朝鮮学校歴史教科書 北はソ連支援の民政、南は米帝支配の軍政

朝鮮学校教科書の、日本敗戦による朝鮮解放時の書き方がかなりありえないです。『現代朝鮮歴史 高級1』から引用します。

第1編 自主独立国家建設のための朝鮮人民の闘争

①解放後、新しい朝鮮が進む道

国際舞台で起きた変化

第2次世界大戦の結果、ファッショ国家であるドイツ、日本、イタリアは敗北して、戦勝国であるイギリス、フランスも経済的・軍事的にひどく弱体化した。

ただ、アメリカだけが戦争の期間に武器と軍需物資を売り莫大な利潤を得て、自国の地位を強化した。

一方、社会主義ソ連の国家的地位が高まり、その影響の下で、民族の独立を成しとげた東ヨーロッパの諸国が社会主義を志向した。

アジアでは、旧植民地体系が崩壊して、多くの国が民族の独立を成しとげ、反帝民族解放闘争を力強く推し進めた。

資本主義の国々では、労働運動と民主化運動が急速に発展した。

世界的な範囲で民主勢力が成長したことに不安を感じたアメリカは、以前から夢見てきた世界制覇の野望を実現する道に踏み出した。アメリカは、ヨーロッパで社会主義の影響力を阻む一方、アジアでは蒋介石を支えて中国人民の民族解放闘争を阻み、日本と南朝鮮を手中におさめ、大陸侵略の基地にしようと策動した。

そうして、アメリカをトップにした帝国主義勢力と社会主義、進歩勢力との間の新しい対立、東西冷戦が始まった。

(中略)

そうして、朝鮮半島には日本の軍隊を武装解除するための臨時分界線である38度線が引かれ、ソ米両軍が駐屯することになった。

北朝鮮に駐屯したソ連軍のチスチャコフ司令官は声明で、新しい朝鮮の主人は朝鮮人民自身であり、ソ連軍は建国事業のためのあらゆる条件を保障するという立場を明らかにした。ソ連軍は民政を実施して、朝鮮人民の要求を実現するようにした。

南朝鮮を占領したマッカーサーは報告文で、38度線以南で軍政を実施して、アメリカ占領軍があらゆる権力を掌握すると言った。さらに、朝鮮人民は占領軍の命令に服従しなければならないと布告した。
軍政の実施に関する布告は、朝鮮の民主主義的発展の障害となった。アメリカによる南朝鮮の力づくの占領と布告は、38度線が朝鮮半島と私たちの民族を永遠に分けるための分界線になることを予告した。

衝撃的な歴史認識です。

特にアメリカの描写がエキセントリックです。

社会主義=善なる勢力と、アメリカ帝国主義陣営=悪の戦いが、冷戦と言っています。

戦争で軍需物資を売って荒稼ぎしたアメリカが、世界制覇の野望に踏み出したと書いていますね。衝撃の事実です。寡聞にして知りませんでした。

陰謀論全開のことを、学校で使う歴史教科書に書いて教育しいているのが朝鮮学校の実態です。

ソ連の影響で、民族独立を成し遂げた東ヨーロッパ諸国と言うに及んでは、当事国が怒り狂うこと請け合いです。軍事力でもって無理やり共産主義勢力のソ連に組み込まれたというのが当然の常識だと思ってましたが、朝鮮学校の歴史教科書は違うようです。

さらには、ソ連は「朝鮮の主人は朝鮮人民だ」と言って、朝鮮建国のためにあらゆる援助を惜しまないと言ってたそうです。

どう考えてもスターリンが連れてきた金日成が、スターリンと毛沢東を見習って凄まじい一党独裁、全体主義体制で朝鮮人を弾圧して、朝鮮人の祖国を強奪したと言えるのが、朝鮮民主主義人民共和国の建国の成り立ちだと思えます。

こっちの歴史修正主義者には沈黙する日本のリベラルはどうなっているのでしょうか?こういう二重基準をやるから嫌われるわけです。

ソ連の場合は「民政」で、アメリカの場合は「軍政」なのも注目ポイントでしょう。

さらには朝鮮の分断は、アメリカの力づくの占領と布告のせいだと断罪しています。恐ろしいことを堂々と主張しています。アメリカのせいで、朝鮮の民主主義的発展が阻害され、民族を永遠に分断させられた、と言っていますね。本当に衝撃的です。

これが、朝鮮学校の教科書です。当然のごとく嘘を書いています。朝鮮学校を潰す云々ではなく、いつまでこんな大嘘教科書使ってるんですか?というのが素朴な疑問です。「敬愛する将軍様」が乱舞していることも大問題ですが、こんな明らかな嘘八百や、エキセントリックな表現をしている教科書を、いつまでたっても改善できないような学校は、潰れても仕方ないと思えます。

それにしても、南北分断を米国とソ連のせいにして金日成の罪をスルーする感覚が理解に苦しみます。

信じる信じないではなく、あんたらこんな愚か極まりない教科書を、いつまで使ってるんだ!?という感想しかありません。

こういう虚偽まみれの教科書をさっさと改訂できない無能学校は潰れるしか道がないと思えます。

教育内容の全面的見直しなくして、朝鮮学校存続は不可能でしょう。

せっせと無償化裁判闘争を全国で繰り広げていますが、無償化になったところでこんな教育をしている限り、生徒など増えません。

朝鮮学校はいつになったら真の民族教育に目覚めてくれるのでしょうか?

『北朝鮮 絶望収容所』や、『凍土の共和国』や、そういった帰還事業9万3千人の人達が、北の大地でどのようなひどい目にあったかを教えずして、在日同胞の民族学校は名乗れないでしょう。慰安婦のハルモニも結構ですが、脱北者を読んで講演会の一つや二つ、朝鮮学校で主催してもよさそうなものです。ですが、そんな動きは一切ありません。朝鮮学校は子供の未来を奪う、残酷な教育をしてます。

子供だって馬鹿じゃありません。高校生くらいになれば自分で調べます。

北送同胞9万3千人=在日一世、二世たちをポンポン政治犯収容所にぶち込み、生き血を絞るように殺した相手が金日成・金正日です。

修学旅行でその二人の銅像に頭を下げ、敬愛する元帥様と称え、教育義援金をもらったと感謝する。

まぁ普通に考えれば納得できないでしょう。

結果、子供を朝鮮学校には通わせなくなるわけです。

それをせっせと日本の差別意識のためだと、日本社会に転嫁しようとしています。

どう考えても朝鮮学校をボロボロにしたのは、北朝鮮と朝鮮総連です。

なぜそっちを非難しないのかまったく理解できません。

日本の差別を非難するのであれば、北朝鮮や朝鮮総連の魔の手から在日朝鮮人を保護しないことを取り上げて「差別だ」と非難すべきでしょう。

特に朝鮮学校の子供に対して、徹底した渡航禁止措置を取らないことは致命的です。

日本政府は、在日の子どもが何やるか分からない危険な暴君に子供の命を預けても知ったこっちゃないと言っているに等しいですから。

親の意思は関係ありません。

ISISの支配地域に子供を渡航させ、その頭目を褒め称える行為をしていたら、親が望んだことだとしても止めるべきです。子供に対する虐待を止めるのと同じです。何も問題ありません。

リベラルも本当に人権を大事に思うなら、そういう主張で政府批判をすべきだと思います。

(過去記事を編集してUP)

コメントを残す