脱北者 命懸けの脱出と今を追う


脱北者 命懸けの脱出と今を追う

P87
「長い間、苦痛を感じながら死ぬのがいいですか、でなければ、一発で死ぬのがいいですか?」
真っ昼間に豆満江を渡ったというキョンスは、なぜ、ここに来たのかという問いに、そう答えた。

P95
「ヤギとウサギが食べる草はみな食べてみたし、アカザ、オオバコ、桑の葉など、野原にある草という草はみな、ゆでて食べた。
・・・
寝て起きれば、死体がここかしこに散在していた。
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捕まれば死ぬことをよく知りながらも、「一度は死ぬのだ、二度は死ぬまい」と思って、川を渡った。」

P116
「耀徳収容所はすべてを収容所内で自給自足する。食べる者がなくて、雑草と塩とをかみながら生活した。初めに持っていった靴や服を、十二か所もつぎあてをして着た。ベルトがないので、縄を腰に結んで行き来した。物乞いのなかの物ごいだった。
 子供たちが食中毒にかかれば、毛の生えていない子ネズミを食べると効果があるという話を聞き、ネズミを捕まえるために、穴という穴を掘りまくった。カエルやカエルの卵、チョウセンサンショウウオの卵、蛇、ネズミは言うに及ばず、山に生える野草という野草は、みな掘って食べた。毒キノコを食べて死んだ人々も無数にいた。耀徳収容所の生活は獣そのものだった。」

P122
「一糸もまとっていない女性たちが、裸で咸鏡北道道穏城群の保衛部の庭に立たされた。チョン・ヨンランさんも妊娠六か月である膨らんだ下腹を押さえながら、その中で罪人のように頭を下げた。
「祖国を裏切っただけでなく、中国の種までもらってきたな」
軍靴で容赦なく下腹を蹴飛ばされた。うなり声も出せずに転がった。おなかの中の赤ん坊を守るために、必死に両手でおなかを覆った。倒れているチョンさんの上に、無差別的な軍靴の洗礼が降り注いだ」

P130
「愛している。幸せだ。楽しい。不幸だ。悔しい。抵抗するという言葉を聞いたことがない。幼い時から作業に必要な最小限の単語と足し算・引き算のみを学習しただけで、投入された労働現場で、こぶしと棍棒のもと、奴隷のように飼育された」
・・・
「目の前で、母親が絞首刑、兄が銃殺される場面を見守らねばならなかった。父親は無言で涙を流したが、シン・ドンヒョクは「おかしなことに、自分の目からは涙が出なかった」と語る。」


 脱北者の証言は、どれもこれも愕然とする内容です。世の平和を愛するリベラルが、このことに狂ったように怒りの声をあげないことが不思議でなりません。はっきりいって次元の違う残虐さです。この前では「日本の名誉と誇りがー!」とか、「美しい憲法9条がー!」という主張はドウデモイイことに思えて仕方ありません。隣の殺人鬼が嫌がることならなんでもやろう。そのためには9条は改正しよう。ただそれだけではないでしょうか?そういう人として当たり前のことができない。させないよう馬鹿を煽る。暴君どもの思想工作は、芸術的域に達しています。

 そもそもこの暴君に朝鮮学校の子供の命を預けていることがありえないことでしょう。どうして誰も強烈な危機感を抱かないのか?日本の世論がいいように操作されている証拠と言えるでしょう。

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