歴史に”たられば”を言い出せばキリがないですが、誰も言わないので書いておきます。
第二次世界大戦に負けず、日韓併合がそのまま続いていたらどうなっていたか?
よく見かけるのは、「韓国は日本化されて、韓国語は一方言になっていた」という意見。
妄言ですね。まず無理です。
ではどうなる可能性が一番高いか?
まず間違いなく分裂してるでしょう。何せ積み上げてきた歴史がまったく違いますから。
日韓併合時代は、例えるなら中世時代に、イギリスとフランスが同君連合(=複数の君主国の君主が同一人物である状態・体制のこと)となっていたようなものです。
一時そういう時代はあっても、結局は分裂してしまうものです。イギリスとフランスがそうであったように。
ちょうど投票権が一部の金持ちから、男性全員⇒女性にも適用、という流れになっていた時代です。
韓国人や台湾人にも一人一票が認められるのも時間の問題。
そうなればどうなるか?
日本と韓国の人口比は歴史的に見てだいたい10対6くらいだそうです。
民族意識で一致団結した韓国人の政党ができて議席数も4割くらい。
台湾政党や、日本の少数政党と連立でもすれば簡単に政権を握れます。
そうなれば総理大臣やその他重要な大臣ポストを韓国人が占めることになります。
そうなったらもめること間違いなしです。
土台無理なんですよ、全部日本人にすることなんて。
分裂しないとしたら、日本人が日本人であることを捨て、韓国人が韓国人であることを捨て、台湾人が台湾人であることを捨てて、新たなアイデンティティを創造する必要があります。
それができるかと言えば、まぁ可能性は低いでしょう。
併合当初は経済も教育水準もド底辺ですから抵抗する力もないでしょうが、50年もすれば教育水準も追いつき、大学教授や知識人層に韓国人も増えてきます。
そうなったら当然独立要求が出てくるでしょうし、それが無理でも一人一票は確実に要求されます。
相互安全保障条約結んだ上で、友好的に分離独立するのが一番可能性が高いかと思います。
隣は共産主義の凶悪なソ連と、軍閥暴力団が割拠する中国ですから、馬鹿じゃない限り日本と安保条約結んだ上で独立するのが当然でしょう。
李朝末期の王様が最悪だったとはいえ、50年もすれば忘れますから李朝復活で皇室を作り、韓国が分離独立することになりそうです。
日本が負けてなければ満州国も順調に発展して、清朝の末裔が皇室を作って独立です。
モンゴルも徳王がチンギス・ハーンの末裔として皇室を作って独立なんてこともありえそうです。
そうなれば、日本の皇室、李朝、清朝、モンゴル帝国と、何百年、何千年も続く王朝を核にした、立憲君主制の国が出来ていたことでしょう。
本当にもったいないことしましたよ、日本は。
北東アジアに、脈々と受け継がれた歴史・文化・伝統を核に、4つの立憲君主国家が誕生。
想像するだけで熱くなりますね!
そうなれば、常任理事国もヨーロッパ勢に独占されることなくアジア勢が半分くらいは占めていたかもしれません。
第二次世界大戦で日本が負けて、モンゴルも、清朝も、朝鮮も、共産主義という極悪な全体主義体制のおかげでボロボロにされてしまいました。
特に王朝断絶は本当に残念。
日本が暴走して負けてなければ、李朝と清朝とモンゴル帝国をベースにした立憲君主国家が日本の後押しでできていた。歴史に”もし”があれば、そうなっていたと私は思います。
日本が負けたことを反省するのであれば、そういう歴史・文化・伝統を核にした安定した強国がアジアに誕生する未来を潰したことを反省すべきでしょうね。
それにしてももったいない。
李朝、清朝、モンゴルに皇室があって日本と同じ立憲君主制国家だったら?
想像するだけで熱くなりますね~。
ああ、もったいない。