恩師「韓鶴洙先生」のことを忘却させ、阪神教育闘争は代を継いで神格化

もう一五~六年も前に、金正日は家来どもに次のように怒鳴りました。

「何をぬかす。総連の銀行には莫大な預金があるじゃないか。それをみな持ってこさせよ」と。

これは驚く話ではありません。何故なら、金正日にすれば総連の財産も同胞も、これすべて自分の私有財産であり道具だからです。

許宗萬も「総連は主席さまの遺産だ」と言ってはばかりません。

すると金正日と正恩は、「親の遺産」を食いつぶすドラ息子でありバカ孫です。また、許宗萬はその忠実な手先です。許宗萬にすると、「御仁体の為なら何をいといましょう」の方程式しかありません。ですから彼の一挙一動は、すべて同胞と民族を裏切る犯罪行為のオンパレードとなるのです。

「あのゴロツキ者が!同胞の手で〝人民裁判〟にかけて葬らないでは、俺は死に切れない」と憤激していた一世先輩の言葉が耳から離れません。

『朝鮮総聯の改革と祖国統一・志向会 第8報』
『光射せ!第8号』に収録 P176

「あのゴロツキ者が!」
「同胞の手で人民裁判にかけなければ死にきれない」

そういうセリフを在日一世の先輩たちに言わしめるのが、今の朝鮮総連議長、許宗萬です。

そういうゴロツキが、朝鮮総連60周年大祭で挨拶して、朝鮮学校の子供動員して歌を歌わせているわけですね。

許宗萬が今まで何をやってきたかを知っている良心ある総連活動家たちからしたら、本当に腹立たしい限りでしょう。

いかにこの外道幹部たちがありえないか、韓鶴洙先生の最後を伝えてくれた脱北者李守一さんが書いています。

当時総連では「祖国で誰々が捕まった…」と噂になれば「それは 本人たちがまだ資本主義思想を取り除けないから教養のため捕まった」と言ったそうだ。その張本人が韓徳銖(ハン・ドクス、元朝鮮総連議長)である。

これは無念の犠牲者たちに対する一度でなく二度の死を強要することであり耐えられない侮辱であり人権の蹂躙である。

北朝鮮では金正日から金正恩に移り変わろうとする今日、自分の政権地盤を固めるために、また新たな粛清の血の雨が降り続いている。それも知らずに総連は盲目的に独裁者の言いなりになり、一世同胞たちが血と汗で築いた共同財産が独裁者に食い潰されたのをどうして黙認できよう!

問題は金正日のお墨付きで、同胞の共同財産を独裁者と自分の私利私欲のために食物にした許宗萬のような人間がのさばっていることにある。

(中略)

金日成は独裁国家の政治家らしくとてつもない嘘を平気で言う。

この教示に騙され、総連活動家たちは命にも代えられない息子や娘たちを人質に取らわれ、いまだに総連から足を抜くことができない人が大半である(あとでわかったことだが、この騙し文句に、在日帰国事業と子供たちを人質に取られた事件は、なんと韓徳銖の入れ知恵であった)。

『光射せ!第7号』 P134

「無念の犠牲者に対する一度でなく二度の死を強要することであり絶えられない侮辱であり人権の蹂躙」

これを何も知らない子供にやらせていることを分かっていない。

ソルマジ公演などその筆頭行事でしょう。

それが朝鮮学校の最大の問題であり、そういう疑問を抱かせないことこそが洗脳教育をやっていることの証左だと言えます。

「子供たちを人質に取られた事件は、なんと韓徳銖の入れ知恵」

という指摘も無視できない点でしょう。現総連議長の許宗萬も外道レベルは同じです。

『許宗萬・悪逆列伝』という本でも書いてやりたいところです。

やってきたことを知れば知るほど、怒りに震えます。

許宗萬がこの日本で五体満足でのうのうと生きていられることに驚くレベルです。在日朝鮮人の寛大さは天使レベルだな、と感動すること請け合いです。

その後、奇跡的に韓鶴洙先生の子供たちが収容所を出ることができ、長男が奇跡的にことの真相を知ることができ、韓鶴洙先生の名誉回復を成し遂げることができます。それも長男が「万景台革命学院」を卒業していたから可能だったことです。

ほとんどの帰国在日は意味もなく殺されました。

その無念を知る脱北者の李守一さんはこう結んでいます。

(次ページに続く)

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