恩師「韓鶴洙先生」のことを忘却させ、阪神教育闘争は代を継いで神格化

朝鮮学校の教育が、なぜ洗脳教育なのか?

それは、「教えなければいけないことを教えていない」、からです。

「都合の良い情報しか与えない」ことが洗脳の第一歩と言えます。

大多数は「金正恩元帥様」なんて心から思っていない、というのはその通りでしょう。

ふざけた言い訳です。

ことの本質をまったく分かっていません。

自分たちのよって立つところを築き上げてきた在日一世と、朝鮮学校の先輩たち数万人を虐殺した相手に、「悪感情」を抱いていない時点で洗脳教育が成功している証左と言えます。

「向こうの流儀だしまぁいいや」程度の感情しか抱かず、嘘だとしても「敬愛する金正恩元帥様!!」と絶叫したり、銅像に頭を下げれることがそもそもありえません。

完璧に神格化されている「阪神教育闘争」と、それとセットになっている「金太一少年」のことはみんな知っていますが、朝鮮学校の黎明期を支えた恩師のことは誰も知らない。これこそが洗脳教育をやっていることの証左でしょう。

『光射せ!第7号』から、大阪の古い活動家や在日同胞なら知らない人はいない、と言われた朝鮮学校の先生の末路を紹介します。

 

こういう人の末路をきれいさっぱり忘却させ、大阪朝鮮学校の黎明期を支えた恩人を収容所で拷問の末殺した相手を愛するように教育する。本当にありえません。

まぁ北の暴君を愛するまでは無理でも、下記のような思考回路を幼少期から脳内に刻み付ける洗脳教育をしていることは間違いないでしょう。

「北朝鮮が非難される⇒自分が非難されるような気になる⇒だから擁護してしまう」

北朝鮮の狙いはこれでしょう。親北人士養成教育と言えます。

アイデンティティを北朝鮮と固く固く結合させることで、なんだかんだと北の暴君にとって都合の良い発言と行動をしてしまうよう思考回路を刻み付け、めでたくロボットにさせられるわけです。

この辺が、北朝鮮式洗脳教育の真髄でしょう。

朝鮮学校に通う子供たちは下記を読んで、なぜ朝鮮学校の先生たちは、このことを教えてくれないのだろう?と思うべきだと思います。

韓鶴洙(ハン・ハクス)先生は拷問で殺された
恩師・韓鶴洙先生をしのんで
大阪市生野区在住  高順玉

謹んで先生のご冥福をお祈りいたします。

どうして先生が殺されなくてはならなかったのですか!

先生は、「反党分子」「スパイ」との汚名をきせられ、保衛部の監獄で独裁者金正日に殺され帰らぬ人となられた。

この憤りをどう抑えたらいいのでしょうか!

大阪の古い活動家や同胞のなかで、先生を知らない人はいません。先生の教えを受けた私たちは、いつも満面の笑顔で「おお、達者かね」と声をかけてくださった、今は遠い先生とのあのころを懐かしく想いだします。

先生に近かった人びとは先生を先輩と呼びます。また、ある人たちは「ソンセンニム」、「校長先生」と心をこめて呼びます。

学校経営のために飛び回る先生の古カバンのなかには、手形がいっぱい詰まっているというので、人びとは親しみを込めて「手形先生」との別名で呼んでいました。先生はみんなから慕われる闊達で包容力のある教育者でした。

みんな先生が大好きでした。

韓鶴洙先生は、日帝時代故郷を追われるようにして渡日、苦学して大阪商科大学(現大阪市立大学)を卒業された。

祖国光復後は、新しい国の建設は後代の教育から興すべしとの固い信念のもと、民族学校の教師、続いて大阪朝校の校長としての重責をまっとうされた。

一九五五年には教職員中央委員会副会長も兼任され、その後は大阪教育会会長として大阪の民族教育の振興に寄与された。一九七〇年代に入ると、朝鮮総連の権力抗争は激しくなり、金炳植は気にくわない幹部に「反党宗派分子」の刻印をおし、次々と排斥したばかりか、祖国訪問団にくい込ませて北へ追放しました。私が民族運動の専任活動家であった一九七一年の初めごろでした。

金炳植は、居もしない「宗派セクト」(注=北朝鮮の言う反党反革命の分派のこと)を摘発するのだといって、大阪総連の活動家会議で「朝鮮労働党史の反宗派闘争」の部分を読み上げ、「これと同じ輩がここにもいる。韓鶴洙お前はちやほやされているが、まるで古ゾウキンのように、あっちに付いたりこっちに付いたりの小者じゃないか」と叩いた。

先生は身動きもせず演壇を見続けておられた。

私はあのときのことを今でも鮮明に覚えています。

あにはからんやその年九月、先生は「教育者代表団」の一員として北に追放され、戻らぬ人となられました。

その後の経緯やご家族の動向については、脱北者・李守一さんの手記をお読みくださればと思います。

私たちはもう弱虫ではありません。遅ればせながら、いまでは何が真実であるのかをよく知っています。北朝鮮の政治犯収容所を取り払い、あの地の民主化の実現こそが、先生の願っておられたことであることをよく知っております。

先生、もう安心され眼をとじてください。
安らかにお眠りくださいませ。
先生の死を決して無駄にしないことをここにお誓いいたします。

2011年5月

『光射せ!第7号』 P128-129

 

  • 大阪の古い活動家や同胞のなかで、先生を知らない人はいない
  • 学校経営のために飛び回る
  • カバンの中には手形がいっぱい
  • 親しみを込めて手形先生と呼ぶ
  • みんな先生が大好き
  • 金炳植に「まるで古ゾウキンのように、あっちに付いたりこっちに付いたりの小者」と罵られる
  • 先生は身動きもせず演壇を見つめ続けていた
  • 「教育者代表団」の一員として北に追放され、戻らぬ人となる

最後の
「先生、もう安心され眼をとじてください。
安らかにお眠りくださいませ。
先生の死を決して無駄にしないことをここにお誓いいたします。」
という言葉など胸が苦しくなります。

本来であればこのことを教え、朝鮮学校の黎明期を支えた恩師が収容所でどのように殺されたかを教え、その廃絶のために何をすべきか?という教育を朝鮮学校で行うべきでしょう。

が、そんなことはしていません。やっているのは毎年子供を平壌に強制連行して常軌を逸したソルマジ公演をやらせ、この恩師の魂を踏みにじる行為です。

あの世でこの公演を見ている韓鶴洙先生はどう思うでしょうか?

確実に言えるのは、今の朝鮮学校を見て、先生は「安心して眠れない」ということです。

そういう疑問を抱く思考回路にさせない。

ひたすら、自分たちは差別されてる。

右翼は悪い奴。

政府は悪い奴。

そうだ!自分たちは被害者だ!!

自分たちは生まれながらの被害者だという怨念に満ちたアイデンティティを植え付ける。

それこそが、「朝鮮学校は洗脳教育をやっている」、と非難されるゆえんしょう。

よく金正日が拉致を認めたことで朝鮮総連に衝撃が走った!という言論を垂れ流す元総連活動家の人がいますが、拉致なんかより、在日二世でもある脱北者の姜哲煥(カン・チョルファン)がもたらした証言の方が100億倍は衝撃が大きかったでしょう。

なぜならこの韓鶴洙先生一家と同じ収容所に入っていたからです。その収容所で帰国在日がどのような扱いを受けていたかが書かれています。言葉にならない残酷な仕打ちを知れば、祖国愛など簡単に消し飛びます。(詳しくはこちら

こういうありえない事実を朝鮮学校の子供たちの目に触れさせないよう、徹底して情報操作しています。

例えば、ネトウヨ(=従北偽装右翼)アカウントを作って、ネット上でひたすら拉致やミサイルを猛プッシュし、排外主義全開の書き込みをさせ、それと結びつけて朝鮮学校を非難させる手法など、北朝鮮と朝鮮総連の基本中の基本のネット戦略でしょう。

拉致なら「日帝だって昔朝鮮人を強制連行という拉致をしたじゃないか!」と自分に言い訳できますし、ミサイルなら「自分たちには関係ない。そもそも日本にミサイル発射されたら一緒に殺されてしまうじゃないか!」と、この件で朝鮮学校を非難してくる右翼こそがおかしい、自分たちは差別されている!!と言い訳できるからです。

本来であれば、朝鮮学校を作った在日一世や、朝鮮学校の卒業生が北の収容所でどのように殺されたかを教え、いかに金日成と金正日に民族教育がぐちゃぐちゃにされたかを教え、二度と同じことを繰り返さないようにするにはどうすればいいか?ということを教えてこそ在日同胞のウリハッキョを名乗れるはずです。

しかし、そのような思考回路にはさせない。

この辺はさすが北朝鮮ですね。長年人間をモルモットにして思想改造をしてきただけあって、その手のやり口は天才的です。

『光射せ!第7号』から、韓鶴洙先生と家族ぐるみの付き合いをしていた、脱北者の李守一さんがもたらした証言を一部紹介します。

元大阪府教育会会長、元大阪朝鮮高校校長
韓鶴洙(ハン・ハクス)先生は拷問で殺された

〝スパイ〟を断固として認めないため殺して拇印を捺させた
脱北者 李守一

韓鶴洙先生一家と家族ぐるみのつきあい

韓鶴洙先生の日本(大阪・東京)での活躍は改めて語るまでもない。一九七〇年代までを大阪で過ごした総連活動家や在日同胞のなかで、先生を知らない人はほとんどいない。

一九七一年と記憶されるが、韓鶴洙先生は片道キップの教育者代表団の一員として北へ「帰国」することになる。

人望厚い先生とのお別れに総連活動家や同胞、教え子たちはもちろん、日本の政界と教育関係者たちが別れを惜しんでいたころ、出発の何日か前、私は両親とともに八戸ノ里(編集部注=大阪府東大阪市)の先生の自宅へ招かれた。

韓鶴洙先生の次男、韓星宇は私と二歳違いで、両親たちの付き合で知り合い、夏休みや冬休みの大半をわが家で実の兄弟のように過ごした。最初のころは星宇を一人っ子と思っていたが、じつは六〇年代初めに、まだ幼い長男と長女を「帰国」させていたことがわかった。韓鶴洙先生が「帰国」された翌年、一九七二年に韓星宇とオモニは後を追うように「帰国」していった。

しかしなぜか音信がなかった。韓鶴洙先生は忙しいにしろ、星宇は私にハガキ一枚でもよこすはずなのに……。

(中略)

一九七五年、私たち家族も「帰国」することになった。

(中略)

風の噂に聞こえてきたのは、一九七五年の暮れのことであったと思う。
韓鶴洙先生がスパイ容疑で取り調べを受けているとの事であった。これを聞いた父は「そんなバカな、容疑もくそもあるもんか! 本当の悪者を疑え!」。

父は耐え切れず新義州に行くといってきかない。周りに住む「帰国者」たちが止めてもきかない父に、誰かが「スパイ容疑(政治犯)は本人だけではなく、その家族まで山奥の収容所に送られる。いまあなたが行ったところでなんの弁護もできないし、逆にあなたと家族にまで被害がおよぶ。それでも後悔しないのなら行きなさい」と言うのであった。

北朝鮮ではなんの抵抗もできないことを教えてくれた。さすがの父もわが身は惜しくないが、自分の家族にまで被害を受けるとの一言で力なく座りこんでしまった。あのときの父の悔しがる姿が今も眼の前にうかぶ。

日本にいるときは総連と在日の権利のため、警察であれ役所であれ、大声を張りあげ在日の正当な主張を堂々と展開してきた父であるのに、自分の祖国と思いこんでいた北朝鮮で、友人の弁護も発言もできないばかりか、政治犯には法的手続きもできず、弁護も裁判もない矛盾に耐え切れなかったのだ。

『光射せ!第7号』 P130-132

「日本にいるときは在日の正当な主張を展開していた」
「自分の祖国では友人の弁護も発言もできない」

この辺が保守の仮面をかぶって左翼叩きをしているネトウヨ(=従北偽装右翼)の情熱の源泉でしょう。こういう事実を知っている人からしたら、今の左翼など本当にカス揃いですから。

「帰国事業はなぜ起きたか?」⇒「日本で差別があったから」

だいたい朝鮮学校の子供に寄生して差別ビジネスでお金儲けしている人たちはこういう妄言を吐きますね。

ありえないスーパー短絡思考です。

そもそも北朝鮮が日本の100倍帰国在日を差別して、収容所で拷問の末に虐殺したのが最大の問題だ、という発想にならない時点で思考回路に著しい欠陥があると言えます。北朝鮮がちゃんと帰国在日を幸せにしていれば、帰国事業だって美談になっているはずですからね。

その辺を指摘しているのが在日三世でもある浅川晃広名古屋大学講師が書いた『「在日」論の嘘―贖罪の呪縛を解く』でしょう。

姜尚中、朴一、辛淑玉、井筒和幸、このあたりの人を批判していますが、一貫して指摘しているのが「帰国在日への冷酷さ」ですね。

よく「日本人は在日の歴史」を知らない!と主張する方々がいますが、あなたがたの方が在日の歴史を知らないのでは?と言いたくなります。

もれなく金太一少年のことは知っていても、恩師韓鶴洙先生のことは知らないわけですからね。本当に残念な人たちです。

ちなみに残念な人たちというのは、人質もいないのに在日同胞のウリハッキョを北の暴君から取り返そうというしない人たちと、その周りに寄生する左翼日本人のことです。しょせんは朝鮮学校の子供に寄生して左翼ビジネスでお金儲けしたいだけの外道でしょう。

親族が向こうにいて今も人質ビジネスの被害を受けている在日の人たちは、恩師韓鶴洙先生のような人たちのことは身に染みて知っています。そういう人たちからしたら日本の左翼など本当に腹立たしい限りでしょう。もちろんだからと言って保守が素晴らしいとは言いません。

だいたい右翼と裏で繋がっているのが朝鮮総連です。しょせんどっちもヤクザ者ですから。

金さえもらえばなんでもやります。学校襲撃するなど余裕でやるでしょうね。

まぁ外道が誰かというと、厳密には朝鮮総連の幹部連中ですね。

朝鮮総連の良心を持った人達は、今の幹部連中についてこう言っています。

もう一五~六年も前に、金正日は家来どもに次のように怒鳴りました。

「何をぬかす。総連の銀行には莫大な預金があるじゃないか。それをみな持ってこさせよ」と。

これは驚く話ではありません。何故なら、金正日にすれば総連の財産も同胞も、これすべて自分の私有財産であり道具だからです。

許宗萬も「総連は主席さまの遺産だ」と言ってはばかりません。

すると金正日と正恩は、「親の遺産」を食いつぶすドラ息子でありバカ孫です。また、許宗萬はその忠実な手先です。許宗萬にすると、「御仁体の為なら何をいといましょう」の方程式しかありません。ですから彼の一挙一動は、すべて同胞と民族を裏切る犯罪行為のオンパレードとなるのです。

「あのゴロツキ者が!同胞の手で〝人民裁判〟にかけて葬らないでは、俺は死に切れない」と憤激していた一世先輩の言葉が耳から離れません。

『朝鮮総聯の改革と祖国統一・志向会 第8報』
『光射せ!第8号』に収録 P176

「あのゴロツキ者が!」
「同胞の手で人民裁判にかけなければ死にきれない」

そういうセリフを在日一世の先輩たちに言わしめるのが、今の朝鮮総連議長、許宗萬です。

そういうゴロツキが、朝鮮総連60周年大祭で挨拶して、朝鮮学校の子供動員して歌を歌わせているわけですね。

許宗萬が今まで何をやってきたかを知っている良心ある総連活動家たちからしたら、本当に腹立たしい限りでしょう。

いかにこの外道幹部たちがありえないか、韓鶴洙先生の最後を伝えてくれた脱北者李守一さんが書いています。

当時総連では「祖国で誰々が捕まった…」と噂になれば「それは 本人たちがまだ資本主義思想を取り除けないから教養のため捕まった」と言ったそうだ。その張本人が韓徳銖(ハン・ドクス、元朝鮮総連議長)である。

これは無念の犠牲者たちに対する一度でなく二度の死を強要することであり耐えられない侮辱であり人権の蹂躙である。

北朝鮮では金正日から金正恩に移り変わろうとする今日、自分の政権地盤を固めるために、また新たな粛清の血の雨が降り続いている。それも知らずに総連は盲目的に独裁者の言いなりになり、一世同胞たちが血と汗で築いた共同財産が独裁者に食い潰されたのをどうして黙認できよう!

問題は金正日のお墨付きで、同胞の共同財産を独裁者と自分の私利私欲のために食物にした許宗萬のような人間がのさばっていることにある。

(中略)

金日成は独裁国家の政治家らしくとてつもない嘘を平気で言う。

この教示に騙され、総連活動家たちは命にも代えられない息子や娘たちを人質に取らわれ、いまだに総連から足を抜くことができない人が大半である(あとでわかったことだが、この騙し文句に、在日帰国事業と子供たちを人質に取られた事件は、なんと韓徳銖の入れ知恵であった)。

『光射せ!第7号』 P134

「無念の犠牲者に対する一度でなく二度の死を強要することであり絶えられない侮辱であり人権の蹂躙」

これを何も知らない子供にやらせていることを分かっていない。

ソルマジ公演などその筆頭行事でしょう。

それが朝鮮学校の最大の問題であり、そういう疑問を抱かせないことこそが洗脳教育をやっていることの証左だと言えます。

「子供たちを人質に取られた事件は、なんと韓徳銖の入れ知恵」

という指摘も無視できない点でしょう。現総連議長の許宗萬も外道レベルは同じです。

『許宗萬・悪逆列伝』という本でも書いてやりたいところです。

やってきたことを知れば知るほど、怒りに震えます。

許宗萬がこの日本で五体満足でのうのうと生きていられることに驚くレベルです。在日朝鮮人の寛大さは天使レベルだな、と感動すること請け合いです。

その後、奇跡的に韓鶴洙先生の子供たちが収容所を出ることができ、長男が奇跡的にことの真相を知ることができ、韓鶴洙先生の名誉回復を成し遂げることができます。それも長男が「万景台革命学院」を卒業していたから可能だったことです。

ほとんどの帰国在日は意味もなく殺されました。

その無念を知る脱北者の李守一さんはこう結んでいます。

ここに掲載されている内容は 当事者韓星民、韓星宇から直接聞いた話である。

クライマックスのいわゆる名誉回復は、韓星民が万景台学院卒業生であったがゆえに可能となったのであり、ほかの人には想像もできないことである。

金正日から金正恩の時代に変わろうとする現在、新たな粛清の血の雨が降っているのが現状である。なんの罪があって北朝鮮国民は六十六年ものあいだ三代にわたって独裁下にあえがなくてはならないのだろうか?貧困な生活状況、国民を餓死させても平気で国のトップだと主張する独裁者をこれ以上許せない。

朝鮮総連は独裁国家に盲従するのではなく、北朝鮮民主化のため立ち上がるべきである。それでこそ民族のため、北にいる家族のために役立つ本当の姿だ。

この手記を読まれた方のうち、現役の総連幹部たちもおられると思います。そのなかには使命感をもってこの手記を本国に送ろうとする人に告げたい。あなたのしようとすることは祖国のためでも民族のためでもなく、独裁者の手先になり妄従しているにすぎない。

この手記が本国にとどけば言うまでもなく迫害を受ける韓星民、韓星守たちの事を他人事にしか思えないのであればとめないが、その時は、良心と道徳をもつ人間としてではなく、人間の皮をかぶった獣(けだもの)として送るが良い。

二〇一一年五月二十日  脱北者 李守一

「朝鮮総連は北朝鮮の民主化のために立ち上がるべき」
「この手記を本国に報告する総連幹部は人間の皮をかぶった獣」

これを真摯に受け止められないのが朝鮮総連の最悪なところですし、こういう朝鮮学校の先輩たちの声を徹底して教えようとしないのが朝鮮学校の洗脳教育の真髄と言えるでしょう。

在日二世でもある脱北者の高政美さんは、朝鮮総連に対して訴訟を起こしました。その時、ノイローゼになるまで脅迫電話を受けました。

さすが人間の皮をけぶった獣です。

脱北と訴訟の過程で、高政美代表の親族も、北で全員根絶やしにされました。もちろん収容所での拷問とセットです。ご本人も脱北を一度失敗し、半死体になるまで拷問を受けました。その後遺症で今も苦しんでいます。

そういう人に平気で脅迫電話をしてノイローゼになるまで追い詰める。

こんな外道見たことない。

朝鮮学校に通う子供たちの未来を、そんな外道に預けて良いはずがないでしょう。

なぜ朝鮮学校を支援する人達は、その鎖を断ち切るべく行動しないのか?

まぁ結局は金です。左翼ビジネスで食っていけなくなりますから。

だいたいネトウヨがソルマジ公演をバンバン広めてない時点で、誰がネトウヨの仮面をかぶって差別作りだしているか分かるというものです。匿名のネットなんて好き勝手書けますからね。

ネトウヨさんたちにソルマジ公演をお知らせしましたが、誰も拡散しようとしません。笑ってしまいそうになりました。

右翼がいてこそ、現在の朝鮮学校の「親北人士養成教育」が維持できていると言えます。敵を作り、そちらに目を向けさせ、本当に大事なことに気づかせないようにしているわけです。この辺の手腕は実に見事ですね。

「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」には、こういう帰国在日の無念の声が積みあがっています。

朝鮮学校を作った在日一世の子孫や、朝鮮学校の卒業生でもある脱北者の定着支援を長年やってきたのもこの「守る会」です。民団もそれにずーっと協力してくれています。

本来であれば、朝鮮総連がやっていなければいけない活動のはずです。

まさに朝鮮総連の尻拭いを長年やってきた団体と言えるでしょう。

強奪された在日同胞のウリハッキョを取り返す活動も、帰国在日9万3千人からのあの世からの声だと言えます。

ちなみに朝鮮学校側は、名指しでこの団体を非難してきます。本当にありえない連中です。

また、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」という団体は、当初は脱北者支援を中心に活動していましたが、二〇一〇年以降「朝鮮学校バッシング」に力を注ぐようになりました。高校無償化からの朝鮮学校除外、さらには地方自治体による朝鮮学校補助金のカットを求め、東京、大阪、神奈川、千葉、埼玉、広島などの都府県で現実化しています。

二〇一二年末の総選挙の結果、自民党・公明党による第二次安倍晋三政権が登場すると、早速、「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外を断行しました。

「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」「朝鮮人首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」などのヘイトスピーチが、東京・新大久保や大阪・鶴橋などの街頭で吹き荒れるようになったのも同じ頃です。それらは主に「在日特権を許さない市民の会(在特会)」という団体によるものです。

朝鮮学校物語  あなたのとなりの「もうひとつの学校」』 P32

この辺の印象操作が本当に最悪です。

「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」は学校バッシングをやりだした。
安倍は無償化に反対した。
その後にすぐ在特会を持ち出してきます。

まるで在特会やヘイトスピーチは「守る会」や「安倍」のせいだ、と言わんばかりです。

こいつらはこういう印象操作を平気でやります。それもかわいい子供を表紙に使った本でこういう外道なことをやってくるわけです。おかげさまで「守る会」はヘイト団体だというデマが流通してますよ。いいようにやってくれますよね。本当にいまいましい。

そもそも「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」は1993年に設立された団体ですが、朝鮮総連が主導して北送した在日同胞9万3千人のためにコツコツ活動してきた団体です。それこそクサレ朝鮮総連の尻ぬぐいをしている団体です。

1995年に姜哲煥(カン・チョルファン)と安赫(アン・ヒョク)両氏を迎えて、日本で最初の講演会を企画した団体でもあります。

感動の坩堝の八日間_表紙

 

この『感動と坩堝の八日間』から、曺幸(チョヘン)さんという在日の方の声を紹介しましょう。

曺幸(チョヘン)さんのあいさつ

感動と坩堝の八日間_チョヘンさん

この運動を始めて、こんなに大勢の方々が集まって下さったのは、今回が初めてです。私がこの運動に身を投じたのは、両親が亡くなって行く中で、向こうに渡った子供、孫が血の涙を流して死んで行く姿を見て、残った自分が本当にやらなくてはならないと二年考えて、やるからには実名を出してやろうと始めました。そして実名で一昨年始めた時には、生きているのだと、きっと生きて見つけられるのだと信じてやって来たのですが、残念ながら五月にアムネスティーの方から、子供三人、兄嫁さん、兄、皆銃殺されたという連絡が入りました。

絶望のあまり、一箇月余り床につきっぱなしでした。でも、これではいけない、私の民族はこれで終わりにしてはいけないんだと、世界にこの恥を残してはいけない。それには日本の皆様、ジャーナリスト、在日同胞、一致団結して、今こそ一つになって人間愛を盛り上げなれればいけない。私は兄の真相究明を命ある限り、絶対にやっていこうと思います。

どうぞ今回いらした皆様、彼らは今、愛する私の息子です。彼ら二人の苦しい苦しい経験を通じて、私の家族や帰国者十万の家族が今どうなっているのか、その真実を聞いて欲しいと思います。 1962年2月、寒い新潟港から旅立つ時に、兄さんが母に『おかあさ一ん』という絶叫を残し、父は(兄を北へ)渡したくなくて西の空を涙を浮かべ見つめていました。私は母を支えているのがやっとでした。それから長い年月、兄さんに会える事、秀子さんに会える事、子供達三人に会える事。どんなにどんなに、夢見て生きて来たか知りません。

どうか皆さん今日この日を境に、生命と人権がどれ程大切なのか、人間の自由がどんなに大事なのか、政治とか国とか差別とか、そういうものを乗り越えた総ての人々の、平和の為にお力を貸して下さい。そして二人の話を聞いて下さい。

愛する私の、亡くなった兄の子供達の身代わりに、あの国から来てくれたのです。二人の息子の為に、こんなにたくさん集まって頂き有り難うございます。真相究明の為にも、彼らの真実の声を聞いてあげて下さい。

『感動と坩堝の八日間』 P5-6

「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」というのはこういう団体です。こういう団体を裏でヘイト団体だとレッテル張りしてきます。自分たちがやってきたありえない悪行の数々の尻拭いをしてきた団体に対して、こういうことを平気でできる神経が理解できません。

曺幸さんは、姜哲煥と安赫両氏を息子だと言っています。銃殺された死んだ兄の子どもたちのかわりに来てくれたのだと言っています。特に姜哲煥さんは、在日同胞が北の独裁者にどういう目にあわされたか多くの証言をもたらしてくれました。本人がそもそも在日二世ですから、在日同胞の苦痛に満ちた遺言をたくさん受け継いで、日本の在日へとその遺言を渡してくれたのです。

姜哲煥と安赫が脱北に成功した時期、在日社会に衝撃が走りました。なにせありえないほど残酷に在日同胞が虐殺された証言がもたらされたからです。韓国で出版された本を読んでみんな衝撃を受けたと言っています。金正日が拉致を認めた時の衝撃など、これに比べたらミジンコレベルでしょう。

ちょうどこの時期に起きているのが「チマチョゴリ切り裂き事件」です。まぁWikiなのでなんとも言えませが、金武義というフリーライターが独自に調べて「総連の政治的キャンペーンではないか?」と疑問を呈していることが気になるところです。

そもそも「チマチョゴリ切り裂き事件」で、怪我をした女子生徒が一人もいない時点でかなり怪しいでしょう。女子生徒を傷つけることなく、キレイに服だけ切るなんて神業ができるものでしょうか?もし傷つけられていたら病院で包帯を巻いた女子生徒の写真がこれでもかと使われているはずですしょうしね。ちなみにこの事件も「阪神教育闘争」と同じでバッチリ神格化されています。

すでに死去されているのですが、金武義さんのWikiページに「大阪経済法科大学の呉清達・副学長(当時。なお同大学には複数の副学長がいる)を調査中に、自室アパートで死去、数日後に発見された。」とあるのが気になるところですね。ものすごく怪しいですよね。

まぁそうはいってもことの真偽は闇の中です。水掛け論にしかならないでしょうね。

ただこういう事件を起こして、知られたくないことに目を向けさせないのは朝鮮総連の鉄板のやり口と言えます。

それにしても、本当に人間のクズっているんだな、と愕然とさせられます。

何十年にもわたり、北の暴君に強奪された民族教育を取り返そうとした人たちを弾圧し、そういう声をことごとく圧殺してきたのが朝鮮総連と北朝鮮労働党です。

朝鮮学校の歴史など、そういう人たちの屍が積みあがった歴史と言えるえしょう。こういう無念の声は徹底的に歴史の闇に葬ろうとしてきます。北朝鮮の強制収容所で残酷に殺された人たちの声を消し去ろうとする北のやり口そのままです。本当に腹立たしい限りです。

朝鮮学校の復活を望む、朝鮮総連の良心の声もあります。

私たちの手にほんとうの民族教育を取り戻そう!

もし、総聯中央が心ある先輩たちの提言を真摯に受け止め、改善・改革に取り組んでいたならば、今日のような事態にはならなかったことでしょう。

今まで出されてきた、民族教育の改善を要求する声は、総じて、ウリ学校から金日成・金正日崇拝のための教育を廃止し、真の民族教育を取り戻したいとするものでした。しかし、総聯中央はこれらの要望に対し聞く耳を持ちませんでした。多くの先輩諸氏は、「なんでもないさ、ウリ教育が変質したんだよ。学校の教室から乙支文徳将軍や李舜臣将軍の肖像画がなくなり(一九六〇年代後半)、組織内で金日成の唯一思想体系の確立が狂ったように叫ばれたころから、民族教育は事実上消滅したのだ」と言うのです。

いや、在日同胞の民族教育を金日成親子にかっぱらわれたと言うべきです。

このようにして、同胞子弟の民族教育は金日成親子に対する崇拝教育、すなわち北朝鮮の国民教育になりさがり、表の顔とは別に、その裏では金親子への忠誠心教育を推し進めてきました。

(中略)

私たちの未来が、民族の言葉と文字、文化を思いっきり学び明るい希望が持てるようにするため、金親子にひったくられ、政治の道具に利用された民族教育を、みんなの手に取り戻そうではありませんか!

『朝鮮総聯の改革と民族統一・志向会 第五報』より一部引用
『光射せ!第8号』に収録 P166-167

こういった声は、「怪文書」の名のもとに踏みにじられ、闇に葬られてしまいます。

在日同胞の学校が存続するか消滅するか、今その分かれ道に来ているのではないでしょうか?教育内容を是正し堂々と無償化を勝ち取ることこそが、民族の誇りを守り、朝鮮学校を次世代に残す唯一の道ではないかと私は思います。

そのための第一歩は、朝鮮学校のために尽力した在日一世と、朝鮮学校の先輩たちが北朝鮮でいかにありえない殺され方をしたか、それを知ることが第一歩でしょう。

 

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