「日本人妻自由往来運動」は反共謀略 朝鮮総連が非難談話

1974年11月23日、朝日新聞朝刊に朝鮮総連の非難談話がありました。

内容が凄い。

『「日本人妻自由往来運動」は反共謀略』

全文はこれ。

 

「日本人妻自由往来運動」は反共謀略 朝鮮総連が非難談話

在日本朝鮮人総連合会は二十二日、最近各地で行われている「日本人妻自由往来実現運動」について伊相哲国際局長名の談話を発表し、この運動は「国際勝共連合による朝鮮民主主義人民共和国と朝鮮総連を中傷、ひぼうする反共謀略活動である」と非難した。

『1974年11月23日 朝日新聞朝刊』

今じゃ考えられない内容です。

行ってみて、嫌なら3年で日本に戻ってこれると言われて北朝鮮行きを決心した日本人配偶者も多い。当然、日本に帰らせろという要求は出てくる。それを邪魔したのが朝鮮総連です。

それにしても、1974年ならある程度実態を知っていたはず。関貴星の内部告発本、1962年(昭和37年)『楽園の夢破れて』、1963年(昭和38年)『真っ二つの祖国』をもっと真摯に受けとめていれば、1971年の帰国事業再開で新たな犠牲者を増やすこともなかっただろうし、この日本人妻自由往来運動と合わせて、北送された在日朝鮮人も日本に自由に行き来できるよう要求して北の暴君から親族を取り返すこともできたかもしれない。

朝鮮総連のありえないところは、日本人妻自由往来運動を反共謀略だと言って潰そうとしたことではなく、北送された在日同胞を見捨てたこと。

もちろん平壌で良い生活を在日朝鮮人の子孫もいます。

しかし、これは「総連の幹部は自分の親族だけ守って、他の在日同胞は見捨てた」ということです。

この辺の姿勢は今も変わらない。迎春公演に対する朝鮮学校の反論によく表れています。

「ソルマジ公演は、朝鮮学校は関係なく親が勝手にやっていること」

この神経が信じがたい。

一部に臭いものを押し付けて、あとは知らんふりというわけです。

総連幹部以外の在日同胞は殺されても知らんぷり、自分の親族だけ無事ならオッケー。

発想は同じです。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」

この朝鮮学校のスローガンについて、具体的な定義や意味を聞いてみたいところです。