合って、最後は「未来志向の関係を目指す」で終了です。

やればやるほど「未来志向」って何?と虚しくなるだけ。

結局お互い政治的には疎遠になって
「経済交流・文化交流は儲かる限りは今の調子で続ける」が、
「日本が中国と衝突しても韓国に味方をしろと強要もしないし、在韓米軍基地から北京を攻撃してほしいとも思わない」、ゆえに
「第二次朝鮮戦争が起きても、日本や在日米軍には期待しないでください」
という相互不干渉主義的な関係へと推移していくのではないかと思えます。

ニューズウィークに書いてある通り、今後日韓は「構造的不仲」の時代へと突入しそうです。

別に敵対せよとは思っていません。

お互い相手の足を引っ張ることなく、朝鮮半島情勢の安定化は韓国が頑張り、東シナ海・南シナ海への海洋進出や中国の台湾軍事侵攻阻止は日本が頑張る。

そういう役割分担でいいんじゃないかと思います。

その方がうまく回るでしょう。

下手に連携しようとしたら米軍や他の国々との足並みが乱れるだけですからね。