大阪府庁記者クラブ会見 記者からの質疑応答 元朝鮮学校教員 梁永厚先生

2015/11/26に大阪府庁記者クラブで朝鮮学校の問題点を発表しました。

梁永厚(ヤン・ヨンフ)先生に対する記者からの質疑応答が、朝鮮学校問題の本質をついていたのでその時の動画を紹介します。

(※動画上の席順で、左から脱北者の高政美さん、梁永厚先生、蒲生、脱北者の榊原洋子さん)

質疑応答の要約はこれ。

 

  • マスコミが朝鮮学校に行っても表の顔しかみせない
  • 朝鮮学校の教育方針は変わっておらず、北の教育体系の一部に組み込まれている
  • 裏の顔は隠し、きれいな表の顔だけマスコミに公開している
  • 朝鮮学校はそのように二重帳簿的に運営されている
  • 二重帳簿的な運営をやめるべき
  • 朝大の先生が書いた本などがあるが、ICT教育もやっています、地域住民ともうまくやっています、と良いことばかりが書いてある
  • それを見た日本人は、朝鮮学校を非難するのは良くないと思ってしまう
  • 朝鮮総連は、民族教育についてずーっと後ろの後ろ、後方から支援程度で十分
  • 各地方の学校法人は弾圧から守るために合法化しているだけ
  • 実質は中央教育委員会からの上意下達
  • 学校の整理統合で得た金を北へ送ような真似をザラにやっている
  • 朝鮮学校の跡地を使って土地ころがしのような真似もしている
  • どれだけ教育のための資金が学校に使われずに北のために浪費されたか、そういうことをザラにやっている

さすがに内部からの告発には重みがあります。

信じがたいのは朝鮮学校を擁護している人たちほど、こういう梁永厚先生のような人の必死の訴えを無視する点でしょう。

記者クラブでの発表の前日に講演会がありましたが、こういう話をすると元教え子から電話がかかってきて、そんなことを言うはやめてくれと言われるそうです。そういうのが本当に辛いとおっしゃっていました。

人の情を平気で利用して圧力をかけてくるやり口が本当にありえません。

墓参団事業で韓国に墓参りに行こうとする総連活動家に、朝鮮学校に通う実の子供を使って圧力をかけさせたり、北送された在日同胞の実態を告発した関貴星氏に対して娘を使って圧力をかけたやり口とまったく一緒です。

大病を患って杖つきながらやっと歩けるような状態なのですが、老骨にムチうってでもこういう活動を続けている動機はこれでしょう。

「北を信じて帰った教え子のうち、亡くなったとか、行方不明になったという消息を聞くたびに、残っている教え子が気がかりになる。とりわけ荒れていた生徒は、帰国後真っ先に収容所送りになったのではないか、と後ろ髪を引かれる」。

さらに「北」における「帰国者」への人権抑圧や近年の食糧難に即すと、「ともかく生きていてほしい、という祈りの心になる」と梁先生は言う。

(中略)

在日の戦後50年を考える上で、「帰国運動」は、当時、韓国政府と民団が「北の労働力を補強する北送運動だ」と反対をした。今日からすると的を射た見方であった。

しかし、当時の梁先生は「地上の楽園」説に立って、教え子たちを北へ送ってしまった。今は悔いても悔いたらない思いで胸が痛む。

身内も「帰国」しているが、悔いるだけではなく何かをしなければと、80年代に入り、金日成批判を始めた。

それで今では教え子や身内とも連絡は途絶えている。

「帰国」者問題は今、人道と人権の問題である。いわば「北」に「人質」をとられているので、「帰国」者問題を取り上げることをためらっている人が多い。

でも黙っていては事態は明るくならない。

総連内部の良心的幹部も立ち上がってくれることを願いながら、総連に対し

「本国とコンタクトを取り、帰国者の消息を開示せよ」
「特権幹部の子女だけではなく、帰国者の日本への自由往来の実現を図れ」
「人道的援助、親族対面の自由な北訪問を認めよ」

など提起する。民団にも「帰国」者の人権擁護と人道支援を訴えたいと、梁先生は結んだ。

北韓の国家的犯罪を斬る<26> 朝鮮学校元教員の梁永厚さんに聞く…(下)

 

だいたい朝鮮学校への告発を続けている元教員の人たちの多くは、帰国事業で教え子を送り、その後音信不通になったことに対する原罪に向き合っている人たちが多いです。

北朝鮮帰国事業の研究をしている、アドリアン・カルボネ教授の講演会を「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」が主催し、それに参加したとき、ちょうど前の席に梁永厚先生が座っていました。

最後の質疑応答の時に、梁永厚先生がカルボネ教授に質問していたのですが、話している最中に「バキバキッ」という音が聞こえて、何かと思ったら梁永厚先生がペットボトルを握りつぶさんばかりに握る音でした。

北へ渡った教え子や、親類、友人知人のことを思い出したのでしょう。

ヨボヨボのおじいさんが、震えながらペットボトルを潰さんばかりに握りしめる。

そういうのを見ると本当に辛くなります。

普通、そういう実態を知れば、自分も何かしようと思うのが人としての良心でしょう。

こういう点を無視して、嫌なら帰ってくださいとか言える連中が本当に信じがたい。

いくら説得しても聞く耳をもたない相手に、北の実態を知っている脱北者が怒って「そんなに北朝鮮が好きなら帰れ!」とイライラが臨界点に達して言うならまだしも、自慰史観で気持ち良くなるしか能がない愛国馬鹿がそう言っているのを見ると、本当にいまいましいです。

特に、外患誘致罪だの、在日特権だの言うわりに、朝鮮学校のソルマジ公演をスルーし、金剛山歌劇団の人民俳優が平壌で将軍様への忠誠の歌を歌っていることもスルーし、在日青年同盟の代表団が金正恩と記念写真を撮って代表者が泣きださんばかりに金正恩と抱き合っていることをスルーするような、従北偽装保守が許せないですね。

在特会はじめ、右翼の総元締めは朝鮮総連でしょう。どちらもヤクザ者ですから。金さえもらえればなんでもやります。排外デモくらい軽いもんでしょう。

嫌韓+愛国を語るアカウントはほぼ北の工作員アカウントと思った方が無難です。

そもそも嫌韓の元祖は朝鮮総連ですしね。

まもともなリベラルや保守は、こういう連中に踊らされないよう気をつけてほしいです。

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