在日の子孫に対するあくなき歴史洗脳プロセスが北朝鮮と朝鮮総連のライフワークです。
神格化対象になっている「大村収容所」について、指摘しておきたいと思います。
密入国者を収容していた長崎の大村収容所ですが、2万円と身元保証人がいればあっさり出られたようです。
生きて出られないと言われる北朝鮮の政治犯収容所に比べたらゆるゆるですね。
韓国動乱(朝鮮戦争)を生き抜き、脱北して日本にやってきた朴甲東氏の著書から引用します。
近くの喫茶店へ入ると、すっかり中年男になっていた山田は名刺を差し出した。
「おれは肺が悪かったせいで戦争に行かずにすんだんだ。終戦後、新橋に貿易会社を興して、いまはそこそこの会社に成長した」
甲東が卒業後の身の上をかいつまんで話すと、山田は信じられないという表情で聞いていた。
「まさに波瀾万丈の半生だな。でも、密入国なんか気にすることはない。
韓国から毎月何百人と密入国者がやってきて、捕まっては長崎の大村収容所に送られているが、最近は二万円の罰金を払ってしかるべき保証人を立てれば、日本での居住が許可されるんだ。
同級の河合信義君が弁護士をやっている。朴には学生時代、さんざん世話になったから、日本の居住許可証を取ることくらいはおれたちがやってやるよ」
甲東は旧友に頭を下げた。
『北朝鮮を継ぐ男―革命家・の80年の軌跡』 P283
この大村収容所を悪魔化しようとこれまた歴史捏造をあちこちで開始していますが、2万円と保証人がいれば日本に居住できる収容所をどうやって悪魔化するのか教えてほしいものです。
在日本韓国YMCAのサイトに『挽地康彦(社会学、移民研究) 「大村収容所の社会史」』というのがありましたが、ベトナム戦争時の「インドシナ難民」と比較して、定住支援がなかったことと比較したりしてますね。
王道のやり口です。
現代の価値観を過去に適用して断罪する、というやつですね。左翼がよくやる手法です。
昔の蛮族時代のできごとに、現代人のモラルを適用して過去を断罪する野蛮な行為はやめてほしいものです。
だいたい戦後復興もまだできていない時期の密入国者の管理と、高度経済成長期で余裕がある時期の難民の扱いが一緒なわけがない。
さらに言えば2万円払って保証人たてれば日本に居住できたわけです。もちろん最初のころは劣悪な環境で収容されていたかもしれませんが、それでも北朝鮮の強制収容所に比べたら天国です。
この大村収容所、朝鮮学校の歴史教科書ではこう書いてますね。
(『現代朝鮮歴史高級2 日本語訳』 P38)
子供が悲し気に立つ写真を使って、「在日同胞を弾圧した!」という神格化作業をやってますね。
北朝鮮の政治犯収容所にいる人たちをここに移したら、「ここは天国か!」と大喜びすると思いますよ。なにせ布団がありますから。
ありえないくらいの残虐な方法で、朝鮮人を虐殺してきた相手を「敬愛する将軍様」と呼ばせて、2万円と保証人がいればサクッと出れる大村収容所を在日弾圧の象徴のように書いています。
こういうのをすると、真実を知った時に子供たちがガッカリするんですよね。そして、民族の誇りを持てなくなる。
朝総連訪韓墓参団事業に参加した総連の人が書いていましたが、朝鮮学校の教育は「民族虚無主義」に陥らせる教育だそうです。
その通りでしょう。
北送された在日同胞数万人を虐殺し、苦難の行軍で朝鮮人を数百万人餓死させ、史上最悪な植民地支配をやっている北の暴君を愛するように教えているわけですから。
そんなことを信じないという言い訳を垂れ流す輩が多いですが、信じないことを延々と勉強させられる子供はたまったもんじゃないでしょう。
そりゃ朝鮮学校に通う子供も減っていくに決まっています。
朝鮮学校支援者は、せっかく高校無償化というチャンスが巡ってきたわけですから、このチャンスをいかして、朝鮮学校を北の暴君から取り返すべきでしょう。
それができなければ、朝鮮学校に未来はないですし、存続することも困難です。朝鮮学校の存続を願う人たちはそのことに気づいてほしいと思います。
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