日韓歴史教科書論争の実態 ~韓国が左翼政権のときにしか発生せず、かつ学者ではなく政争屋との罵りあい~

私も四十年間韓国語を続けて、韓国人と冗談を言い合えるようになった。日韓歴史共同研究で韓国側の教授と戦った時には、韓国側の先生は二つの教科書を叩けば良いわけだから、教科書を読んでこなかった。日本側の委員は嘘をつかない人達であるから、みんな五十冊とか百冊とかを読んできた。私は百冊を読んだ。韓国の教科書が六十冊で、日本の教科が四十冊、それらについて大真面目に、比較対象研究などをした。

ところが、韓国人の教授は四冊しか読んでいない。そのうちの二冊が育鵬社と自由社の教科書である。あまりにもひどいので私が手を上げて、「いくらなんでも、日本側は五十冊とか百冊とか読んできているわけだから、四冊で日本の歴史教科書批判をするって、それはないでしよ。おまけにそのうち二冊のシェアは一・七パーセントしかないんだから。それでどうして日本側を批判できるんだ」と怒った。

会議の席は、テーブルを挟んでこちら側が日本側で、向こう側が韓国側とそれぞれ二列になっていたが、発表した韓国の先生の後ろの先生が、その先生をつついて、「おい、十冊くらいって言えよ」って言ったのが聞こえてきた。そうしたらその先生が、「みんなで四冊でいいって決めたじゃないか」と言っている(笑)。実に正直な人たちである。

韓国・韓国人の品性 (WAC BUNKO 261)』 P50-51

これが韓国側の姿勢です。

日本は韓国の教科書と60冊、日本の教科書40冊を読み込み、比較研究など行って会議に臨んでいるのに相手側は4冊しか読んでこない。

それも1.7%のシェアの2冊の教科書が気に入らないからと、それだけ叩くためにやってくる。これで「日韓歴史共同研究」などできるわけがない。

こういうことを知らずに左派リベラルの日本の専門家は韓国を擁護するんだから始末に負えない。いや、知っていてかばうんだからもっとタチが悪い。

要は韓国側と一緒で、気に入らない育鵬社と自由社の教科書を叩いてくれるなら仲間だと、学術研究をする気がない政争屋と結託したわけです。

もちろん本物の歴史専門家ならこういう韓国側の不誠実なエセ専門家とは結託しませんが、親北的な左派系専門家だと喜々と結託します。

朝鮮学校周辺の人たちと仲が良い左派の皆さんなどはそういう傾向が顕著です。

これが日韓とあと中国も含めた東アジア諸国との歴史論争の実態です。

こんな連中と共同研究しても学術的な成果など期待できません。ろくに日本の教科書も読んでこないわけですから真摯な歴史研究をする気がないのは明白です。

なんでもかんでも韓国を庇うのではなく、おかしいことはおかしいとちゃんと言うべきでしょう。これをやらずになんでも日本側の責任に転嫁しようとするから結果的に嫌韓感情が日本で広まるわけです。

左派側も韓国の味方のようで結局対等に見ていないのでしょう。

こういう歪んだ意識が日韓関係を歪めてしまいます。

嫌韓問題の解き方 ステレオタイプを排して韓国を考える (朝日選書)』でも書かれていましたが、等身大の韓国をありのままに見ることが大事だろうと思います。

まぁ古田博司先生はありのままを見て長年の知見から「助けず、教えず、関わらず」という非韓三原則にいきついたんでしょうけどね。

私の考えは「突き放せ!」と言ったところでそんなことは無理なので、気持ちはわかるがあきらめて日本と米国にとってマシな韓国の保守勢力を盛り立てようぜ、という考えです。

文在寅政権下で「積弊清算」という名のもとにビシバシ粛清されているので、戦局はどんどん不利になってますが、あきらめず踏ん張ってほしいところです。

現在左派政権ですが、第三期「日韓歴史共同研究」は始まるのかな?

怒鳴りあいの不毛な論争に巻き込まれる先生たちも気の毒ですね。